漫画『義家族に執着されています』の86話のネタバレと感想です。
前回ペレシャティは大公領に到着しました。久しぶりにアイレットやフィニアスと再会し、またダニエルの妻・アデルなど新キャラも登場しましたね。慣れない環境のなか、彼女はこの先上手くやっていけるのでしょうか?
ペレシャティ視点|大公領の厳しさを思い知る
事故が起こり負傷者が出る
ペレシャティが物思いにふけっていると、城内に負傷者が運ばれてきます。何事かと思ってダニエルに尋ねたところ、物資を運ぶ途中で事故があったのだそう。大公領では冬になると雪が降り積もるため、道が見えなくなって危険なのです。
その光景を見てペレシャティは思いました。ここは私が考えていたよりも厳しい土地で、物資1つですら無駄遣いできない場所なのね……と。
ダニエル視点|我慢の限界!テルデオ相手にブチ切れる
ダニエル、ついにキレる
大公領に来てから、ペレシャティは暗い顔をしていました。そのためテルデオは心配し、ダニエルはそんな主人を「新しい環境に適応するには時間がかかるものです」と慰めますがーーー
1週間経っても彼女の表情は晴れないので、テルデオは機嫌が悪くなります。その結果、ダニエルにも火の粉が飛んだため、彼は頭にきて失言をしました。
「こんなに寒い土地を、誰が好むのですか?私だったらすぐに出て行きますよ」と。
ペレシャティの本音を聞いてしまう
しかしダニエルはその後、偶然にもペレシャティがフィニアスに相談(と言っても彼女がやり場のない想いを一方的に喋っているだけ)しているのを立ち聞きします。
そして彼女がなぜ落ち込んでいるのか、本当の理由を知りました。
- ペレシャティは契約結婚の間に、自立する力を身に付けたかった
- けれど今まで何の成果も出せなかったので、自信を無くしている
- また先日、テルデオに福祉事業の在庫を買い取ってもらったため、大公領に被害を与えてしまったのでは?と気に病んでいる。
話聞いたダニエルは、それをすぐテルデオに伝えます。すると翌日、テルデオはなぜか彼女を雪山に連れて行きました。
まとめ|義家族に執着されています86話のネタバレ感想
ネタバレ感想①テルデオの健気な行動
解説ではカットしましたが85話の中盤あたりで、テルデオがペレシャティを大公領に連れて来た理由について書かれていました。
というのも彼女は以前、雪を見たいと言っていたそう。だからテルデオはわざわざ、真冬の大公領に彼女を連れてきました。相変わらず健気な人ですね。彼女が何気なく言った一言をちゃんと覚えていたのです。
ネタバレ感想②ダニエル、あんまり怒らないであげて!
ダニエルは今回「こんな土地に、真冬に来たがるワケが無いでしょう!雪がキレイだと思うのなんて最初の1~2日だけですよ!!!」とブチ切れていました。
テルデオの純粋な気持ちに対し、容赦なくド正論をぶつけています。ここ最近、飛び火することが多かったので我慢ならなかったのでしょうね。
確かに雪国出身の人にとって、雪は面倒な存在です。それこそ長年住んでいるうちに、寒いし雪かきは大変だし嫌になることもしばしば。彼の言い分もわかります。
でもテルデオはきっと、雪を見て喜ぶペレシャティを想像して浮かれてたんですよ。だからダニエル、あんまり怒らないであげて…!
ネタバレ感想③ペレシャティ視点のはなし
ペレシャティは自分の実力のなさを実感して、今とても落ち込んでいます。そのためフィニアスに相談しました。彼は共感してくれるタイプではないし傍から見れば人選ミスですが、彼女は気持ちを打ち明ける場所すらなかったようです。
壁打ちでも良いから、誰かに気持ちを聞いてほしい。そう思うほど追い詰められているのでしょうね。
しかしフィニアスはこの時「テルデオは必要だから在庫を買い取ったのだろう」と答えています。テルデオは情だけで無駄買いをする男性ではないそう。
もしこの回答が正しいなら、ペレシャティの努力は報われて今後事業を進めるうえでの指針にもなりそうですね。自分の作ったものが現地でどう使用されるのか知れば、方向性が見えてくるはずですから。