『再婚承認を要求します』原作小説157話(マンガ162話)のネタバレと感想です。
今回ラスタは実父と再会するハメになります。自分を捨てたひどい男とはいえ、久しぶりに実父に会った彼女は何を思うのでしょうか?そしてこの件は無事に解決するのでしょうか?
ストーリーの続きをまとめました。
ラスタ視点|実父に会うことになり、結局はブチ切れる
実父との再会
その日は実父が会いに来るため、ラスタは酷く不機嫌でした。
正直に言えば、顔も見たくないし話も聞きたくありません。なにせ彼はラスタを奴隷として産んで愛情すらくれなかった親ですから。
けれどロテシュ子爵が勝手に面会の約束をしてしまったため、ラスタは仕方がなく応接室に向かうのでした。
最悪な事実を知ってしまう
いざ実父に会ってみると、彼は「我が娘よ」とラスタに会えて喜んでいる”フリ”をします。そして案の定、金を貸してほしいと言い出しました。
「大きくなったな。しかも、こんなに立派になって」
「お前が無事だという知らせを聞いたから、会いに来たのさ。親が娘に会いたいと思うのは当然だろ?」
引用元:再婚承認を要求します・小説157話
なお実父は、商団を作るために金が必要だと言いますがーーー
それは妙な話でした。彼は詐欺を働いて奴隷になったので、商団を作れる立場ではありません。そこで詳細を聞いてみれば、彼はすでに罰金を支払って奴隷から解放されたのだそう。
つまり娘を放置して、自分だけ平民に昇格していたのです。
ラスタは激怒して「ふざけるな!」と怒鳴ります。当然ながら金は貸しません。すると彼は怒って「ラスタが親不孝者だと言いふらしてやる!」と暴言を吐くのでした。
ナビエ視点|ハインリの過去を探るも、本人にバレてしまう
ハインリにバレた結果
肖像画を見ながらハインリの過去を探っていたところ、それが彼本人にバレてしまいます。
ナビエは気まずくなり、皇后らしい顔を作って自然な動作でその場を立ち去ろうとします。しかしその目論見は看破され逃がしてもらえません。
ハインリがそんな調子なので、ナビエは怒らせてしまったのだろうかと考えますがーーー
話を聞いたところ、彼は単に恥ずかしいのだそう。やんちゃ坊主だった頃のことをナビエには知られたくないのです。
そう言って彼は笑いながら、幼いころの自分の肖像画を見下ろします。
ナビエはその光景がなぜか可愛く思えて、また同時に気付きました。きっとハインリの母親も今のナビエと同じ気持ちで、彼のことを憎たらしいと思いながらも愛していたのでしょう。
つまり、どんな問題児であれ我が子を愛するしかないのです。
そしてナビエは、自分が今まで無駄な悩みを抱えていたことに気付くのでした。
再婚承認を要求します・157話のネタバレと感想
ネタバレ感想①実父がろくでもない件
ラスタの実父、ろくでもない男ですね。この男が詐欺を働いたせいで娘のラスタが奴隷になってしまったのに、自分だけ金をためて平民になり娘は放置。
さすがに酷すぎる。ラスタは今こそ殴るべき。
なお実父はこの件について「ラスタの様子を見に行ったら領主の息子と恋仲になって幸せそうだったからそっちに任せることにした」などと弁解しておりますが、めちゃくちゃな言い分ですよね。
無責任な父親の典型です。
ネタバレ感想②ラスタの周囲にはろくな男がいない
思えばラスタの周囲には、昔からロクな男がいませんでした。
実父はアレですし、元恋人のアレンは妊娠と同時にラスタを見捨てますし、その父親・ロテシュ子爵は金をせびりに来るし・・・あと外伝を読んだところ、ラスタは以前フッた男に嫌がらせを受けていたのだそう。
とにかく男運が悪い。なのに美人なせいで男が寄ってくる。
悪女のイメージが強いラスタですが、実はかなり可哀想な生い立ちの少女です。
ストーリー補足
父親はラスタに会いに来たとき「エルギ公爵がお前の情報を教えてくれた」と暴露しています。前回叩きのめされた復讐をしたかったのでしょう。
しかしラスタはその話を信じませんでした。エルギ公爵は今までずっと自分を助けてくれましたし、彼のことを愛していたからです。愛する相手と詐欺師の父親、どっちを信じるか。言うまでもありません。
ラスタの実父もその気持ちを察したため、この件について深追いはしませんでした。