漫画『結婚商売』の81話のネタバレと感想です。
前回アルノーの領では、スパイに放火されたりネズミを持ち込まれたりと酷い事件が起こりました。このような状況なのでビアンカは元凶のジャコブをひどく恨み、同時に自分の無力さを嘆きます。
この後どうなるのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
結婚商売81話の概要|彫刻少年・ニコラが才能を発揮する
ニコラの女神像が領民たちを救う
ビアンカは不安のあまり、自室で1人泣いていました。
するとそこにニコラ(彫刻の天才少年)がやって来て、彼女が使うための上等なろうそくを1本差し出しますがーーー
それを見た瞬間、ビアンカは驚きました。
ロウソクには剣を持った美しい女神が彫刻されており、それは昨日、夢に現れた女神そっくりだったのです。
そしてこの時、ビアンカは思い付きました。
城のあちこちにニコラが彫刻したロウソクを配置し、戦争で疲れた領民たちの心を癒そうと考えたのです。
するとその作戦は成功し、領民たちは美しいロウソクを見て感心したり、祈りを捧げたりするのでした。
ビアンカの願い
領民たちが神に祈っている頃、ビアンカは1人で神の思惑について考えます。
なぜ神は、自分のような無力な人間に新しい人生を与えたのか?今の彼女には、自分の存在意義が分からなかったのです。
「もしも私が生き返らなければ、領地の誰も戦争で苦しまなくて良かったのに。ザカリーだって二度も命を落とすことはなかったのに」
引用元:結婚商売81話
そして彼女はロウソクの女神像を見つめながら、何の能力もない私を蘇らせたのだから責任を取って領民たちを助けて下さい…!と半泣きで文句を言うのでした。
ザカリー視点|戦況が変化する
ザカリーは全軍に総攻撃するよう命令しますが、数の上では相変わらずアラゴン軍が優勢です。そのため一部では、慎重になるべきだと心配する声が上がっていました。
しかしその時、彼らに転機が訪れます。
聖騎士団3000人が援軍として駆け付け、ザカリーの命令に従うと申し出たのです。
ストーリーの補足|ロウソク作戦を思い付いた理由
ロウソク作戦の背景
この世界では昔、修道院が外国の侵略を信仰の力で防ぐために莫大な金と時間をかけて経典を作ったそうです(それも戦地のど真ん中で)
ビアンカはこの話を知っていたからこそ、今回のロウソク作戦を思い付きました。彼女は度々神様に不満を言っていますが、内心では信仰の力をきちんと理解しているようです。
ネタバレと感想|大司教がちゃんと仕事をしてくれた件
81話のおさらい
やっと援軍が来てくれましたね!
今まで敵軍が優勢でしたが、聖騎士団3000人のおかげで一気にザカリーたちが有利な状況になりました。
これだけの援軍がいれば勝ち確定でしょう。安全に総攻撃を仕掛けられます。
ネタバレ感想①ありがとう大司教
ビアンカは以前、フランシス大司教に手紙を送って援軍を要請しましたが、何の音沙汰もないため不安を感じていました。
しかし今回のラストではアルノー軍のもとに聖騎士団が到着し、さらに団長のアンリは「あなたの命令に従います」とザカリーの前で跪きます。
フランシス大司教、裏ではしっかり働いてくれたのでしょうね。
いやもう、本当に良かった…疲れ果てた中間管理職みたいな人だとか思っててごめんよ…
聖騎士団の登場シーンもすごく格好良かったし、胸が熱くなる展開です。とても素敵なシーンなので、ぜひマンガ版が配信されたら読んでみて下さい。画面の前でガッツポーズがしたくなります。
ネタバレ感想②ニコラの才能が発揮される
ニコラは彫刻が大好きで、ビアンカに雇われた後はずっとロウソクに彫刻する仕事をしていました。
しかし今は籠城戦の真っ最中なので、彼はそのこと後ろめたさを感じています。彫刻を掘っても戦いの役には立たないだろうから、倉庫の手伝いにでも行こうかと考えていたのです。
けれどビアンカが本編で言っていたように、ニコラの才能はみんなの役に立っています。今回も彼が作った女神像のおかげで、領民たちは精神的に癒されていました。
才能がある人がその能力を発揮できて、周囲にも認められる。これってすごく素敵なことですよね。現実では運が良くないと無理ですから。
本筋とはあまり関係ありませんしニコラはサブキャラですが、個人的にはとても好きなシーンです。
涙が出ました。
本当に感動しました!
ありがとうございます!!
コメントありがとうございます!
ビアンカの成長過程を見ていると泣けてきますよね。