マンガ『悪女皇后の専属侍女』の18話~19話のネタバレあり感想です。
『剣の権能』の所持者には使命が与えられますが、パレサは今までその使命が分からずにいました。しかし彼女は前回、皇后を守ことが自分に与えられた役目だと気付いて、皇后に忠誠を誓います。
ようやく物語が動き出しましたが、この先どうなるのでしょうか?
悪女皇后の専属侍女18話の概要|パレサの使命
”使命”に気付いたパレサ
皇后に忠誠を誓ったその日の夜。パレサは気分が高揚して眠れませんでした。ようやく『自分に与えられた使命※』に気付き、進むべき道がハッキリしたからです。
そのため彼女は月を見上げながら、まずは皇后を守ることに専念しようと決意を新たにするのでした。
同僚のいやがらせが始まる
翌日から、パレサは同僚たちに除け者にされます。挨拶しても無視され、いない者のように扱われます。皇后の味方となったことで、ニシアナに目を付けられたのです。
しかしパレサは全く動じません。それどころか、幼稚な嫌がらせに呆れていました。
19話の概要|皇后はニシアナと戦う決意をする
22人の専属侍女のはなし
皇后によれば、今までの専属侍女はみんなニシアナの手先だったそう。それこそ度を越した態度だったので、皇后は片っ端から侍女をクビにしてきました。
「来る人は皆…ニシアナの手先だった。私を貶めたくてうずうずしていて…本当に目に余る姿だった」
「専属メイドの中には私の味方だった子もいたけど、でも…皆ニシアナの企みの渦に飲まれて逃げ出してしまった」引用元:悪女皇后の専属侍女19話
だからこそ皇后は、唯一信頼できるパレサを手放したくないと考えます。そしてパレサを守るため、ニシアナと戦う決意をしました。
皇太子はどちらの味方?
ニシアナに対抗するため、2人はまず皇太子に会いに行きます。そして人払いをした後、パレサは率直に質問しました。
「皇太子殿下は、皇后とニシアナどちらの味方ですか?」と。
ネタバレあり感想|侍女たちの嫌がらせシーン
ネタバレ感想①ニシアナ派の常套手段
ニシアナ派の侍女たちは、とうとうパレサにも嫌がらせをし始めました。
皇后の味方をする侍女がいれば集団で無視し、相手を精神的に追い詰めるのが彼女たちの常套手段のようです。
相手にわかりやすく”孤独と孤立”をつきつける。幼稚で性格の悪さがにじみ出た最低な方法です。
ただ、このやり方は効果的なのでしょう。パレサは強い女性だし1人で何でもできるから平気ですが、普通の人であれば孤独に耐えられず逃げ出すのかなと思います。
ネタバレ感想②ただし罪悪感はある
とはいえ同僚の侍女たちは、パレサを無視するとき戸惑う……というより動揺していました。パレサが良い子だから、無視することに罪悪感があるのでしょう。
1人は気まずそうに目を逸らし、もう1人はパレサを見るなりどうしようという顔をして、隣にいる侍女にヒジで小突かれていました。
特にマリ。この子はスリ被害に遭ったときパレサに助けられた侍女ですが、パレサを無視したとき『自分は悪くない』と言い聞かせているシーンがありました。客観的に見れば、マリはかなり罪悪感を抱いているように見えます。
侍女たちはみんな自分の身を守るためニシアナに従っているけど、やはり思う所があるのでしょうね。