マンガ『悪女皇后の専属侍女』の22話~23話のネタバレあり感想です。
今回、皇帝の誕生日パーティーが開かれます。もちろん皇后も参加するので、パレサはこの機会に皇后の威厳を取り戻そうと考えます。しかしそのためにはニシアナを遠ざける必要があるので、パレサは皇太子とともに作戦を立てます。
悪女皇后の専属侍女22話の概要|皇帝の誕生日を祝おう!
近々、皇帝の誕生日が祝われる
ランティアス帝国では、皇帝の誕生日を特別なものとして祝う風習があります。この時ばかりは妻である皇后も丁重に扱われるため、ニシアナといえど皇后には逆らえません。
そこで皇太子はこの機会を利用し、皇后として威厳ある姿を貴族たちに見せつけるべきだと提案しますがーーー
皇后は、自分にうまくできるか不安そうにします。すると皇太子は、自分に作戦があるから大丈夫だと答えました。
補足|パレサへの嫌がらせは続く
パレサは現在、他のメイドたちから嫌がらせを受けています。前回は無視で、今回は部屋を荒らされるなどの被害に遭っています。
ただし、パレサは強靭な精神の持ち主なので平然としています。それこそ荒れた部屋を片付けながら「何でこんな意味のない事をするのやら」と言っていました。
普通の子だったら孤立することに耐えられず辞職するのでしょうけど、パレサは本当に平気なようです。
なおこのシーンでは、同僚のマリがこっそりパレサに会いに来て「まだ手遅れじゃない。皇后の味方をするな」と助言していました(ただしパレサには即、断られましたが)
マリはニシアナ側の人間ですが、やはり複雑なのでしょう。行いは間違っていますが、それでもマリなりに義理は通したのかなと思います。
23話の概要|パーティー中、なぜかニシアナの姿が見えない
味方が増え始める
ブーシェ伯爵夫人との交流後、皇后には少しずつ味方が増えていきました。
伯爵夫人が地方の貴族を紹介してくれたおかげで皇后宮を訪れる人が増え、さらに皇后はセンスが良いため女性の心をすぐに掴めたのです。
王宮で誕生日パーティーが開かれる
皇帝の誕生日当日。王宮では盛大なパーティーが開かれ、たくさんの貴族たちが皇帝への挨拶に訪れます。
なおその日の皇后はあまりに美しく、皇帝とも仲睦まじい様子。そのため貴族たちは「皇后が悪女だという噂はデマだ」と考えるようになります。
また皇帝の誕生日を記念して、騎士の任命式も行われます。皇后宮を守るよう推薦された騎士は、美しい皇后を間近で見て頬を染めるのでした。
ニシアナはどこに?
皇后の姿を間近で見ていたパレサは、さすがの影響力だと感心します。
しかし皇后はその後パレサに会うと、浮かない表情をしました。前回のパーティーと同じように、またニシアナを見ただけで倒れるのでは…と不安だったのです。
しかしパレサは、そんな皇后を励まします。また同時に「安心してください。ニシアナは絶対に舞踏会に来ません」と断言しました。
ネタバレあり感想|エリカ皇后、実は有能である
ネタバレ感想①皇后が有能な件
皇后はニシアナのせいで引きこもり生活を送っていましたが、本来は社交的でセンスのいい人です。おまけに絶世の美女ですから、会う人がみんな彼女のファンになってもおかしくありません。
そういう強烈な女性なので、きっかけさえあれば味方が増えるのは時間の問題。実際、皇后はブーシェ伯爵夫人との交流後に少しずつ勢力を拡大していきました。
さらに皇帝の誕生日パーティー中は、騎士さえも皇后に見惚れていました。先ほども言いましたが、彼女はとにかく人を惹きつける。すごい影響力ですよね。
ネタバレ感想②優秀さゆえに排除された?
しかし敵対勢力(つまりニシアナ派の貴族たち)にとって、エリカ皇后の強烈さは目障りだったはず。
今回パレサはそれに気付いて「ニシアナが皇后の外交活動を邪魔したのはこの影響力を恐れたためだろう」というセリフを言っていました。
つまりニシアナは自分の権力を維持するために、皇后の対外活動を防いだワケですね。ただ気に喰わないから除け者にした…という感情的な理由だけではないようです。