豪ドル(オーストラリアドル)の5年後・10年後を予想!2020年の見通しは?

豪ドル(オーストラリアドル)を長期保有したいけど、円高になったらどうしよう…

このような悩みを持っている投資初心者のために、今回は豪ドル円の5年後・10年後の見通しについてまとめました。

白うさ
投資歴5年の管理人が、初心者むけに解説します。

 

今回の記事は、現在の豪ドル円についてある程度理解している人向けの記事です。

現状がわからない人は、先に下の記事を読んでおくと今回の内容がわかりやすくなります。

▽参考:【2020年版】豪ドル円はどこまで下がる?今後の見通しについて

【はじめに】5年後のピンポイント予想は無理です

5年後の相場予想はプロでも不可能

ニュースと相場

投資に関する質問で多いのが「5年後・10年後の相場ってどうなるの?」という質問。

投資初心者からよく聞かれるのですが…

答えは「わからない」です。

トレンド予想はできますが、ピンポイントで値を当てるのは無理です。

超有名なプロの投資家でさえ1カ月後の相場予想を外すのに、5年後・10年後の相場を予想なんて出来るワケありません。

私の経験談ですが、プロが口をそろえて「来年は相場が回復する」と言っていたのに下降トレンドに突入したケースもあります。

白うさ
相場の状況はコロコロ変わるので、定期的に相場をチェックしながら臨機応変に動くのがベターですよ。

 

5~10年後のトレンドを予想する記事です

今回紹介するのはあくまで、現状のデータを使った大まかな予想です。結論から言えば、下の3点について説明します。

  1. 1~5年後、豪ドル円チャートは下降トレンドになる
  2. 5年あれば、1回くらいは60円前後まで下落する可能性がある
  3. 60円台まで下落した後、再び上昇トレンドがくる

簡単に言うと、この記事は長期視点でのトレンドを解説する内容です。トレンドを把握するための参考記事くらいに思ってくださいね。

 

予想①豪ドル円チャートの下限と上限

過去30年間で見ると、上限は110円

5年後・10年後のチャートは予測不能ですが、豪ドル円の下限と上限なら予想できます。

過去30年間のデータからいえば、豪ドル円の最高値は110円。最低値は55円。

今後も55~110円までの範囲で推移する可能性が高いでしょう。

1991年以降、豪ドル円は110円のレジスタントラインに近づくと毎回反転しています。よほど経済状況が良くならない限り、このラインは突破されないはずです。

白うさ
あくまで予想ですけどね。状況次第では、レジサポラインが突破される可能性もあります。

 

下限は55~60円のサポートライン

2020年現在、豪ドル円チャートは70円台を推移しています。

テクニカルで見れば、数年以内に70円を切る可能性は十分あるでしょう。

白うさ
70円を切った後、豪ドル円チャートはどこまで下がるのでしょうか?

 

豪ドル円チャートには60円付近にサポートラインがあるため、70円を割ったとしても60円前後で反発する可能性が高いです。

60円のサポートラインも結構強力なので、そう簡単には突破できないはず。

白うさ
といっても、その時の状況でいくらでも変わりますけどね。

とりあえず、よほどのことがない限りは55円~110円の範囲内で動くでしょう。

予想②数年~5年後にかけて下降トレンド

豪ドル

豪ドル円チャートを長期で見ると、2015年あたりからずっと下降気味です。

上図の②の時期に下落し、短期的に上昇してから①の時期に再び下落がスタートしました。

そして2020年現在。

チャートを見たところ、いまだにトレンド転換のサインは出ていません。

2020年は一時的に買いが入ったとしても、再び下落する可能性があるので注意したいところです。

1~5年後の相場予想
  • 2020年:下落または70~80円のレンジ。上昇したとしても一時的。
  • 数年~5年後:下降トレンド。60円前後まで下落する可能性あり。

 

早ければ数年後に、60円前後まで下がるかもしれませんね。

もし2~3年で60円前後まで下がれば、その後はトレンド転換する可能性が高いです。

そうなれば、5年後には再び上昇トレンドに突入しているでしょう。

白うさ
逆に数年かけてゆっくり下落するようなら、5年後も下降トレンドのままかもしれません。

 

予想③10年後までに1度は上昇トレンドが来る

過去30年間のデータで見れば、豪ドル円が60円前後まで下落すれば下降トレンドが終了。ほとんどの場合、上昇トレンドに転換しています。

つまり今回の下落も、60円前後まで下がれば一旦は下降トレンド終了と見ていいでしょう。

今後の長期的な流れ
  1. 数年かけて60円前後まで下がる
  2. 60円のサポートラインまで下落すれば、その後は上昇トレンドがスタート

問題はどこまで上昇するのかですが、それは不明です。

100円くらいまで上昇するかもしれませんし、80円くらい上昇がストップする可能性もあります。

 

そして注意してほしいのですが、10年後には上昇トレンドが終了している可能性もあります。

10年あれば1度くらいは上昇トレンドが来るはずですが、そのタイミングを的確に判断するのは難しいです。

白うさ
というか無理です。

 

10年後にまだ上昇トレンドが継続しているのか、それともレンジや下降トレンドに転換しているのか…

その点については、時期が近づかないと予想できません。

解説サイトの「見通しは明るい」は信用しないで!

「割安だから購入する」は非推奨

コーヒーと机

解説サイトの中には「70円台は割安だし、投資のタイミングとしてはおすすめ」と言っている人もいます。

過去10年間のデータを見れば、確かに70円台は割安でしょう。

ただ、管理人は「割安だから」という理由だけで外貨を買うのは反対です。

月足で見れば、豪ドル円は下降トレンド。まだまだ下がる可能性があるので、今は購入しない方がいいと思っています。

 

そもそも、トレンド転換のサインが出ていないのに豪ドルの購入を勧めるって意味不明なんですよ。

今すぐに豪ドルを購入した場合、トレンドに反した売買になってしまうため非推奨です。

白うさ
初心者の場合、トレンドに沿った売買をするのは基本中の基本。私だったら上昇トレンドのサインが出てから購入します。

 

「5年後の見通しが明るい」は根拠ゼロ

たまに「豪ドル円の5年後・10年後の見通しは明るい」なんて解説している一般人や銀行員がいますが、信用しない方がいいですよ。

現時点の情報だけでは、5年後・10年後の相場を予想するなんて不可能です。

その手の記事を見つけたら、執筆者のプロフィールを確認してみてください。絶対にプロじゃないはずです。

【オマケ】自称・銀行員が信用できない理由

貯金箱

個人的には「銀行員が解説します」という記事も注意した方がいいと思っています。

銀行員は投資家ではありません。

投資経験がないのに投資を語っている人の話なんて、私だったら信用しません。

悪質なサイトだと、外貨を購入させるために「相場は上昇するよ」と根拠ゼロの解説をしているケースもあります。

白うさ
つまり、買ってほしいから耳障りのいいことを言ってるだけです。

 

豪ドル円に限らず、外貨を買うときは十分に気をつけてください。それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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