【結婚商売】16話~17話のネタバレと感想|ビアンカは前世で恋人を作っていた

結婚商売ネタバレと感想

漫画『結婚商売』の16話~17話のネタバレと感想です。

ザカリーは前回のラストで、首都・ラボスに行かないかと提案しました。彼なりにビアンカのことを考えてくれているようですが、彼女は何と答えるのでしょうか?

ストーリーの続きを読んでみましょう。

>『結婚商売』ネタバレ全話はこちら

16話|ビアンカは首都・ラボスに行くことを決意する

首都に行くことを好機だと考える

結婚商売ネタバレと感想

首都・ラホズは、全ての産業が集まる大陸の心臓部。そして現在ラホズでは、王族の婚約と皇帝の即位50周年行事によっていつもより活気づいています。

そのためザカリーは、ビアンカをラホズに連れて行けば喜んでくれるだろうと思ったのです。

その話を聞いたビアンカは、ラボスに行くことを即決しました。

このとき彼女は、彼の提案が二度とないチャンスだと感じたのです。

ビアンカに雇われた人たちの現在

こうして数カ月が過ぎ、アルノーに春が近づいたころ。ビアンカが用意した作業場では、4人の女性がせっせとレースを編んでいました。

なおこの職場は他と違い、仕事中も赤ちゃんと離れなくていいので安心して仕事ができます。またレースの出来がいいと報酬も弾むので、彼女たちは皆よろこんでいました。

はじめこそ噂のせいでビアンカに悪い印象を抱いていたものの、次第に彼女が自分の周りの人を大事にする人だと気付いたのです。

ひよこ
この時代じゃ珍しいホワイト企業だね。
白うさ
ここで働かせてください!

するとそこに彫刻少年のニコラが訪れて「奥様はいらしてますか?」と尋ねます。

彼は新しい方法でロウソクを溶かして彫刻をしたので、ヴァンサンに提出する前にぜひビアンカに見せたいそうですがーーーその作品を見ると、女性たちは歓声をあげました。

ニコラの作ったロウソクの女神像が、あまりに美しくて驚いたのです。

ビアンカは夢を見る

一方その頃。ビアンカは窓辺でイスに腰掛けながら、悪夢を見ていました。

というのも前世での愛人・フェルナンの夢を見てしまったのです。

17話|ビアンカは前世で、愛人のフェルナンに依存していた

ビアンカの過去|愛人に依存した理由

アルノーに嫁ぐ際、ビアンカは実父・グスタフからこのように言われていました。

「今日からお前はブランシュフォールではなくアルノーの人間になるのだ。領主の妻は領主を離れず領地を守り領地で一生を終えなければならない。だから覚えておきなさい。なにが起きてもブランシュフォールに戻ってくることは考えないように」

その事実は、幼い彼女にとって酷なものでした。

おまけにアルノーの使用人たちは、ビアンカの陰口ばかり言うのです。ザカリーに情婦がいるだの、ビアンカは痩せすぎているため子供が産めないだの、好き勝手に噂します。

その結果、ビアンカは寂しさを埋めるために愛人・フェルナンに溺れるようになったのです。

フェルナンとは?
前世でビアンカの愛人だった男性。金髪と青い瞳をもった美しい外見ですが、いかにも“愛人”という印象で軽薄そうに見えます。

愛人・フェルナンの夢を見てうなされる

夢の中で、愛人のフェルナンはビアンカに囁きかけます。

「君の寂しさを埋めてあげるよ。君は今の感情にただ身を任せればいいんだ。俺を愛して、ビアンカ」

しかしその言葉を聞いた瞬間、彼女は激怒して思い切り彼を突き飛ばします。

なぜならフェルナンは、ビアンカがアルノーを追い出されて全てを失ったとき、彼女を捨てて去って行ったからです。

ひよこ
誰かに慰めてほしくて愛人を作ったけど、あっさり捨てられたんだね。
白うさ
金目当てでビアンカに近づいたのかな…

そしてビアンカは、夢の中で涙を流しながら思いました。

愛とか慰めとか、そんなもののために全てを失うと分かっていたら恋愛なんて絶対にしなかったのに…

ザカリーからの贈り物

ビアンカが目を覚ますと、目の前には心配そうな表情のザカリーがいました。イスに腰掛けながら涙を流す妻を見て、どこか具合が悪いのだろうか…と思ったようです。

しかしビアンカは、何でもないと言って素っ気ない態度を取ります。

すると彼は少し沈黙した後、彼女を散歩に誘いました。

・・・

ザカリーと一緒に屋敷の外に出てみると、彼は足早にどこかに向かいます。ビアンカは小走りで彼に付いて行くと、到着した先には美しい白馬がいました。

ザカリーは約束したとおり、ビアンカのために軍馬を用意してくれたのです。

ビアンカは白馬に触れながら、心底嬉しそうにお礼を言います。

「言葉で表しきれないぐらい嬉しいです」

するとザカリーはわずかに頬を染めて、急にビアンカを抱き上げました。

⇒『結婚商売』18話のネタバレはこちら

結婚商売のネタバレと感想|ザカリー視点のはなし

結婚商売16話のネタバレと感想|ザカリーは嫉妬した?

ソヴールの何気ない一言に嫉妬する

ネタバレ感想

16話時点で、ザカリーの執務室では軍部長たちとの話し合いが行われていました。

なおその際にソヴールは、機会があればガスパルの代わりにビアンカの護衛を務めたいと進言しています。

彼によれば『思ったより気難しい人では無さそうだし、伯爵がいないときはビアンカがボスなので仲良くしたい』とのことですがーーー

この場面でザカリーは『仲良くしたい』という言葉に反応し、不機嫌そうな顔をしていました。多分、妻に近づく男に警戒しているのでしょう。

自由すぎるソヴール

ソヴールは上記のシーンで、ザカリーの机の上でお菓子を食べていました。

普通なら不敬罪になりそうなものですが、ザカリーは咎めもせずにスルーしています(ただしロベルは怒っていましたが)

何というか彼は、いろいろと自由ですね。

結婚商売17話のネタバレと感想|世間知らずな令嬢の末路

ビアンカは意外なことに、前世で愛人を作っていました。ただし好色なワケではなく、孤独と寂しさに耐えられず愛人に依存したようです。

しかも愛人のフェルナンとかいう男、とにかく口が上手いんですよ。彼女の内面を見抜いていたのか、耳障りがいい言葉ばかり言うのです。

その結果、世間知らずなビアンカはまんまと愛人に騙されてしまいました。

このときの彼女は、愛や慰めのために全てを失うなんて思ってもいませんでした。それこそフェルナンに愛されていると信じてしまい、自分が伯爵夫人の地位を失ったら彼が離れていくなんて考えもしなかったのでしょう。

⇒『結婚商売』18話のネタバレはこちら

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