漫画『結婚商売』の41話~42話のネタバレと感想です。
今回はついにザカリーの試合が行われます。彼はトーナメントの優勝候補でありビアンカにも「必ずや優勝する」と約束してくれましたが、無事に決勝戦に進めるのでしょうか?
ストーリーの続きをまとめました。
41話|ついにザカリーが参戦!トーナメント初日の対戦結果
ザカリーの試合がはじまる
トーナメント初日の最終試合。ザカリーの対戦相手は、強力な優勝候補です。
そのためビアンカの手は震えていましたが、平静を装ってザカリーの方をじっと見つめました。試合が終わるまで、見守らなければと思ったのです。
・・・
試合の結果、勝者はザカリーでした。
相手を一突きにしたため彼に怪我はなく、ビアンカは涙を流しながら安堵します。なお会場にはザカリーの勝利を祝う歓声が上がっており、いつの間にかフェルナンの姿は消えていました。
妻にバラを捧げる
そして試合後、ザカリーはビアンカのもとを訪れます。
泣きながら自分を心配する妻の姿に喜びを感じながら、彼女にバラを渡そうとしますがーーーよく見ると、彼女はすでに4本もバラを持っているではありませんか。
それを見たザカリーは嫉妬して「今後は私が優勝する日だけ見に来るように」と彼女に言い聞かせます。
「…当分はトーナメントを観戦しに来ない方がいい。あなたの傍をぐるぐる回るコバエたちが気になって集中できない。いずれにせよ私が優勝するから、その日だけ見に来てほしい」
引用元:結婚商売41話ザカリーの台詞
するとビアンカは、あなたの言う通りにします…と言って微笑みながらバラを受け取るのでした。
不吉な報告
ザカリーに言われた通り、トーナメントの2~3日目はビアンカは自宅で静かに過ごします。そして夜、自室でイボンヌと会話をしているとーーー
そこに軍部長ソヴールが現れて、深刻な表情で「今日の試合で事故がありました」と報告しました。
42話|トーナメント3日目、ロベルの試合中に事故が起こる
ロベルVSジャコブ第二王子
トーナメント3日目の今日は、決勝戦に進出する騎士たちを選ぶ日でした。
ソヴールによると、ロベルの第3戦目の相手はジャコブ第二王子だったそう。とはいえ相手は王族なので、ソヴールは控え室にて棄権するよう勧めますがーーー
ロベルは怒りに満ちた顔で、絶対に棄権しないと断言しました。
彼がこれほど対抗心を燃やすのは、ジャコブが以前ビアンカの肖像画を盗んだから。アルノーの騎士である彼にとって、これは許しがたい事だったのです。
しかしその日、ロベルはジャコブとの試合中に盾が壊れて、腕を大怪我します。
なぜそんな事が起きたのか原因は不明。なおロベルは当然ながら敗退し、決勝戦には進めませんでした。
- ザカリー:連勝中
- ジョアシャン:ザカリーに敗北(怪我はない)
- ロベル:ジャコブ第二王子に敗北(腕を大怪我)
- ソヴール:カスティヤの騎士に敗北
- ガスパル:連勝中
- ジャコブ第二王子:連勝中
ロベルに共感し、怒りを覚える
事件の話を聞いた後、ビアンカはロベルの気持ちを考えました。ロベルはきっと、ビアンカの名誉よりも『アルノー』の名誉を守りたかったのだろう…と。
昔の彼女であれば、そんな事には関心を持たなかったでしょう。しかし今なら理解できます。負けたくない相手に敗北して、ロベルがどれだけの怒りと屈辱を抱えているか。
そして彼の気持ちを想うと、ビアンカもまた苛立ちを覚えるのでした。
ザカリー視点|決勝戦当日
そして迎えた決勝戦当日。
トーナメント会場に設置されたテントでは、ザカリーが試合に出る準備をしてロベルがその手伝いをしていました。
ザカリーが腕のことを心配すると、ロベルは「伯爵様を補佐する分には問題ありません」と答えますがーーー
その時、ジャコブが不敵な笑みを浮かべながら、嫌みったらしいセリフと共にテント内に入って来ました。
結婚商売のネタバレと感想|盾が壊れたのは本当に事故なのか?
ネタバレ感想①ロベルの盾は、誰かが壊したのでは?
トーナメント初日は順調に進んだものの、3日目の試合中にロベルが腕を大怪我してしまいます。ソヴールによると、試合中に盾が壊れるという事故が起こったそうですがーーー
これ、本当に”事故”なのか怪しいですよね?
相手がジャコブ第二王子なので、どうしても彼が何か仕組んだのでは…と勘ぐってしまいます。
それこそジャコブは目的のためなら手段を択ばない性格なので、トーナメントで勝ち残るために、ロベルの盾に予め仕掛けをしていた…という可能性も十分に考えられます。
そうでなければ、なぜロベルの盾が壊れたのか説明がつきません。
トーナメントで使う盾となれば強度はあるはずですし、そう簡単には壊れないはず。そもそもソヴールの話を聞いたところ、強力な一撃を受けて壊れたというより試合中に不自然に壊れたという印象でした。
そう考えると、やはりジャコブが怪しいのかな…という印象です。その場合、決勝でジャコブと戦う相手が心配になりますね。
ネタバレ感想②カスティヤの騎士について
42話で少し説明しましたが、ソヴールはカスティヤの騎士に敗北しました。
カスティヤとは、ゴティエ第一王子の息子の妻であるナヴァラ王女が生まれた国。そして今回王女の護衛として付いてきたのが、その騎士のようです。
なおソヴールによれば、カスティヤの騎士はとても強かったので負けたけれど後悔はないそう。
アルノーの軍部長を倒すほどの実力者なら、今後も本編に登場しそうですね。これだけの活躍を見せるなら、少なくともモブではないはず。