『結婚商売』に登場するソヴール。
一見すると口数が多いお調子者に見えますが、軍部長なだけあり意外と知略に長けています。また自力で騎士に成りあがった実力派なので、有能キャラの1人と言えるでしょう。
そこで本記事ではソヴールの性格・経歴・戦場での役割などについて、分かっている情報をまとめました。
目次
結婚商売・ソヴールの性格と役割について
普段のソヴールについて
アルノー三軍部長の1人であり、ザカリーから信頼されています。性格は明るく社交的ですが少々デリカシーに欠けており、ビアンカには大型犬のように思われることも。
戦闘面では頭が切れる男
一見すると軽薄で騒々しい男性に見えますが、実は誠実で頭も切れます。
マンガ版87話では敵をあざむくため演技をするシーンが描かれていますが、この演技をビアンカの前でも徹底するあたり用心深い性格であることが分かります。
後半になるにつれて格好良さが増していくキャラクターです。
意外と誠実!謝罪もするし責任も取ります
ソヴールは以前、ザカリーに側室を迎えるよう進言したことがあります。その結果こっぴどく叱られ、またビアンカに失礼な発言をしたことをずっと後悔していました。
そのためトーナメント中、彼女の前で膝をついて謝罪しています。
なおこの時「罰を甘んじて受ける」と断言しているため、逃げも隠れもしない性格であることが伺えます。
人物解説|原作およびキャラクターシートの情報
キャラクターシートの情報
88話で公開されたキャラクターシートでは、ソヴールについて以下のように記載されています。
「イタズラっ子のような感じを与えるキャラクター。髪を結んだ姿がとても可愛い。あごに傷跡を追加し、少し荒い感じも与えました。眉毛は強靭な感じを、目元では遊び心を強調しています。何気にかっこうよく見えるように描こうと努力しています。ポイントカラーは赤色」
引用元:結婚商売88話
原作における記述
『結婚商売』の原作によるとソヴールは戦争の中で生きてた男であり、戦場の誰よりも執拗なことで知られているそう。
その性格ゆえか逃げた敵を追いかけるのも彼の役目で、原作では反逆者となったジャコブを追いかけたのもソヴールでした。
経歴|身一つで実家を飛び出し、騎士になった自由民
家出して騎士になった青年
ソヴールはもともと一般家庭の子供(※)でしたが、騎士になるため身一つで故郷を飛び出しました。家出したのが何歳のときの出来事か不明ですが、挿絵を見るにかなり若い頃だと思われます(45話参照)
関連:【結婚商売考察】ジャコブが異常なほどビアンカに執着した理由
もともとは自由民だった
ソヴールは『自由民』だと本編で明かされています。
自由民について辞書をひくと『自分の権利を自由に行使して他人の強制を受けない人々』とありますが、ソヴールが言っているのは“自由人”という意味ではなく、古代ギリシアにおける“自由民”に近い意味と思われます。
恐らく市民権を与えられ、選挙権などある程度の諸権利を持っていた農民でしょう。少なくとも悪い暮らしぶりではなかったはず。
しかし安全な暮らしを捨てて騎士を志願したのだから、とんでもない行動派です。おまけに軍部長まで上り詰めたのだから、心身ともに強靭で運にも恵まれた男性なのかもしれません。
ビアンカとの関係|彼女の優しさを知って好意を持つ
ビアンカに魅かれた理由
ソヴールは当初わがままなビアンカを良く思っていませんでしたが、彼女の優しさに次第に魅かれていきます。
最初に印象が変化したのは恐らく馬小屋で鉢合わせた時。ビアンカが子馬に挨拶しているのを見て、意外と良い人かもしれない…と好印象を持ちました。
さらに44話では、ビアンカが侍女・イボンヌの恋路を応援する姿を見て「奥様の事をますます好きになりそうです!」とダイレクトに好意を告げています。
考察&感想|この男はギャップの塊である
ギャグ要因に見せかけた有能男
実を言うと管理人、最初はソヴールのことをギャグ要員だと思っていました。
ギャグ系のマンガでよく登場する、コミュ力が高くてデリカシーがなくて食い意地が張っている明るいタイプの子。あのタイプだと思っていました。
しかしそれは彼の一面に過ぎず、軍部長なだけあり狡猾な顔も持っています。
戦闘面においては頭が切れるし、敵を執拗に追い続ける執念深さも持ち合わせたギャップの塊。それがソヴールという男性なのでしょう。
そもそもザカリーが軍部長に任命したのだから、総合的に見て優秀なはず。主観ですが敵には決して回したくないタイプです。
そしてよく見るとイケメン。
ありがとうございます!!!
ロベル編もお願いします
読んでもらえて嬉しいです!ロベルも書けたら書きます!