翻訳『再婚承認を要求します』外伝62のネタバレと感想|ラスタとイエミル伯爵の関係

再婚承認を要求します外伝

『再婚承認を要求します』の外伝62『もしラスタがナビエに送られたら(7)』のネタバレと感想です。

宮殿内では今、不穏な空気が漂っていますね。ソビエシュはナビエの浮気を疑い、さらに彼自身もガリヌエラとの浮気を噂されています。そして一方でラスタは、ガリヌエラに報復しますが・・・

今後、東大帝国はどうなるのでしょうか?誤解は解けるのか、はたまたドロ沼化するのか。感想を交えながら続きを紹介します。

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新年祭の最終日前日、パーティーが行われる

ハインリの暗躍

再婚承認を要求します外伝

「殿下、何をしているのですか?」

マッケナが質問すると、ハインリはエルギ公爵に手紙を書いているのだと答えます。どうやら助けを求める手紙のようですが・・・

それを聞いたマッケナは顔をしかめ、咎めるような視線を送ります。

「これはエルギ公爵の好むシナリオではないと思いますが」

ハインリはそうだねと返事をしながらも、にこりと笑ってマッケナに手紙を渡しました。

ひよこ
ハインリがどんな手紙を書いたのか、今は不明だよ。
白うさ
マッケナの反応的に、悪だくみの手紙っぽいね。

貴賓とのパーティー

新年祭が終了する1日前。その日は貴賓の中でも特に重要な人達とパーティーをする風習があります。

ナビエは例の噂のせいで頭痛かったため部屋に閉じこもって仕事をしたかったのですが、渋々会場へと向かいました。

・・・

みんな噂について知っているせいか、食事会は少し重苦しい雰囲気に。それでも時間が経つにつれ雰囲気が軽くなったので、ナビエもできるだけ明るく振る舞います。

するとその時、カフメン大公が眉をひそめながらハインリとソビエシュを交互に見ていることに気付きます。

2人と何かあったのかしら?そう思ってソビエシュの方を見ると視線がかち合うも、彼はすぐうつむいて食事に集中します。

一方でハインリも、ナビエが見つめると同時に目をそらします。そうしているうちに視線が合うと、彼はかすかに笑いますが…

その時ナビエは、噴水台で全裸になった彼を思い出してしまい、今度は自分が視線をそらします。

「ごほっ!」

すると絶妙なタイミングで、カフメン大公が急にむせたらしく咳をし始めました。

ひよこ
食事中に男の全裸を見てしまったカフメン。
白うさ
心が読めるって大変だね!

ガリヌエラの次はクランティア侯爵を狙う

ラスタは再び、南宮を訪れる

一方その頃。ラスタは今回も南宮の仕事に志願しました。ただし前回、部屋をめちゃくちゃにしたのでメイド長から「今回はその部屋に行かないで」と指示を受けます。

そしてラスタは喜んで南宮に行くと、指示どおりガリヌエラの部屋ではなく、その反対側にあるクランティア侯爵の部屋を尋ねました。

というのも前回、イエミル伯爵から「クランティア侯爵が何かするかもしれない」という話を聞いたため、彼の弱点を探そうと考えたのです。

しかし部屋を探してもこれといった収穫がないので、ラスタはゆっくり掃除をしながら時間を潰しました。

・・・

そうしているうちにクランティア侯爵が部屋に戻って来たので、ラスタはわざとコップを落として割ります。すると侯爵が顔をしかめて近づいてきたので、ラスタは悲しそうな顔をして彼を見つめました。

「すみません、手が滑ってしまって…」

ラスタは床にしゃがみ、グラスを手で握って「痛っ!」と叫びます。そして他の人を呼んできますと一礼してから、急いで外に出ますが・・・

その姿はまるで天使が羽を畳んだようで、クランティア侯爵は心臓をつかまれたように驚きます。そして彼は、遅れてラスタを追いかけました。

「そこの銀髪!ちょっと待て!手を治療する!銀髪!」

ひよこ
クランティア侯爵、あっさり陥落したね。
白うさ
ラスタあざとい!けど男性は騙されちゃうんだろうなぁ。

ガリヌエラはラスタの敵意に気付く

兄に会いに来たガリヌエラは、その光景を目の当たりにして苦笑いします。しかしすぐに“銀髪のメイド”の方に集中しました。

というのもガリヌエラは、彼女が自分に敵意を持っていることに気づいていたのです。

そして隣にいる護衛に、彼女を調査するよう命令しました。

次の狙いはクランティア侯爵

クランティア侯爵をどうやって処理しようかと、ラスタは彼を誘いながらじっくり考えます。

(階段や手すりとかで…いや、そうしたらナビエ様に飛び火するかも。なら妹と仲が悪くなるように引っ掻き回してみようか)

するとその時、侯爵ではない声が割り込んできます。ラスタは木に体を寄せてその会話を立ち聞きすると、誰かが侯爵に、他所で何かがあったと知らせていました。

そして周囲が静まり返った後。

ラスタは腰に手を置いて、自分の邪魔をした男――イエミル伯爵を見ました。

「何をしているんですか」
「クランティア侯爵が白熊さん(伯爵がつけたラスタのあだ名)に付きまとっているから」

しかしラスタからすれば、自分の作戦を邪魔された状況です。そのため彼に背を向けると、関わらないでほしいと言い放ちました。

調査の結果

その頃ガリヌエラは、護衛からラスタの身元について報告を受けていました。

その結果ガリヌエラは、皇后がラスタに命令して嫌がらせをさせたと勘違いします。

「愛だけが人を幼稚にさせるのではない。嫉妬も人を幼稚にさせる」

しかし彼女はそう言いながらも、知らないフリをするよう護衛に命令します。そして“ある事”が確実になるまでは、この宮廷から離れた方がいいと考えました。

ひよこ
嫉妬して嫌がらせをしたと思ったんだね。
白うさ
ナビエは絶対にそんな事しないけどね。

イエミル伯爵はラスタに好意を寄せる

イエミル伯爵の噂

新年祭の最後の日。

ガリヌエラが城から去ったと聞き、ナビエは不思議に思います。するとその最中、ローラがとある噂について切り出しました。

「皆さん、あの噂を聞きましたか?イエミル伯爵がラスタに海の宝石をプレゼントしたそうです!」

その言葉が終わるやいなや、あちこちから歓声が聞こえます。噂によれば伯爵はラスタを本当に好きで、彼女を追い回しているそう。

それが不思議でもあり面白くもあったので、ナビエは自分のことを棚に上げて耳を傾けました。

ラスタと伯爵の会話

「皇后陛下まで、伯爵様について知ってしまったじゃないですか!」

ラスターは洗濯物を干しながら、イエミル伯爵に抗議します。そして彼に、自分はもう男性を信じないのだと説明しますが・・・

しかし彼は、それなら自分ではなく結婚の誓約書を信じればいいと言います。

出会ってまだ1カ月も経っていないのに、イエミル伯爵はラスタに求婚するのです。

ラスタは貴族じゃないから結婚できないと断りますが、それでも彼は諦めずに口説き続けました。

この時点で、ラスタが皇后所属のメイドであることは既にバレています。

メイド長からの助言

ラスタは自分の部屋に向う途中、メイド長に呼び止められます。メイド長は周囲に誰もいないのを確認すると、口を開きました。

「率直に言うわね。これはあなたにとって良いチャンスよ」

聞けばメイド長は、ラスタと伯爵の噂を聞いたそう。そしてラスタは現在、奴隷という噂が出回って宮廷人に無視されています。だからここに残って苦労するより、北王国に行って気楽に暮らす方が良い…とメイド長は言うのです。

しかしラスタはナビエのことが好きなので、ここにいたいと言いますが・・・

するとメイド長は「皇后様もあなたの事が好きよ。だからあなたが気楽な道を選べば喜ぶわ」と答えました。

求婚され、ラスタは心が揺れる

その日ナビエの元に、イエミル伯爵が訪れます。ナビエは彼と親しくありませんが、ラスタを好いてくれている人なので好感を持ち、いつもより柔らかく接します。

すると彼は真剣な表情で、ラスタを心から愛しているのだと言いました。

そして自分の本音を、率直に打ち明けます。

「ラスタ嬢は皇后陛下が大好きです。ですが、ラスタさんを説得してほしいとは頼みません。彼女が陛下の命令で私のところに来るのは、絶対にいけないことです。これはラスタさんが決めることですから」

美しいメイドに色目を使っているワケではない。それを伝えたかったのだと彼はいいました。

・・・

彼が去った後。ナビエはラスタを呼んで、彼が言ったことを伝えます。伝えなければいけないと思ったのです。

ラスタはその話を聞くと瞳が揺れて、泣きそうになってカーペットを見下ろします。彼女もイエミル伯爵に対して、全く気がないワケではないようです。

しばらくしてから、ラスタは忍び声で聞きました。

「陛下は、陛下はラスタにどうしてほしいですか?」

その言葉にナビエは、やりたいようにしなさいと答えます。そしてどちらにせよ、ラスタの決定を尊重すると伝えました。

ガリヌエラとエルギ公爵が来訪する

ガリヌエラの衝撃発言

ラスタは「考えてみる」と答えたものの、1ヵ月が過ぎても返事ができずにいました。

しかしラスタが決定を下す前に、ナビエの気を覆しそうな2人が先にやって来ます。エルギ公爵とガリヌエラです。

さらにガリヌエラはなぜか謁見の要請までするので、ナビエはソビエシュと共に謁見室へと向かいます。途中で陛下が呼んだのですか?と聞くも、彼はわからないと固く答えるだけでした。

・・・

謁見室に入ると、エルギ公爵とガリヌエラはすでに玉座の前に並んでいました。

そしてナビエとソビエシュがそこに行くと、2人は礼儀正しくお辞儀をします。ここまでは何事もありません。

「皇帝陛下、実は私は二度とここに戻る気はありませんでした。夏の夜の情は、一日で終わらせるのが正しいと思いましたから」

しかしガリヌエラは、仕方なく帰ってきたのだと言います。そして彼女は人々に驚く隙すら与えず、全員を衝撃の中に叩き落としました。

「陛下と私の間に、子供ができたのです」

⇒『再婚承認を要求します』外伝63のネタバレはこちら

『再婚承認を要求します』外伝63のネタバレと感想

感想①今回もやらかしたソビエシュ

ネタバレ感想

各キャラの思惑が入り混じる中、外伝62ではストーリーが大きく動きましたね。

ソビエシュ、今回もやってしまいました。

側室でもない女性に手を出してあげく妊娠させたようです。予想はしてましたが、やはり外伝でも浮気男のままでした。

ただし現状、ガリヌエラの身ごもった子が本当にソビエシュの子なのか不明ですが・・・最悪、他の男性との間にできた子供を「陛下の子です!」と主張している可能性もあるんですよ。そうすれば、ナビエから皇后の座を奪えますから。

とはいえガリヌエラがこのような話を持ち出した以上、ソビエシュと関係を持ったのは間違いないでしょう。

結局のところ本編でも外伝でも、ソビエシュはナビエを裏切りましたね。言い換えれば、ラスタがいてもいなくても彼はどっちみち浮気をする運命だったんですよ。

そしてこのままだと、ガリヌエラが子供を産んで皇后の座を奪い、ナビエがハインリと再婚・・・という流れになりそうです。最終的には、本編と同じ結末になるのでしょうか。

次回が最終回なので、どんな結末になるのかドキドキします。

感想②エルギの登場で不穏さが増す

このタイミングでエルギ公爵が出てくるの、非常に不穏ですね!

相変わらずソビエシュのことを恨んでるだろうし、もう嫌な予感しかしません。そもそも外伝62の冒頭でも、マッケナはエルギが召喚されると聞いて渋い顔をしていましたから。

ハインリは十中八九、今回もよからぬ事を考えているのでしょう。

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8件のコメント

ありがとうございます!あと残すところ1回ですね。終われるのかコレと思いつつ楽しみです。
ははーやっぱり浮気しましたねーソビエシュ!
(^o^)やると思ってました。
本編ではそこにラスタがいただけ、そこに誰がいても結局誰でもよくて試したくて浮気する男。
どんな世界でも必ずナビエ様に惚れてしまうハインリと大違いです。
ラスタより身分が高い女だし工作しなくても良い上、賢いでしょうから巧妙にナビエ様を追い出しにかかるでしょうね。外国との絡みもあるし。
追い出さないまでもナビエ様を投獄するとか、無理やり養子にさせて名ばかりの皇后にさせて自分が実権を握るとか、ナビエ様には良いこと無しですね。
ちょうどエルギが居るところでこの展開なので、すぐにハインリの耳に入るでしょうし、そんなのハインリは許さないでしょう。
でもその前に直情型のラスタが暴れてナビエ様の敵とソビエシュを刺すぐらいやりそうです。
別な世界線のソビエシュへの恨みをここで晴らしたりして。
出産経験あるから、女は狙わないと思うんです。
自分を蔑ろにしたロテシュの息子とソビエシュが被ってしまいそう。
しかし、仮に本当に子種がソビエシュの物で100発100中妊娠させ男だとしたら、ナビエ様やっぱりラリカイは魔法石ベッドの力もあって授かったのかな……と少しだけ思いました。
気が早いと思いますが、ifの結末がどうであろうが、本編でハインリと再婚して良かったと思えました。
この世界ではなにげにラスタとハインリが和解してて笑いました。

>マリさんへ
コメントありがとうございます。ソビエシュは案の定浮気しましたね。
多分この時期のソビエシュはナビエの愛情を疑っていて、そこに「陛下好き好き!」って言ってくれる女性が現れたのでコロッと流されたのかなと思っています。

>ソビエシュを刺すぐらいやりそうです。
私も同じこと考えてました…!
今のラスタは、それくらいやりそうですよね。

追記です。
もしかしたらこの世界線のエルギのソビエシュへの報復は、ソビエシュがガリヌエラと浮気をしたことを利用してるのかも知れないとちょっと思いました。
社交界の花形ですもの、外国貴族令嬢やその兄とは知り合いでしょう。
まあ、その場合でも手を出したヤツの負けですね。

更新ありがとうございます。
ソーービィーーエェーーシューーーッ!!!
そこへ直れ!!!成敗ッ!!!

据え膳食わぬは男の恥?!
初犯じゃないかも?とすら思えてきました。

そしてエルギがソビエシュに復讐したいのは、どの世界でも同じなのですね。泣
アレイシア絡みの恨みをソビエシュに向けるのって言いがかりであり逆恨みだと思うし、関係ない人を沢山巻き込んで不幸にして通り魔的。

嗚呼、もうソビエシュにはガッカリです。
ハニトラとか警戒しないのか?
エルギにまたいいようにされるのね?
情けないです。

あと一回、どうなるんでしょう。
今回こそは、ナビエがソビエシュに裏切られる所は見たくなかったです。

浮気する奴は何度でもする!そんなもんでしょう
誘惑に弱いのが血なのかも
ググってたらヘンリー八世とアン・ブーリンってコメを韓国で見つけましたし
後継者欲しさに本妻を追い出し側室作って飽きてまた側室作る男と被りますね
私はソビエシュに一度たりとも同情した事無かったので(笑)
しかも外伝は言い寄られてクラクラして結局致したんだろうけど
本編は自発的にラスタを喜んで連れてきてますからね!!!
LINE漫画のコメ欄でラスタを連れてきたのはハインリ?エルギ?と書いてるのも見かけましたが
はっきりしたのはラスタはソビが自分で連れてきたってことですよね
自滅ですよ、自滅
エルギは基本的に【削除しました】退治が主だったのかなと思っていますが
東大帝国に関しては大嫌いなソビエシュへの報復と親友の恋心の為に
イレギュラーに追い出すのを側室じゃなくナビエ様に変えたから
罪悪感がたまに出るんだと思いました
エルギに関しては逆恨みとのご意見もあるでしょうが
もう本当にアレイシアに関するすべてが憎くて憎くて
その元凶を造った嘘つきソビエシュが憎くてしょうがなかったんだとちょっと庇いたいですね
本編でも今のところの外伝でも特にエルギは罰を受けていないですしね
充分苦労したからなという作者様の意向かなと思っています
東大帝国の皇后になりたそうなガリヌエラ勢はエルギの思惑とは違うので
途中まで協力を持ち掛けてまた裏切ったりするのかな
でもあと1話しかないのでどうなるんでしょう?

>匿名ちゃん
コメントありがとうございます!
エルギ、外伝でもまた裏切りそうですよね。彼の目的がソビエシュへの報復である以上、ガリヌエラを連れて来てはいサヨナラでは終わらないのかなと思います。

あと申し訳ないのですが、例の単語を削除いたしました。
本編でも使われている表現ですし気持ちは分かるのですが、こういった単語を一度許可してしまうと他の方々もどんどんNGワードを使ってしまうので、本サイトでは全面的にNGにしております。
あと、この単語を見るのも嫌という人もいるので、ご配慮いただけると幸いです。

訂正:上記コメ蘭で、とんすくと名乗ってしまいましたが、とんすけです。
いつも楽しませていただき、ありがとうございます。
ミスタッチしてしまう程ソビエシュの愚行にショックが大きくて…とソビエシュのせいにしておきます。笑

実際午後から仕事にならない程ダメージを受けているのですが、皆さんのコメントを拝見して、浮気する奴はするんだと思い直している所です。

ソビエシュ、子供の頃お母さんが散々泣かされてきたのを悔しく思ってきたんじゃないのか?君は。
お母さんと同じ涙をナビエに流させるのか?
ダメンズの子はダメンズでしたね。

>とんすけさんへ
コメントありがとうございます。あと、すぐにとんすけさんだと気づいたので大丈夫ですよ笑
外伝62はショックな展開だったので、誤字が出るほど動揺するのも分かります。
私も正直な話、ナビエがまた裏切られるのは見たくありませんでした。でもこの時系列だとソビエシュはまだ浮気男のままなので、やはりこういう展開になってしまうのでしょうね。

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