漫画『あなたの主治医はもう辞めます!』の8話のネタバレと感想です。
前回リチェはがんばったものの、公爵夫人からの信頼は得られませんでした。しかし最後のシーンで、公爵夫人から救助信号が届きます。一体彼女の身に何が起こったのでしょうか?
目次
公爵夫人の身に何が?駆け付けたリチェが目にしたのは
公爵夫人は部屋で気絶していた

リチェが駆け付けると、公爵夫人はベッドで気絶していました。
そこでリチェは応急処置として、公爵夫人の手を握りながら魔力を直接注ぎ込みます。
すると彼女は目を覚ましますが頭痛がするそうなので、痛み止めを処方した後よく眠れるよう手を握り続けました。


すると公爵夫人はベッドに横たわりながら、誰かと手を繋いで眠るなんて久しぶりだと呟きますがーーー
一方でリチェは養護施設で育ったため、こうして誰かの手を握りながら眠りを待つなど初めての経験でした。
その胸の内を告げると、公爵夫人はリチェの手を握りしめて無表情ながらも「今日はぐっすり眠れそうだわ」とお礼を言うのでした。
公爵夫人は回復し、リチェにはお礼の品が贈られる
後日、ケーキのお礼が届く
後日、公爵夫人からリチェ宛に大量のケーキが届きます。
添えられた手紙を読んだところ彼女は久しぶりにぐっすり眠れたようで、文面からリチェに好意を持ってくれたと分かりますが・・・
1人では食べきれない量なので、エルアンを呼んで一緒にケーキを食べることにしました。
・・・
ケーキを食べている最中、リチェは昨晩のことをエルアンにも話します。
すると彼もここ最近眠れないと言うので、今夜は眠れるよう彼の手に触れて処置しようとしますがーーー
その瞬間、リチェはエルアンが高熱を出していることに気づきます。
実のところ彼は熱があると自覚していましたが、公爵夫人から「人には弱い姿を見せてはいけない」と言われていたため平気なフリをしていたのです。
そして焦ったリチェはすぐさま彼をベッドに運ぶと、傍でずっと看病をし続けました。


高熱を出すも、エルアンは平気なフリをする
エルアンは目を覚ますと苦しさの残る顔で、これくらいならすぐ治るからもう行っていいよ…とリチェに伝えます。
しかしそれは治ったのではなく、ただ痛みに慣れているだけ。そんな状態を繰り返せばますます症状が悪化するでしょう。
リチェがそう指摘すると彼は弱々しい声で、どうせ治らないからと反論しますがーーー
それでも彼女は「必ず私が元気にしますから。信じて下さい」と熱心に彼を励まし続けます。すると彼は不安そうな顔をしながらも、再び眠りにつきました。
看病の甲斐あり、回復する
翌朝エルアンが目を覚ますと、痛みはすっかり消えていました。
なおベッドの傍には寝落ちしたリチェがいたので、彼はニコリと笑って彼女にお礼を言うのでした。
まとめ|あなたの主治医はもう辞めます!8話のネタバレと感想
ネタバレと感想①公爵夫人の人となり

リチェが適切な応急処置をしたことで、公爵夫人との距離が縮まりました。
8話を読んでいて思ったのですが、公爵夫人は冷徹でいつも無表情ですが善人なのでしょうね。領主に就任したとき悪人を片っ端から処罰したのも、善人だから悪事を許せなかった…と考えれば自然です。
なおリチェに両親がいないと知ったときは手をギュッと握ってくれたので、子供を気遣う心もあるのでしょう。自分の体調が悪いときに相手を気遣えるのは、優しい人である証拠だと思います。
8話の補足と考察
公爵夫人がリチェにお礼の手紙を書く描写が1コマだけあるのですが、このシーンの彼女は微笑んでいました。という事は、今回の件でリチェのことが気に入ったのでしょう。
同じ屋敷に住んでいるのに律儀に手紙を添えるあたり、彼女の真面目さが伺えます。