ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。99話~100話までのストーリーについてまとめています。
前回、エリーゼとリンデン王子は初めてキスをしました。お互いの気持ちを知り、2人はようやく恋人らしくなってきましたね。
その一方で、チャイルド家では不穏な会議が行われていました。
その会議では、リンデン王子が皇帝になるとミハイルや母親が処分されるそうですが…
いったい、過去に何があったのでしょうか?感想と一緒にネタバレを見ていきましょう!
外科医エリーゼ99話のネタバレ
王子の悲しい過去
リンデン王子には、母親と姉がいました。
母親はレベッカ皇后。姉はイブリン。
2人とも王子と同じ黒髪で、顔立ちもよく似ていました。皇帝はレベッカ皇后をとても愛しており、自分の命よりも大切にしていましたが…
レベッカ皇后は平民出身だったため、貴族からの反発が多く上がっていました。中には「皇后を廃位にするべきだ」という声もあったほどです。
そしてある時『血塔の悲劇』が起こります。
レベッカ皇后とイブリンは侮辱的な濡れ衣を着せられ、百願の宮に幽閉されたのです。
何者かによって証拠が偽造され、彼女は濡れ衣を晴らすことができませんでした。
もちろん、誰もがレベッカ皇后の無実を知っていました。皇帝も、彼女がそんな事をするはずはないと思っています。
しかし当時、皇帝は即位したばかりで非力だったため、レベッカ皇后を守り切れなかったのです。
そして、長い幽閉生活により疲れ果てたレベッカ皇后はーーー娘・イブリンを抱きしめたまま”飛び降り自殺”をします。
さらに、リンデン王子は2人が塔から飛び降りるシーンを目撃してしまいました。
この事件がトラウマになり、以来、リンデン王子は笑わない子供になったのです。
父親である陛下もまた、皇后が自殺したことにより幸せを感じなくなりました。
『血塔の悲劇』の黒幕はチャイルド家
レベッカが皇后になるとき、とりわけ反発の強い貴族がいました。
それは第一皇妃マリエン(ミハイルの母親)を支持するチャイルド派。
ミハイルによると『血塔の悲劇』の首謀者は次の2人だったそうです。
- 第一皇妃マリエン(チャイルド家出身)
- アムセル侯爵(チャイルド家門の当主)
この2人は、ミハイルの母親と叔父にあたります。
だからチャイルド派の貴族たちは「リンデン王子が皇帝になれば、我々に復讐するだろう」と怯えているのです。
特に、マリエンとアムセル侯爵は死刑にされる可能性さえあります。
しかしミハイルにとって、母親も叔父も大事な家族です。黙って死なせるワケにはいきません。
兄の復讐が正しいとわかっていても、ミハイルは戦うことを選びます。
しかし、結論は出せず会議は終了。
今後、みんなで解決策を考えていくことになります。
- マリエン:第一皇妃。ミハイルの母親
- アムセル侯爵:チャイルド家門の当主。ミハイルの叔父
会議の後、ミハイルは…
チャイルド家での対策会議が終わった後、ミハイルは中年の貴族に「変な考えは起こすなよ」と釘を刺します。
というのも、この中年貴族は「エリーゼのことを脅威だ」と言っていたのです。
リンデン王子の支持率を下げるため、エリーゼに危害を加える可能性があります。
だからこそ、ミハイルはエリーゼを守るために彼を牽制したのです。
エリーゼ、風邪をひく
その頃、エリーゼは風邪をひいていました。
ゴホゴホと咳をし、顔は発熱により真っ赤。それでも医者として病院へと出勤したのです。
その様子を見たグレアムは、ひどく心配します。
グレアムは(診察のため)脈を確認したいと言い、エリーゼの手を取りますが…
そこに不機嫌な顔をしたリンデン王子が登場します。
傍目から見れば、グレアムはエリーゼの手を握っている状態。そのため、リンデン王子は誤解をしてしまったようです。
外科医エリーゼ100話のネタバレ
初めての夫婦喧嘩?
不機嫌そうなリンデン王子。
しかしエリーゼの顔を見るや否や、すぐさま体調不良に気づいて駆け寄りました。
グレアムから状況を聞き、リンデン王子はエリーゼを休憩させようとしますが…
当の本人は、仕事があるからと休めないと言って断固拒否。
高熱が出ているにも関わらず、いつもどおり仕事をしようとするのです。
その様子を見たリンデン王子は、無茶をするなと詰め寄ります。
しかしエリーゼは「風邪だからと言って休むわけにはいかない」と反論するため、一向に話が進みません。
2人がワーワーと口論をしていると、グレアムが仲裁に入りました。
そして彼は、エリーゼが予定している手術は自分が行うので休んでほしいと提案します。
グレアムの言葉は淡々としていましたが、心からエリーゼを案じている様子が伝わってきます。
結果、エリーゼは提案を承諾。
仕事をグレアムに任せて、休養を取ることにしました。
王子の部屋で2人きり
その後、エリーゼはリンデン王子の執務室で休憩することに。
エリーゼを放っておくとまた仕事をするかもしれないので、リンデン王子は監視もかねて執務室へと連れてきたのです。
ソファーに座ったエリーゼは、肩に毛布をかけてココアと苺ケーキ(王子がメイドが持ってこさせた)を食べながら休憩します。
部屋にいるのは、リンデン王子とエリーゼのみ。
不本意ではあるものの、久しぶりに2人だけで過ごせる時間でした。
王子、唐突に〇〇をする
温かいココアを飲みながら、落ち着いた表情で休むエリーゼ。
しかし座ったままなので、リンデン王子は横になったらどうかと提案します。
その提案にエリーゼは、座っているだけでも楽だし枕がないと眠れないからと断るのですが…
突然、リンデン王子がガバッと立ち上がります。
そしてエリーゼの隣に座ると、強制的に「膝枕」をしました。
突然の膝枕に、顔を真っ赤にして慌てるエリーゼ。
そして自分でやっておきながら、同じように照れるリンデン王子。
エリーゼはこの状況だと王子が仕事をできないだろうと気遣いますが、気にせずゆっくり休めと言われたので、膝枕のまま休むことにします。
そして数分後。
しばし沈黙した後、リンデン王子は「愛している」と告げました。
彼はエリーゼの髪をなでながら、一緒にやりたい事がたくさんあるのだと話します。
朝起きたらすぐに顔を見たい。
毎日一緒に食事をしたい。
お茶を飲みながら美味しいデザートを食べたいし、綺麗な道を手をつないで歩きたい。
人気の公演も見に行きたい。
その告白を聞いて、エリーゼの瞳からは涙がこぼれます。そして彼女もまた、王子と一緒にいたいと返事をするのでした。