漫画『結婚商売』の40話のネタバレと感想です。前回に引き続き、トーナメント編の概要をまとめました。
ジョアシャンもアルノーの騎士たちも勝ち進み、今のところ順風満帆に進んでいますね。しかし今回、意外な選手が出場します。その人物とは一体誰なのでしょうか?
ジャコブ第二王子がトーナメントに出場する
王族の試合、その結果は?
フェルナンがひたすら話しかけてきますが、ビアンカは相手にせず無視します。そうしているうちに次の試合が始まりますがーーー
出場選手はジャコブ第二王子で、相手が棄権したため不戦勝でした。
ジャコブがバラを捧げた相手
試合後、ジャコブは勝利のバラをビアンカに捧げます。
彼女は心底嫌そうな顔をしながらも、人目があるので仕方がなくバラを受け取りました。
一方でフェルナンは一連のやり取りを見て、ますますビアンカに興味を持ちます。第二王子が公式的な場所でバラを渡すような、そんな女性なら狙うのが面白そうだと思ったのです。
フェルナンはようやく、ビアンカの夫が誰なのか気づく
最終試合が近づく
そうこうしているうちに、最終試合が近づいてきます。するとビアンカは「そろそろ私の夫の番だから消えてくれる?」と苛立ちを抑えながらフェルナンに言います。
しかし彼は全くめげずに、それなら一緒に手をつないで旦那様の勝利を祈りましょう!と手を差し出しますがーーー
その瞬間、ビアンカはくすりと笑って言いました。
『悪いけど、この手は夫にだけ許可しているから断るわ』
引用元:結婚商売40話ビアンカの台詞
そして彼女は薬指にはめた指輪を愛おしげになでるものだから、その表情を見たフェルナンはなぜ第二王子が彼女に執着するのか理解しました。
というのもビアンカには、“男の所有欲”に火をつける才能がある”と感じたのです。
そんな彼女の夫は、果たしてどれほどの実力を持った男性なのか。フェルナンは興味深そうに入場ゲートを見つめますが・・・
そこから現れた選手を見て、顔を青くしました。
ザカリー・ド・アルノー伯爵。セブランの英雄であり、鉄血の伯爵。
彼こそがビアンカの愛する夫だと、フェルナンはこの時ようやく気づいたのです。
結婚商売40話のネタバレと感想|ビアンカのドヤ顔は必見です
ネタバレ感想|フェルナンは自分の愚行に気付いた?
フェルナンは今までビアンカに馴れ馴れしく接していましたが、彼女の夫が“セブランの英雄”だと知ったときは顔を青くしていました。
自分のものを奪おうとする者がいれば、その首を容赦なく噛む戦場の黒いオオカミ。それがザカリーなのです。
彼女の妻に手をだすなど、あまりに愚行。フェルナンはその事実にようやく気づいたのでしょう。
なおこのシーンでビアンカは「あの人が私の夫よ」とドヤ顔をしていました。きっと内心では、分かったらさっさと退散しなさい!くらい思っていたのかもしれません。
結婚商売40話の補足
トーナメントの会場では、貴婦人たちがビアンカの陰口を言っていました。
どうやら32話で登場した貴婦人やアントのせいで、王女の庭で騎士とデートをしたという嘘の噂を流されたようです。
おまけにビアンカは複数の男性からバラを贈られたので、嫉妬されたことも陰口の原因でしょう。モテるから妬まれる。だから陰口が飛び交うのです
『夫がセブランの英雄ではないですか。あの高い服も夫が戦争で苦労したおかげで着ていられるものなのに・・・恥じしらずな女です』
引用元:結婚商売41話
なお控え室にいたザカリーはこの陰口を聞いてしまい、ビアンカがなぜあんな風に言われなければならないのか…と大変悔しい思いをしています。
ビアンカに非があるならともかく、彼女は全く悪くありません。夫の応援をしに来ただけです。服についても伯爵夫人という立場上、粗末な服を着て人前には出れないので仕方のないことでしょう。
自分の妻がそんな風に悪く言われて、ザカリーはさぞ心を痛めたと思われます。
確かに今までのビアンカは浪費家だったため悪評があるのは仕方がありませんが、何にせよ必要以上にバッシングされているのは間違いありません。
ただし当のビアンカはこういった状況に慣れているので、ザカリーとは違いずっと平静を保っていました。
とはいえこの状況をザカリーが許容するはずないので、そのうち打開策を考えてくれるでしょう。噂の元凶についても、きちんと処罰してくれるはずです。