漫画『義家族に執着されています』の30話のネタバレと感想です。
前回はサブキャラ視点で物語が進みましたが、今回からは再びペレシャティの話に戻ります。祭典の最終日、彼女はテルデオに何を話したのでしょうか?
以下にストーリーの続きをまとめました。
回想|祭典の最終日にペレシャティが話した内容とは?
ペレシャティはある疑問を口にする
祭典が終わってから、テルデオは夜遅くに屋敷に帰るようになりました。というのも祭典の最終日に、ペレシャティが”ある話”をしたことが原因です。
- 襲撃犯は連行されるとき、おかしな苦しみ方をして命を落とした
- あの苦しみ方は、ペレシャティがラピレオン家の血によって死亡したときと似ていた
- 上記の2点から、ラピレオン家の血が流出している可能性がある
なおテルデオは襲撃犯の遺体を調べに行ったとき、担当者から奇妙な話を聞きました。
というのも襲撃犯の遺体を運んでいる最中、襲撃犯は一度息を吹き返したのだとか。また彼の奥歯には毒が仕込まれていましたが、それは遅効性の毒なので急死するのは奇妙との事。
しかし報告書を確認した結果、テルデオは襲撃犯の死とラピレオン家の毒は無関係だという結論を出しました。
そのことをペレシャティにも説明しますが、それでも彼女は納得がいかない様子。
襲撃犯が突然死したことも、襲撃時にナイフしか持っていなかったことも不自然だと考えたのです。
そのためテルデオにもう少し調査してみてはと提案するも、テルデオは気分を害したらしく「ラピレオン家の毒は流出していない」と険しい口調で説明し、部屋を出て行ってしまいました。
テルデオは屋敷に帰って来なくなる
その出来事から一週間後。テルデオは事件についてまだ調査しているらしく、屋敷に帰って来なくなりました。
一方でペレシャティは彼を怒らせたことを気にしていましたが、もし本当にラピレオン家の血が流出しているなら止めなければ…と考えるのでした。
実家のザハルト伯爵邸に戻り、叔父と話をする
実家に戻り、叔父に相談をする
その日、ペレシャティはレベッカを連れて実家のザハルト伯爵邸を訪ねます。
そして現在の屋敷の管理者である叔父と2人で書類仕事を勧めながら「実父が計画していた福祉事業をついて進めたい」と相談しますが―――
その提案に、叔父は浮かない顔をしました。
「ペレシャティ、君の頼みで屋敷の管理をしているが私は早く家に帰りたいんだ」
それを聞いた彼女は、ずっと任せきりにはしないのでもう少しだけ協力して欲しいと頼みます。すると彼は静かに頷くも、このとき一つ提案をしました。
というのも最近、継母の債権者たちが屋敷を訪ねてくるので一度継母に会ってみたらどうかと言うのです。
その言葉に、今度はペレシャティが浮かない顔をするのでした。
『義家族に執着されています』30話のネタバレと感想
30話のおさらいとネタバレ感想
祭典の最終日、ペレシャティはある疑問を持ちました。というのも『ラピレオン家の血が流出しているのでは?』と考えたのです。
なぜこんな考えを抱いたかというと、襲撃犯が突然死したときの苦しみ方がペレシャティが亡くなった時にそっくりだったから。
しかしテルデオに相談したところ、彼は怒ってしまいます。流出するはずがないと彼女の質問を一刀両断しました。
ラピレオン家の人々は普段から、どれだけ不便だろうと周囲に血がつかないよう十分に注意しています。なのに血が流出しているのでは?なんて聞かれたら、怒るのも無理はないでしょう。
とはいえ襲撃犯が奇妙な亡くなり方をしたのも事実。ラピレオン家の毒が使われたのではなければ、一体なぜあんな状態になったのか説明がつきません。かなり奇妙な状況ですね。