漫画『義家族に執着されています』の124話のネタバレと感想です。
ドドレアはついに報復され、前回のラストでは凄惨な姿が描かれていました。しかし彼女はまがりなりにも皇女。自業自得とはいえ、テルデオはあんな事をして無事なのでしょうか?
義家族に執着されています124話の概要
テルデオは一族にも牽制する
ラピレオン邸への帰還後、テルデオは一族の直系(グローリアやフィニアスたち)を招集します。そしてドドレアから聞き出した情報を共有しました。
- ドドレアの行う呪術には“供え物”と“ラピレオン家の血”が必要
- 血は少量でも使用可能なので、ドドレアは大切に使っていた
- “呪いからの解放”を提案されたが、ペレシャティが犠牲になるので断った
- 今までのペレシャティのおかげで一族は最悪の状況を免れた。
- だから我々は彼女を守るべき
情報をあえて皆にも共有した理由は、ドドレアが一族内の誰かに接触して同じ提案をするかもしれない……と心配したため。だから彼は先手を打ったのです
補足|テルデオが処罰されない理由
皇女であるドドレアを暴行したのに、テルデオは現状お咎めなしです。この理由については次章『ネタバレ感想&ストーリー補足』で説明しているので、気になる人は読んでみて下さい。皇室の闇が見えます。
⇒『義家族に執着されています』125話のネタバレはこちら
ネタバレあり感想&ストーリーの補足
感想①見捨てられたドドレア
理由はどうあれ、前回テルデオは“皇族への拷問”というタブーを犯しています。ドドレアは仮にも皇女なので、本来なら皇室側からお叱りが飛んでくるでしょう。
しかしテルデオは現状、この件について一切の罰を受けていません。というのも皇帝が黙認しているから。
皇帝はドドレアが拷問されたことや彼女の騎士が全員〇されたことを知りながらも、傍観を決め込んでいます。それこそ皇女宮への訪問も、皇帝の許可を得ています。つまりドドレアは見捨てられたのです。酷い話ですね。
感想②裏では皇帝を脅していた
感想①↑について少し補足すると、テルデオは事を起こす前に皇帝と取引しました。
「ドドレアの悪事や呪術に傾倒していることを黙っている代わりに、自分の行いも見逃せ」という取引を持ち掛けたところ、皇帝は嫌そうな顔をしながらも承諾しました。
この国では呪術全般がタブー視されているので、皇女が呪術を行っていた……なんて知れたら大変なことです。きっと神殿側からも、異端だの何だのと告発されるでしょう。
そもそも皇帝側とラピレオン家は持ちつ持たれつの関係らしいので、皇帝もテルデオ相手だと強く出れません。
ラピレオン家が何百年も繁栄してきたのは皇室の仲裁のおかげ。ただし逆もしかり。そういう関係のようです。
感想③テルデオは暴走気味
ペレシャティに執着しているラピレオン家。しかし彼らも一枚岩ではなく、それぞれ考えが違うようです。簡単に言えばテルデオは過激派。それ以外は中立派という印象。
以下、ラピレオン家の現状を簡単にまとめました↓
テルデオ
ペレシャティへの執着心MAX。絶対に手放す気はない。ドドレアに狙われている事もあり、自分がしっかり守らなければと思っている様子。
フィニアス
テルデオの意見(↑)に反対。これ以上ラピレオン家に関わればペレシャティがどうなるか分からないので、逆に解放して上げた方がいいのでは?と迷っている。
グローリア
祖母・グローリアは中立的。124話でテルデオと話したときも、ペレシャティの意志を尊重するといった印象でした。
「大公妃もここに残りたいと言ったの?」
引用元:義家族に執着されています
グローリアは年長者なだけあり冷静かつ中立的。ちなみに、この質問に対するテルデオの台詞がこちら↓
「もう嫌だと言っても手遅れです。皇女に狙われている以上、近くに置いて守らなければなりません。無駄な考えはやめてください」
引用元:義家族に執着されています
はい。温度差が激しいですね(笑
⇒『義家族に執着されています』125話のネタバレはこちら