漫画『皇帝の子供を隠す方法』の6話のネタバレと感想です。
秘書官のベリアンは遺言について他言しないようアステルに提案します。そしてもっともらしい説明をしますが、彼女はその言葉に裏があると見抜きました。
2人の頭脳戦はどちらに軍配が上がるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
ベリアンの嘘に気付き、アステルは彼を問い詰める
アステルの指摘
私が関わっているから、そうおっしゃるのでは?
アステルがそう指摘すると、ベリアンは一瞬だけ顔をこわばらせます。しかし彼はボロを出さずに笑いながら誤魔化すので、彼女はさらに言及しました。
「太皇太后の遺言が公開されれば、世間はおのずと私に注目するでしょう。私には同情が寄せられる一方で、陛下のイメージが失墜する恐れもあります」
次々に皇帝側の事情を言い当てるアステル。しかし警戒されるほど賢く振る舞ってはいけないので、“それなりに物わかりの良いお嬢様”のフリをする事にします。
途端にしおらしい態度を取り、その状況で損をするのは我が父でしょうね…と悲しそうな顔をしたのです。
するとベリアンは一瞬ぽかんとするも、やっぱり頭が良い方の目は騙せませんね!と反省したような顔をします(あくまで外面だけですが)
そして彼は「こうなったら恥を承知でお願いさせてください!下手に騒ぎを起こしたくないというのは本当です」と言うので、アステルは結局のところ彼の提案に同意しました。彼女自身も、都での出来事に深く関わりたくありませんから。
ベリアン視点
アステルとの話を終えたベリアンは、無表情で廊下を歩きます。そして内心、彼女への評価を改めていました。
(一晩で追い出された元皇后、世間知らずのおしとやかなご令嬢かと思いきや。さすがはレストン公爵のご息女だ)
そしてしばらくは、アステルを泳がせようと考えました。
客室に戻ったアステルは、ひどい噂話を聞いてしまう
テオールの『お芝居』はつづく
会話の後、アステルは庭で遊んでいたテオールを連れて客室へと戻ります。すると道中、テオールは質問しました。
「ねえお母さん。あのおじさんがコーテイなの?おこりんぼおじさん」
それがカイゼンのことだと気付くと、アステルはクスッと笑って肯定します。
そして息子の頭をなでながら、まだお母さんと呼んではダメだと告げると、テオールは瞳を潤ませて子犬のように落ち込んでしまいました。
そんな息子を愛おしく思いながら、アステルは考えます。
この“お芝居”を続ければ、誰もテオールが皇帝の息子だとは思わないだろうな…と。もちろんカイゼン本人も気付かないでしょう。
そもそもカイゼンと夫婦になったのは一晩限りで、おまけに彼は避妊をしていましたから。
メイドたちの噂話を聞いてしまう
客室の前に到着したアステルは、部屋の扉を開けようとします。しかしこの時、タイミング悪くメイドたちの噂話を聞いてしまいます。
というのも3人のメイドは、アステルが今になって皇帝を口説きに来ただの好き放題に悪口を言っていたのです。
その心無い言葉にアステルは絶句するも、怯むことなく扉を開けます。するとメイドたちは顔を青くしますが、彼女はそれを無視してテオールを浴室に連れて行きます。
そしてリビングに自分とメイド3人だけが残ると、アステルはきっぱりした口調で言いました。
「まさか、このままで済むとは思っていないでしょうね?」
『皇帝の子供を隠す方法』のネタバレと感想
ネタバレ感想①メイドへのお仕置きについて
6話の最後で、アステルは自分への悪口を聞いてしまいショックを受けます。
やたら口の軽いメイドは、もはや韓国作品の風物詩ですね。王宮仕えのメイドなので、それなりに教養があって仕事ができるはずなのですが・・・
主人公を目立たせるための必要悪として、度々このように非常識なキャラクターが登場するのでしょう。
とはいえアステルは芯が強く、おまけに一児の母親です。ただ黙っているはずがなく、最後のシーンではメイドたちに強烈な一言を放っていました。
このままで済むとは思っていないでしょうね?
これ、下手な脅し文句よりも効果がありますよ。いろいろと末路を想像できる分、恐怖感が増します。
ネタバレ感想②ベリアンが腹黒系イケメンな件
秘書官のベリアンは一見すると好青年ですが、実は一筋縄ではいかない性格です。笑顔の裏ではいろいろと策を練っているようです。
簡単に言えば腹黒イケメン。人当たりのいい笑顔を浮かべながら、内心では相手を上手くコントロールしようとしています。
そもそも彼は秘書官なので、頭の出来は良いのでしょう。味方につければ心強い存在ですが、敵のままだと厄介ですね。