漫画『義家族に執着されています』の50話のネタバレと感想です。
前回ペレシャティは、セルフィウスがクラスで無視されているという事実を知りました。クラスメイトの少年がこっそり教えてくれたのです。
そこで今回、彼女はいじめっ子の保護者たちと話をすることにします。果たして彼らを説得できるのでしょうか?
ペレシャティは保護者たちを呼び出し、説得を試みる
4人の保護者たちが呼び出される
ペレシャティはパーティーの最中、奥の部屋に4人の大人たちを呼び出します。部屋に集まったのは、デニール伯爵夫妻・ロレンバ男爵・第4皇女の側近であるトレレン伯爵。
彼らはみんな、陰口を言っていた子供たちの保護者です。
そしてペレシャティは席に着くと普段よりも冷たい表情で、セルフィウスがいじめられている件について説明しました。
話を聞いた親たちは狼狽える
話を聞き終えると保護者たちは動揺しました。自分の子供がそんな事をしたなどと、信じたくないようです。
中でもトレレン伯爵はかなり反抗的な態度で、疑われる理由はないと言いますがーーー
ペレシャティはすでに証拠を揃えています。
モルトン子爵や公爵夫人も例の会話を聞いていましたし、クラスメイトの少年も証言すると言ってくれています。
それにセルフィウスの現状はクラスの子供たちみんなが知っているので、保護者たちは言い逃れできない状況です。
しかしトレレン伯爵はそれでも反論をやめず、今度は「一体何が望みです?子供を口実に私を脅迫するのですか?」と言い出しました。
トレレン伯爵は謝罪をせず、それどころか言い訳をつづける
トレレン伯爵は提案をする
ペレシャティは考えます。仮に子供たちをこの場に呼んでも、保護者たちは自分が望む答えを得るために問い詰めるだけでしょう。
だから話し合いはここで終わりにして、残りは書面で知らせると伝えますがーーーその時、トレレン伯爵は取引を持ちかけました。
というのも自分たちを排斥してもペレシャティにメリットは無いので、将来のことを考えるならここで争うべきではないと言うのです。
しかしペレシャティはその言葉を拒絶し、自分の意見を変えません。彼女はセルフィウスを守りたいのです。
『セルフィウスがでアカデミーに通うようになったのは私にも責任がある。以後は私が耐えなければならない問題だわ』
引用元:義家族に執着されています50話
そして彼女は、一足先に退出しようとしますがーーー
扉を開けると、そこには驚いた表情のテルデオが立っていました。彼もまたセルフィウスが無視されていると知ってしまったのです。
まとめ|義家族に執着されています50話のネタバレと感想
ネタバレ感想①ドドレアの側近が、全く状況を理解していない件
50話でずっと文句を言っていたトレレン伯爵は、第4皇女・ドドレアの側近です。
彼はその立場のせいか、なぜ自分が責められているのか分かっていません。政治的にしか物事を考えられない性格のようで、自分が皇女側の人間だから難癖を付けられているのだと勘違いしていました。
なお作中内でも、ペレシャティに対して「私は皇女様側の人間ですが、大公妃殿下と対立する気は全くありません」と見当違いな事ばかり言っています。
家族を心配するという単純なことが、彼には分からないようです。もしかするとペレシャティとセルフィウスが血縁関係ではないと知っているからこそ、血のつながらない子供を心配するはずないと思っているのかもしれませんね。
どっちにしろ可哀想な大人です。
ネタバレ感想②ペレシャティは報復も覚悟している
なお側近の男性はドドレアから、ペレシャティがいずれ離婚するという話も聞いているそう。だからこそ50話の最後あたりで「私たちを責め立てても後々いい事はないぞ!」的なセリフを吐いていました。
完全に悪役のセリフですが、彼の言うことも一理あります。
今は大公妃という役職がペレシャティを守ってくれますが、ここで保護者たちを責めれば結果がどうであれ、彼女は離婚後にダメージを受けるでしょう。
大公家の保護がなくなれば、彼女は後ろ盾のない無力な令嬢になってしまいますから。要するに側近は、このシーンで遠回しに脅迫したのです。
けれどペレシャティはそれを理解した上で、セルフィウスを守るため正面から問題に立ち向かいました。