『悪女が恋に落ちた時』の100話のネタバレと感想です。今回のストーリーは本編最終話にあたります。
アリシャとダニエルの関係はどうなるのか。姉と再会できるのか。そして何より、みんなで一緒に幸せになれるのか。感動の最終回をぜひご覧ください。
悪女が恋に落ちた時・99話までのおさらい
世界はいい方向に変化する
- ルペルシャのおかげで主人公・アリシャは現実世界に戻ってくることができた
- バヌス家が永遠の命を求めて、不法な実験を行ってきたことが公にされる
- その実験のせいでロバイン王国が滅び、多くの被害者を産んだことも判明
- その結果、国全体にルペルシャの悪評はデマだと知れ渡った
- アリシャたちは亡きルペルシャのために小さな葬式を行う
- 葬儀の後ダニエルは、アリシャに愛の告白をする
99話にしてルペルシャの悪評が完全に払しょくされました。それに伴いバヌス家の悪事も露見し、彼女はようやく人々の悪意から解放された状態です。
100話の概要|アリシャは自由都市・リベラの大公となる
新しい都市が誕生する
数年後。トリエル帝国内には新しい都市『リベラ』が誕生しました。リベラは精霊と魔法の都市であり、平和を重んじいかなる差別行為も許さず自由が保障されます。
また都市を治める大公の職位に付いたのは、他でもないアリシャでした。
ダニエルとの間にできた愛娘
アリシャとダニエルの間にはかわいい娘が生まれます。この子はおてんばな性格で、事あるごとにみんなを振り回すのでヘレイスからは「誰に似たんだ?」と言われるほど。
しかしこの子には名前がありません。
というのもアリシャは、大事な娘だからきちんと考えて名前をつけたいと悩み続けた結果、数年の月日が経ってしまったのです。
しかしアリシャはある日、娘の表情が亡き姉・ルペルシャにそっくりだと気付きます。
最愛の人はすぐ傍にいた。それを知ったアリシャは歓喜の涙を流して娘を抱きしめます。そして満面の笑みを浮かべながら、娘にフランシスと名付けます。それは“自由な子”を意味する名前でした。
~FIN~
ネタバレと感想|感動の最終回!ルペルシャにも救いあり
100話のネタバレと感想
ちょうど100話で本編が完結しました!作者様お疲れ様です。そしてハッピーエンドをありがとう!
なお本記事ではカットしましたが、マンガ版の最後には幼少期の姉妹の会話が描かれているのでぜひご覧ください。とにかく可愛い。
⇒【悪役令嬢】女性向け漫画のネタバレ感想まとめ【異世界転生】
読んだ後に気付いてダメージを受けた話
フランシスと遊んでいる最中、ヘレイスはおてんばな彼女を見て「誰に似たんだ?」と不思議がっていました。
多分ストーリー的に、この子はルペルシャに似たのでしょうね。なにせ生まれ変わりですから。
本編のルペルシャは氷のようなイメージでしたが、元々はとても明るい性格だったのかもしれません。けれど環境のせいでその温かな性格が徐々に温度を失っていったのかと思うとーーー考えただけで精神的なダメージを受けます。
なんか暗い話になりましたが、今は生まれ変わったので大丈夫!自由な国で優しい両親たちに囲まれて、絶対に幸せになれるはず。ルペルシャお姉様、お幸せに!
余談|皇帝の罪滅ぼし
ルペルシャの冤罪を晴らすにあたり、そしてこの件を公表するにあたり、皇帝とラビロフも協力してくれました。
皇帝にとっては「自分の娘が実験台にされるのを黙認した」と暴露するようなものなので、普通だったら真相を隠すなり事件をもみ消すなりするはず。
それでも事実を明かしたのは、父親として娘に何をしてあげられるのか模索した結果でしょう。