ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。101話~102話までのストーリーについてまとめています。
前回エリーゼは風邪をひいたものの、リンデン王子と2人きりで過ごすことができました。
そして101話からは凱旋式がスタート。エリーゼも参加しますが、今回はどんな出来事が待ち受けているのでしょうか?
感想と一緒にネタバレを見ていきましょう!
外科医エリーゼ101話のネタバレ
凱旋式について噂する人々
その日、ロンドでは凱旋式(がいせんしき)が行われるため、広場には国民が集まっていました。
待ちゆく人々は今回の戦勲者について、1番の功労者は総司令官・リンデン王子と副総司令官・マッカイル元帥。次にエリーゼだろうと話していました。
その会話をこっそり聞いていたのが、貴族派のメルキト伯爵。
ミハイルの名前が出てこない上にリンデン王子の支持率が上がったため、爪を噛んで悔しそうな表情をします。
凱旋式がスタート
鐘がゴーンと鳴り、同時にラッパの音が響きました。
いよいよ凱旋式のスタートです。
会場にはもちろんクロレンス家も来ていて、エリーゼは父親と並び立っています。
父親・エルはエリーゼの顔を見ながら、これまでの出来事を思い出していました。
まだ子供だと思っていたエリーゼが戦争に参加し、さらに皇室十字勲章(永遠に語り継がれる名誉な勲章)を受勲するなど思ってもいなかったのです。
もし過去に戻れるなら、もちろんエリーゼの参戦を止めますが…
家門の栄光になる勲章を得たことに、しみじみと思いを馳せます。
父親は褒賞式に参加するため移動し、エリーゼは広場に残ります。
エリーゼは待ちゆく人々を見ながら、この広場で処刑された時のことを思い出していました。
すると、後ろからエリーゼを呼ぶ声がします。
振り向くと、そこにいたのはリンデン王子。微笑みながらエリーゼの体調を気遣ってくれます。
そんな彼を見て、エリーゼは憂いを吹っ切ります。
このまま皇后になったとしても、処刑されたのは過去のこと。きっと今回の人生では、違う未来になるだろうと思ったのです。
エリーゼが与えられた勲章
凱旋式の後、広場では皇帝陛下による「戦勲者の発表」が行われます。
戦功序列が低い兵士から順番に発表され、その度に国民から歓声があがります。戦勲者の中には、エリーゼの兄・レンもいました。
そして戦功序列4位・ミハイルの名前が呼ばれます。
皇帝はミハイルの栄誉を称えると同時に「元気にしているか。今度一緒にお茶でも飲もう」と労いの言葉をかけて微笑みました。
そして次に呼ばれたのは、戦功序列3位・エリーゼ。
今回の戦争では、エリーゼが医務司令官を務めたことで医療改革が進められ、さらには伝染病の遮断にも成功しました。
改革と治療により大勢の兵が救われたため、エリーゼは皇室十字勲章だけでなく子爵の位と封土を与えられることに。
広場では国民が「皇太子気妃万歳」と大歓声をあげます。
その様子を見たエリーゼは笑顔を浮かべ、これからも頑張ろうと心に誓うのでした。
リンデン王子とエリーゼを祝福する国民
戦勲者が発表された後、リンデン王子とエリーゼは馬車に乗ってロンド大広場に向かいます。
仲睦まじい様子を見た国民は「皇太子・皇太子妃万歳」「とてもお似合いです」と再度歓声を上げました。
お似合いですと言われ、少し照れるエリーゼ。
ちらりとリンデン王子の顔を伺えば、彼はいつも通りの無表情。
しかし、右手でしっかりとエリーゼの手を握ってくれました。
外科医エリーゼ102話のネタバレ
国民の前で、ついに…
手を取りあって並び立つ2人。
いつだってリンデン王子は、エリーゼのことを考えて行動してくれました。
その事実がどうしようもなく嬉しくて、エリーゼは幸せそうに笑いながら「愛しています」と彼に伝えます。
突然の告白に、目を丸くするリンデン王子。
そしてエリーゼの言葉が事実だとわかると、公衆の面前で彼女の唇にキスをしました。
周囲にいた国民からは、再び大歓声。
今更ながら照れる2人。
リンデン王子は「もう一度するか」と提案するものの、エリーゼは顔を真っ赤にして拒否しました。
ミハイルの剣術稽古
凱旋式の後、花が芽吹く時期になりました。
その頃、ミハイルは真剣を使って部下と稽古をしていたのですが…
ミハイルの表情はぼーっとしていて、彼らしくない様子。というのも、支持率のことやエリーゼのことが気になって集中できずにいたのです。
支持率をあげるため、貴族派からは「エリーゼを手に入れろ」と言われており、ミハイル自身も彼女に好意を抱いていますが…
エリーゼの思い人は、兄であるリンデン王子。
それが事実であり、ミハイルが2人の間に入ることなどできません。
この時ミハイルの脳裏には、凱旋式のとき2人がキスをした光景が浮かび上がっていました。
そして、ミハイルが耐えるように目をつぶった時。
訓練場に部下の叫び声が響き渡りました。
ミハイルは考え事をしていたせいで、眼前まで剣が迫っているのに気付かなかったのです。
素手で真剣を受け止めたため重症にはならなかったものの、右手は血まみれになってしまいます。
対戦相手の部下は慌てますが、ミハイルは笑顔を浮かべたままで訓練の終了を告げます。
そしてエリーゼに治療をしてもらうため、皇室十字病院へと向かいました。
・・・
皇室十字病院に行くと、エリーゼはあんぐりと口を開けて絶句します。
血まみれの右手を見て、なぜこんな深い傷ができたのかと心配しますが…
慌てる彼女をよそに、ミハイルは久しぶりの再会を喜んでいました。
しかし、その直後。
エリーゼの言葉を聞いて、ミハイルは真っ青になります。
傷が深すぎるため、縫わなければならないと言われたのです。
先ほどまでの余裕はどこへ行ったのか、ミハイルは嫌だ嫌だと騒ぎますが…
エリーゼに腕を掴まれ、そのまま治療室へと連行されてしまいました。