漫画『義家族に執着されています』の51話のネタバレと感想です。
前回ペレシャティは保護者たちを呼び出して、セルフィウスがいじめられている件について話しました。しかしトレレン伯爵は自分の非を認めず、さらにテルデオに話を聞かれてしまいます。
この後どうなるのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
セルフィウスが無視されていると知り、テルデオは激怒する
保護者たちは必死で弁解するが…
「セルフィがいじめられただと?」
テルデオが怒りを抑えながら質問すると、保護者たちは全員冷や汗をたらして黙り込みます。
しかしその時、トレレン伯爵が必死で弁解をはじめました。息子はただ噂話をしていただけで、それが誤解を招いたのでしょう…と言うのです。
この時デニール伯爵もそれに便乗しますが、テルデオがあまりに恐ろしい顔をするので2人は言葉を失います。
そして結局のところ、保護者たちは責任のなすりつけ合いをはじめました。
そしてテルデオはついに我慢の限界を迎えます。剣を抜いてトレレン伯爵を斬ろうとしますがーーー
部下が力ずくで止めたので、幸いにも怪我人は出ずに済みます。なおペレシャティは驚きのあまり、その光景をただ呆然と眺めるのでした。
話し合いをするため、セルフィウスを別室に呼び出す
別室にセルフィウスを呼び出す
その後テルデオは、保護者とその子供たちを部屋に閉じ込めるよう部下に命令します。そしてセルフィウスと話をするため、別屋に呼び出しますがーーー
セルフィウスは部屋に来た途端、ただならぬ気配を察してペレシャティに視線で助けを求めます。
その結果、彼女も交えて3人で話し合いをすることになりました。
僕は大丈夫です
3人が席に着くと、テルデオはいじめの件について質問します。するとセルフィウスは一瞬動揺するも「何の問題もありません」と嘘をつきました。
「何をお聞きになったのかは分かりませんが、僕はアカデミーで上手く生活しています。テストの成績もいいですし、何の問題もありません。誰かが故意に大公家を卑下したかったようですが、これからは陰口が出ないように頑張ります」
引用元:義家族に執着されています51話
そして彼は笑顔をつくり、後継者として頑張るので心配はいりませんと平気なフリをしますがーーー
テルデオは顔を覆い「こんな事のためにお前を後継者にしたのではない」とうつむきました。
まとめ|義家族に執着されています51話のネタバレと感想
ネタバレと感想|テルデオが今回いかに辛かったか
テルデオは心からセルフィウスを心配していて、苦しまずに済むようずっと気遣ってきました。実子じゃないのに後継者にしたのも、その方が彼にとって良い事だと判断したからでしょう。
だというのにセルフィウスは学校でいじめられていたのです。
こんな状態に直面したら頭を抱えても仕方がありません。良かれと思ってしてきたことが原因で、子供を苦しめたのですから。
それこそテルデオからすれば、こんなはずじゃなかったのに…という心境でしょう。
彼が51話のラストで「こんな事のために後継者にしたんじゃない」と言っていたのは、そういう事だと思います。
おまけに保護者たちはラピレオン家の内情を誤解して、しかもそれを周囲に言いふらしたり子供に喋ったり・・・
百歩ゆずって事実ならともかく、勝手に誤解されてセルフィウスが苦しんだのですから、テルデオが激怒するのも無理ありません(まあ流石に抜刀はやりすぎですが)
51話の補足|ペレシャティの好プレー
テルデオは最初、あの激怒した状態のままセルフィウスと話をする気でした。けれどペレシャティが止めてくれたので、呼吸を一旦落ち着かせてから別部屋に移動しています。
あのヤバイ状態のテルデオにも臆さず話しかけるあたり、ペレシャティは本当に肝が据わっていますよね。セルフィウスを呼び出した後も、緩衝材として間に入ってくれましたから。
こういう時、彼女がいてくれて良かったなとつくづく実感します。