漫画『不倫は不倫でお返しします』7話~9話のストーリー概要とネタバレ感想です。
夫・サムエルの愛人であるジョシュア。しかし2人の関係はどこか奇妙で、さらに使用人の話によればジョシュアはずっと軟禁生活を送ってきたそう。
そんな彼女に同情してスカーレットは手を組もうとしますが、果たして上手くいくのでしょうか?
目次
7話|ジョシュアと手を組もうとするが信頼は得られず
ジョシュアの返事

内緒で外に出してあげる。
そう言ってスカーレットは協力関係を結ぼうとするが、ジョシュアはその言葉を信用しなかった。私を陥れる気でしょう!とそっぽを向いたのである。
スカーレットはそんな彼女を見て、昔の自分のようだと感じた。良い子でいれば愛して貰えると信じていた、かつての自分を重ねたのだ。
けれど今説得するのは無理だろうから「私は敵ではない」とだけ告げて部屋を出ていく。一方でジョシュアは、その背を複雑な表情で見つめていた。
サムエルの艶聞
令嬢たちとの茶会に呼ばれたスカーレットは、その時サムエルの艶聞を聞かされた。
どうやら彼はジョシュア以外の女性とも派手に遊んできたらしい。しかし屋敷に閉じ込められ外界と断絶された彼女はその事実を知らないのだ。
となれば、やはりサムエルはジョシュアを愛していないのだろう。
では一体、なぜ彼女を愛人にして屋敷に閉じ込めているのか?考えても答えは出ず、謎は深まるばかりだった。
8話|独立するために王弟のジョージを利用する
ジョージとの関係が深まる
ジョージに誘われ、スカーレットは彼と演劇を見に行く。恋愛に興味はないが、独立するには彼を利用する必要があるからだ。
なお観劇中、彼女はキスをされても拒まなかった。新婚なのに夫の親友と密会し、さらに2人きりでまた会う約束までしたのである。
9話|サムエルの魔の手から逃れるため、苦肉の策を講じる
スカーレットが考えた苦肉の策とは?
ある日、スカーレットのもとに医師が訪れる。サムエルにとって彼女は子供を産ませるための道具なので、健康状態を確認しておこうという魂胆のもと医師が送られたのだろう。
すると幸いにも、スカーレットはやや栄養不足なので夫との性行為を控えるよう診断される。
そこで彼女は時間を稼ぐため、今後食事制限することを決めた。サムエルとの子供を身ごもる前に、なんとかして夫婦関係を終わらせたいのだ。
とはいえ離婚したところで女性が1人で安全に生きていくのは難しいだろう。そのため彼女は、自分で自由に使える“金”が必要だと考えた。
ネタバレ感想|現状のおさらいとキャラクター考察
7~9話のおさらい

ジョージとの関係が発展したので、スカーレットは彼を利用して現状(つまり男たちの操り人形になっている状態)から抜け出そうと考えます。
とはいえ離婚に成功したところで、無力なままでは1人で生きていけません。つまり独立するには金銭的な準備もする必要があるのです。
自由になるために主人公が金儲けに走る、韓国マンガのお決まりパターンですね。
さらにサムエルとの子作りから逃げるため、スカーレットは食事を抜いて不健康な状態を保つという無茶な計画まで立てますがーーー
いやこれ、途中で倒れませんかね。若い頃の不摂生は後から響いてくるので、おばちゃんは心配ですよ。
秘密だらけのキャラクター
サムエルを筆頭に、本作のキャラクターには隠し事がある様子。彼の愛人・ジョシュアも、実はただの愛人ではなく理由があって屋敷に軟禁されているようです。
スカーレットの直感を信じるならばジョシュアもまた操り人形であり、愛情を餌にサムエルに飼いならされているのかもしれません。精神年齢が幼くあまり深く物事を考えられない子なので、まんまと騙されていそう。
そして主観ですがジョシュアを見ていると、誘拐犯を好きになってしまった被害者の話を思い出します。
あれですよ。ストックホルム症候群。
屋敷から逃げられない状況も相まって「私は愛されているのだから仕方がない」と自分に言い聞かせて心を守っているような気がします。
ただしスカーレットの言葉に動揺していたことから、本当は外に出たいのでしょうね。
となれば是非とも、スカーレットと対立せず協力関係を築いてほしいところ。一緒にサムエルの呪縛から逃れて、ハッピーエンドを迎えてくれれば良いのですが・・・
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