漫画『結婚商売』の43話のネタバレと感想です。トーナメントは終盤に差し掛かり、今回からは上位争いが始まります。
ザカリーが控え室で準備をしていると、そこにジャコブ第二王子が現れました。彼は一体何をしに来たのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
突然現れたジャコブは、嫌味を言ってザカリーを挑発する
ジャコブが挑発しに来た理由とは?
ジャコブ第二王子は勝手にテントに入って来て、ザカリーとロベルに嫌味を言います。そのせいでロベルは腹立たしげな顔をしますが、一方でザカリーは涼しい顔のまま。
というのもザカリーは、ジャコブがわざと挑発していることに気付いたのです。
さらにジャコブは、今日の試合で自分たち二人のうち一人がビアンカにバラを渡すことになると言いますがーーー
ザカリーは少しも余裕を崩さず、自分が妻にバラを渡すと断言しました。
「二人のうち一人ではなく、私が。私の妻に勝利のバラを渡します。ですから、第二王子は私の妻の名前を、私事で呼ばないでください」
引用元:結婚商売43話 ザカリーの台詞
その言葉に苛立ったジャコブは、遠回しにビアンカの浮気をほのめかします。
するとザカリーもさすがに怒り、ジャコブを睨みつけながら「私を挑発してもメリットはありませんよ」と警告するのでした。
ジャコブの本音とささやかな願い
ザカリーは警告した後、嫌味を一つ言ってテントを後にします。
すると残されたジャコブは一瞬だけ悔しそうな素振りを見せるも、すぐに気を取り直して自分の気持ちを整理しました。
ザカリーに勝てないことは、ジャコブ自身もよく知っています。それでも彼は、ビアンカにもう一度だけバラを渡したかったのです。
軽蔑する目つきで見られようと、それが彼女と向き合える方法ですから。
そしてジャコブはうっとりした顔で、まるで私は愛に目覚めたばかりの若造のようだ…と呟くのでした。
トーナメント決勝戦がスタート!1戦目の出場選手はガスパル
ついに決勝戦スタート
ついに決勝戦がはじまり、今日はビアンカも観戦しに来ています。なお今回はイボンヌだけでなく、護衛としてソヴールも同行しています。
1戦目に戦うのはガスパルで、対戦相手は先日ソヴールを負かしたカスティヤの騎士。
なおイボンヌは、観客席で祈るように手を組みながらガスパルを見守るのでした。
結婚商売43話のネタバレと感想|ジャコブがまさかのガチ恋だった件
ネタバレ感想①意外と健気?ジャコブの本心
43話を読んだところ、ジャコブは本当にビアンカに惚れたようですね。
それこそビアンカのことを思い出す時、彼は初心な少年のような顔をしていました。
マンガ版を読んでいる人はご存じかと思いますが、ジャコブは普段こんな表情はしません。人妻ですら平然と口説くような男ですから。かなり女性慣れしています。
だからこそ彼が43話でときめいた表情をした時、管理人はとても意外でした。この人、こんな顔するんだ…と思いました。
ネタバレ感想②いつビアンカを好きになった?
なおジャコブはいつからビアンカを好きだったのかと言う話ですが、最初に会った時はただ軽い気持ちで接していただけのようです。
なお彼が本編にて「なぜこんな感情が芽生えたのか分からない」と言っていたことから、気付いたら好きになっていたのだと推測されます。少女漫画でよくある、関わっていくうちに少しずつ好きになるパターンですね。
皮肉な話ですが、ジャコブは母親と同じく決して報われない恋心を抱いてしまったのです。
母親も国王に恋をしたけれど結局報われず無下にされ続けたので、そういった意味では似た者親子ですね。
ネタバレ感想②ジャコブの愛情表現が歪んでる件
というかジャコブ、ビアンカが好きならもっと優しくしなさいよ…!
相手が嫌がることばっかりするから嫌われるんですよ。もっと誠実かつ優しく、距離的にも近づきすぎずに無害アピールをしておけば、多少は仲良くなれたかもしれないのに。
まあ今さら何を言っても意味はありませんけどね。
恐らくジャコブは、女性への接し方は分かるけれど好きな子への接し方は分からないのでしょう。
成長過程で愛を得られなかったせいか、それとも彼自身がひねくれているのか。どっちにしろ、難儀な人というイメージです。