オタク・マニア・ファンの違いは?一般人との境界線はどこから?

オタク・マニア・ファンという3つの言葉。

どれも「何かを好きな人」を指す言葉ですが、いったいどんな違いがあるのでしょうか?また、一般人とオタクの境界線はどこからなのでしょうか?

今回は、それぞれの意味と使い方の違いについて調べてみました。

オタク・マニア・ファンの違いとは?

一般的なイメージ

ファン

という訳で、まずは「オタク・マニア・ファン」という言葉について、一般的なイメージから見ていきましょう。

『マイナビ』が調査したデータによると、オタクのイメージ

「好きなことに夢中」

「アニメ好き」

「一つのことに詳しい」

などの回答が多くあげられていました。恐らく、ほとんどの人はこんな感じのイメージを持っているのでしょうね。

とはいえ、これはマニアやファンにも当てはまる内容です。

私自身も「あなたは漫画オタクですか?それとも漫画ファンですか?」と聞かれると、回答に迷ってしまいます。

個人的なイメージとしては、マニアは専門性が高い印象で、ファンは「単純に好きなだけ」という印象ですが・・・

実際のところ、具体的な違いはあるのでしょうか?

関連:オタク必見!『推しが尊い』の使い方と例文を紹介します

辞書での意味

次に、辞書でそれぞれの言葉の意味を調べてみました。

オタク = ある事に過度に熱中していること。また、熱中している人。

マニア = ある物事に熱中している人。

ファン = スポーツや芸能、また選手・チーム・芸能人などの、熱心な支持者や愛好者。ひいき。

引用元:https://dictionary.goo.ne.jp/

上の解説は、『goo辞書』から引用したものです。

これによると、オタクとマニアは「ある物事」に集中している人の事だと書かれていますね。

どちらも大体は同じ意味なのでしょう。

しかし、よく見るとオタクの方は「過度に」と強調されています。ということは、傍から見てヤバそうなのはオタクという事ですね。

それに比べて、ファンはあくまで「愛好者」のレベルなので、オタクやマニアとは全然違うとわかります。

むしろ、ファンならまだ可愛い範囲なのでしょう。

どこからがオタクなのか?

オタクとマニア、どちらも「好きなもの」を追求した人達ですが、その意味には微妙な違いがあるようです。

かなり昔に放送されていた「スクール革命!」という番組よると、オタクとマニアには次のような差があると説明されていました。

「マニア」は、一つの物事(または人)に集中する人

「オタク」は、一つの物事(または人)にしか興味が無い人

これは言語学者の金田一秀穂先生が解説していたものなのですが、言われてみると「あー、なるほど!」と思いますよね?

先生によると、オタクの場合は「好きになったもの」にしか興味・関心を示しません。

例えば「鉄道オタク」なら、鉄道以外に一切興味が無いという事になります。

一方で「鉄道マニア」の場合、鉄道が好きなことには変わりありませんが、他の物にも興味を持つ可能性があるという事ですね。

つまり、何か一つの物に愛情を注ぎ、おまけに周囲への興味が極端に低いのであれば、それはオタクに分類されるのでしょう。

個人的には、この説には「ちょっと違うのでは?」という感想を持ちましたが、言語学としてはこの解釈になるそうです。

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オタクにマイナスイメージは無い?

ファンの女の子

言語学や辞書的な意味を考慮すると、「オタク」という言葉は、あまり聞こえが良くありませんよね。

そのせいか、かつては「オタク=社会性に欠ける」というイメージを持つ人も多かったようです。

ただし、これはあくまで昔の話です。2016年のオリコンニュースによると、6割以上の人が「オタクにマイナスのイメージはない」と回答していたそうです。

さらに、最近では「リア充オタク」という言葉も見かけます。

「リア充」というのは、早い話が仕事もして彼女もいて、リアル(=現実)が充実している人の事ですね。

この条件を満たし、かつ大好きなものに熱中している人達を「リア充オタク」と呼びます。

このような人達が増えているので、最近は暗いイメージも払拭され、むしろ「私はオタクですよ!」と公言する人もたくさんいるようですね。

私の友達にも重度のオタクが何人かいますが、その子たちはみんな、社交的でかわいいです。

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一般人との違いは?境界線はどこ?

とはいえ、「自分はオタクなのか、それとも一般人なのか・・・」と、境界線がわからないという人もいるでしょう。

という訳で、最後に「一般人とオタクで回答が違う問題」について紹介していきます。

これはツイッターや5ちゃんねるで見つけた質問なのですが、個人的には当たっていると思いました(笑)

以下、私が「これは的を得ている」と思ったものを、独断と偏見でピックアップしたので、自分かオタクかどうかチェックしたい人は、使ってみて下さいね。

《一般人とオタクによる回答の違い》

Q:エヴァンゲリオンとは?

  • 一般人:ロボットのアニメだろ
  • おっさん:パ○ンコ?
  • オタク:汎用人型決戦兵器

Q:秋葉原のイメージは?

  • 一般人:気持ち悪いオタクがいっぱいいるんでしょ
  • オタク:気持ち悪いオタクがいっぱいいたよ

Q:ヘラクレスって何?

  • 子供:カブトムシ!
  • おっさん:ギリシャ神話
  • オタク:仮面ライダーヘラクス

引用元:https://nomusoku.blomaga.jp/articles/31848.html

Q:朝6時

  • 一般人:仕事の準備しなくちゃ
  • オタク:そろそろ寝るか

Q:“絶対に”に続く言葉は?

  • 一般:負けられない
  • オタ:許さない

Q:フラグ立てる

  • 一般人:どこに?
  • 俺ら:誰と?

引用元:https://matome.naver.jp/odai/2144984296149580101

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7件のコメント

本文のほぼ末尾に「以下、私が『これは的を得ているだろう』と思ったものを」とあるが、
「的を得る」は日本語の慣用句しては誤りと知るべし。

何故なら、「的」は(矢を弓で放って)「射る」ものであって、
「得る」ものではないからである。

従って、正しくは、「的を射る」と言わねばならない。

オタクとマニアの説明を使用かという人間が、
慣用句も正しく書けないとは、恥知らずもいいところである。

個のテーマの投稿主よ。恥を知れ(笑)

「的を得る」と「射る」は前者が誤りという人も多いのですが、この点については他の方の意見も伺ってみてはいかがでしょうか。
解釈の仕方によっては、必ずしも前者が誤りにはならないそうですよ(^^

「オタクとマニアの説明を使用か」の「使用か」は、
私が使用するパソコンの日本語変換システムの欠陥により、
不必要に変換してものである。
「個のテーマの」の「個の」も同様である。

昔と比べてオタクと一般人の境目がなくなってきたと感じる。それと同時に味気無さが。

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