漫画『余命わずかの脇役令嬢』11話~12話のネタバレと感想|ミリアンの優しさに触れる日々

余命わずかの

漫画『余命わずかの脇役令嬢』の11話~12話のネタバレと感想です。

前回ミリアンは、献身的にカリナの看病をしてくれました。領主という立場で忙しいはずなのに優しい人ですね。

2人の関係は今後どうなるのでしょうか?続きを読んでいきましょう。

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『余命わずかの脇役令嬢』ネタバレ全話はこちら

11話|ミリアンの気遣いとカリナの迷い

ミリアンの優しさ

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「そなたが不快に思う事があれば遠慮なく嫌だと言って欲しい」

ミリアンの提案にカリナは困りました。だって彼女は、今まで嫌だなんて言ったことがないのですから。

そんな彼女の心境を察したのか、ミリアンは室内にあるガラス張りの部屋へとカリナを連れて行きます。そこは植物があふれていて、天井がガラスのドーム状になっているため空もよく見えるのです。

珍しい場所に来たカリナが目を輝かせていると、テーブルには美味しそうな料理が次々と出されます。

ひよこ
食べやすいように、カリナの食事はさっぱりしたものが中心だよ
白うさ
食事一つにも気遣いが現れてるね

ミリアンがあまりに優しいので、カリナは申し訳ない気持ちなりました。

(彼の事を知りもしないのに勝手に怖い人だと思ったりなんかして、もしも私のせいで何か問題が起きたら閣下に迷惑がかかってしまうのに…もっとよく考えるべきだった)

そして食事中、カリナは連絡もなくジェンタール領に来たことを謝罪します。

また同時に、芸術病のことも彼に明かそうか迷いますがーーその場合、最悪カリナはここにいられなくなるでしょう。

なので芸術病のことは告げず、カリナは料理がおいしいですね…と微笑むのでした。

怒られても嬉しい

久しぶりにお腹いっぱい食事をしたカリナ。ミリアンとの会話もとても楽しく、カリナは満たされた顔をします。

そして窓辺に立ちながら、ふと「明日は屋根に登ってみようかしら?」と思うのでした。

白うさ
ストップ!屋根は危ない!!!
ひよこ
屋根にいる時に気絶したらマズイよ。

翌日、夜が明ける頃。

カリンはロープ1枚だけを羽織って屋根に立ち、ジェンタール領の朝日をスケッチします。

この美しい光景を絶対に描きたいと思っていたのです。

しかしあともう少しで完成する…という時、ミリアンに見つかってしまします。彼は急いでカリナを室内に避難させると、彼女を毛布でぐるぐる巻きにして大声で怒鳴りました。

「一体何を考えている!氷漬けになりたいなら、いっそのことそう言え!」

すると彼女は、時間が経つのを忘れてしまったと言い訳しますがーーー

カリナは怒られているのに、ヘラヘラと笑うばかり。その顔はただ嬉しそうでした。

12話|絵を見たミリアンは、カリナの才能に気付く

絵を見たミリアンの反応

ミリアンに怒鳴られた後。カリナはもう1時間も毛布をかぶりっぱなしです。

するとその時ミリアンは、カリナが手に持っている『絵』に気付いて見せて欲しいと頼みます。

そのためカリナは、大したものではないと言いながらも下書き段階の絵を渡しますがーーミリアンからの評価は、彼女が全く予想しないものでした。

「謙遜がすぎるのも考えものだな。私は芸術には疎くて専門的な評価はよく分からんが、この絵は素晴らしいと思う」

さらにミリアンは絵を褒め続けるので、カリナは顔を真っ赤にしながら照れます。このような称賛を言われたのは初めてだったのです。

ひよこ
芸術病にかかるくらいだから、カリナの絵は相当上手いよ。
白うさ
自分の才能に気付いてないのがもどかしい!

医者の来訪

するとその時、部屋に若い医者が入って来ます。カリナは体調が悪くおまけに1日中屋根の上にいたので、ミリアンがやむを得ず医者を呼んだのですがーー

カリナは毛布にくるまり、医者は嫌だと必死で抵抗します。

その結果、ミリアンに担がれて強制的にベッドへと連れて行かれました。

ひよこ
この後ミリアンは「貴族の令嬢に何てことを!」と医者に怒られたよ。
白うさ
それはそう。

仕方がないので、カリナは腕だけ医者に見せます。

すると医者は『ある事』に気付き、すぐにカリナをベッドで休ませました。

医者はカリナの『芸術病』に気付く

カリナが眠った後。医師は彼女の容態をミリアンに伝えます。

「北部では珍しいですが…この症状は芸術病とそっくりです」

そして医者は、芸術病がどのようなものか説明しました。

芸術病とは?
  • アイオス帝国は芸術の祝福を受けた国
  • そのため首都や南部には優れた芸術家が多い
  • しかし稀に、その祝福の限度を超えてしまう子が存在する
  • 彼らは芸術で『奇跡』を起し、人間の力を軽く超える
  • カリナの腕の内側には薄い斑点があり、これは芸術病でよくある症状

医者の話を聞いた後、ミリアンは考え込みます。確かに先ほど見た絵は、鳥肌が立つほど素晴らしい絵でした。今まで見慣れた景色が、あれほど美しいと感じたことはありません。

「どれほど深刻な状態なんだ?」

「それが…かなり悪いとは分かるのですが、私の実力では『種類』までは分かりません」

芸術病には種類があり、軽度なら体力が落ちる程度で済みます。しかし感覚や四肢を失うケースや、最悪の場合、本人の命を代償にする場合もあるのです。

⇒『余命わずかの脇役令嬢』13話のネタバレはこちら

『余命わずかの脇役令嬢』のネタバレと感想

ネタバレ感想|怒られても喜んだ理由

ネタバレ感想

相変わらず、ミリアンが母親ムーブですね。

カリナは体調が悪いのに薄着で朝っぱらから屋根の上に登るので、ミリアンはさぞ慌てた事でしょう。ミリアン本当にお疲れ様です。

しかもカリナは、怒られても全然応えていません。それどころか笑っていました。この子は今まで、誰かが自分を心配して怒ってくれるという経験が無かったのでしょう。

だからミリアンに怒られている時、嬉しそうだったのかなと思います。いやもう、書いてて辛い…カリナ可哀想…

誰かに心配されるという些細な事。たったそれだけの事でカリナが喜んでるのが、管理人のメンタルをゴリゴリ削ります。

⇒『余命わずかの脇役令嬢』13話のネタバレはこちら

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