漫画『義家族に執着されています』の31話のネタバレと感想です。
ペレシャティは叔父に勧められて、しぶしぶ継母に会いに行きます。今さら会ったところで和解できるはずもありませんが、2人はどんな会話をするのでしょうか?
以下にストーリーの続きをまとめました。
回想|ペレシャティは子供時代に、ある理由で継母に怒られる
子供時代の思い出
ペレシャティがまだ子供だった頃。彼女は友達を助けようとして大怪我を負い、継母にこっぴどく叱られました。
「誰がそこまでしろと?危険だってわからなかったの!?もう二度とこんなことはしないで!」
継母に怒鳴られた瞬間、ペレシャティは目に大粒の涙を浮かべます。そして泣きながら言い訳しました。
「お義母様は私を助けてくれるじゃない!私だって他の人を助けてあげたい!」
その本音を聞いた継母は、お前は私の家族でしょう?と言って困った顔をしながらも、ペレシャティを優しく慰めました。
叔父に勧められて、継母に会いに行くが・・・
継母との会話
叔父のすすめで、ペレシャティは継母に会いに行きます。すると継母は疲れた顔で、ペレシャティをずっと心配していたのだと言いました。
「シーフがお前に危害を加えようとしたことは聞いたわ。この件を知る貴族はいないから心配しないで」
またこの時、継母は自分たちの近況についても語ります。
というのも最近、レイナが第4皇女・ドドレアの侍女になったのです。
ただしペレシャティと敵対するためではなく、状況的に仕方がなかったとの事。
シーフがレイナの名前で大金を借りて回っていたらしく、そのせいで資金繰りが苦しくなったのだそう。
しかし話を聞いたペレシャティは、もうそんな事情なんてどうでもいい…と思うのでした。
先に裏切ったのはどっち?
すると継母は、本題について切り出します。
どうして会いに来たのか。そしてなぜ自分たちはこれほど信頼を失ったのか。それらを質問すると、ペレシャティは悔しげな顔で言いました。
「先に裏切ったのは私じゃありません」
すると継母は呆然とした顔で、どういう意味?と聞き返します。本当に心当たりがないかのように、私がお前に何をしたと言うの?と拳を震わせますがーーー
ペレシャティはぴしゃりと言いました。
「分かっているじゃありませんか」
そう告げる彼女は、今にも泣きそうで。すると継母はため息をつき、宙を仰ぎながら静かな口調で言います。
「それがお前の本心なの?よく分かったわ」
そして席を立つと、やはり私たちは共に生きられないのね…と言い残して部屋を出て行きました。
継母の謎めいた行動
馬車でラピレオン邸に戻る途中、ペレシャティは継母のことを考えていました。
継母たちは、本当にお金のために行動していたのか。遺産が目的ならどうしてシーフと結婚させようとしたのか。そもそも、なぜ最後に自分たちの目論見をすべてペレシャティに暴露したのか。
まるで苦しませることが目的のように見えます。そのためペレシャティは、継母の行動の裏には自分の知らない別の理由があるのかもしれない…と考えました。
まとめ|義家族に執着されています31話のネタバレと感想
31話のネタバレと感想|
昔の継母は、とても家族思いで優しい女性だったようです。回想を見たところ、ペレシャティのことを本気で心配している印象を受けました。
そしてペレシャティもまた継母のことが大好きで、いつも自分を助けてくれる彼女のようになりたいと願っていたようです。
少なくともこの時点では、2人ともお互いを大事にしている気がします。血の繋がりはなくとも、ちゃんと母娘の関係が成り立っていました。
だというのに、なぜ継母はペレシャティに毒を盛ったのかーーー
彼女の考えがイマイチ分かりませんね。ペレシャティも指摘していましたが、遺産目当てにしては不可解な行動が多いです。