世間を騒がせた謎の暗号「cicada(シケイダ)3301」。
ネット上では「FBIが黒幕では?」など様々な憶測が飛び交い、未だに答えが判明していないミステリー事件です。
結局、cicada(シケイダ)3301にはどんな意味があったのでしょうか?また、誰が作ったものなのでしょうか?
今回は、事件の始まりから現在まで(2012~2019年)の情報をまとめてみました。
【更新情報】
2019年1月:情報追加と修正
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2012年|Cicadaシケイダ3301を発見
セミのマークと暗号

2012年。
スウェーデン人の男性が、ネット上で「Cicada(シケイダ)3301」という書き込みを見つけました。
そこには、こんなメッセージが残されていたのです。
こんにちは、我々は極めて聡明な人々を探しています。そのような人々を見つけるために、我々はあるテストを考案しました。
このイメージ(画像)の中にはとあるメッセージが隠されています。
それを見つけなさい、そのメッセージが我々を見つける為の道筋への手がかりとなるでしょう。我々は、そのすべての謎を解くことが出来るような少数の人々と会うことを楽しみにしています。
幸運を。
3301
引用元:www.clevcode.org
このメッセージにはセミのマークと共に「Cicada 3301」という画像が添えられていました。そして、Cicada(シケイダ)とは、英語でセミを意味する言葉です。
決して「死刑だ!」ではありません(笑)
このメッセージを見つけたスェーデン人の男性(エリクソンさん)は暗号を解読します。
そして、ティベリウス・クラウディウス・シーザー(ローマ皇帝の1人)を示すメッセージへとたどり着きました。
エリクソンと暗号の戦い
エリクソンさんは解読を進めたところ、とあるウェブアドレスを発見。そこにはカモの画像とメッセージがつづられていました。
おっと!引っかかりましたね。どうやらあなたにはこの暗号の解読は無理みたいだ。
引用元:www.clevcode.org
はい。トラップでしたΣ(゚Д`;)!!
イラっとしますね!!
しかし、エリクソンさんは喜んで暗号解読へのめり込んでいきます。
恐らく、天才特有の「簡単すぎる問題ってつまらないから、難しい問題の方がちょうどいい!」という考え方なのでしょう。多分。
その後、エリクソンさんは「アヒルの画像も解読のヒントになるのでは?」という思考に到達し、この画像を解析ソフトにかけてみました。すると・・・
Reddit(ソーシャルニュースサイト)内にある掲示板へのリンクが出現したのです!
世界中で暗号解読
リンクへ飛んでみると、その掲示板には数時間おきに暗号化された文章が投稿されていた。
それらの暗号化された文章とともに、変わったシンボルの文字が投稿されており、エリクソンさんはそれらの文字が「マヤ文明の数字」であることに気がつく。
ますますこの暗号に惹かれ、それらのマヤ数字を使用し、暗号解読を進めていくエリクソンさん。
掲示板の暗号を解読すると、次の手がかりはなんと、「Agrippa」という「詞」の中に隠されていることがわかりました。
引用元:https://matome.naver.jp/odai/2138752786547702401?page=2
一連の解読を通して、エリクソンさんは世界中の人たちがシケイダ3301の解読が行っているということを知ります。
謎のカウントダウンが開始
画像掲示板「4chan」に集まった有志と共に暗号解読を進めたところ、次のメッセージを発見します。
Call us at telephone number 214-390-9608
「この番号に電話をかけなさい」と書かれたメッセージが出現。エリクソンさんが実際に電話をかけてみたところ、機械音声でこんなメッセージが流れてきました。
「Cicada 3301のオリジナル画像から素数を見つけろ」
電話で指示された通りに、オリジナル画像から素数を洗い出します。
すると、今度はセミのマークと時計が出現します。そして不気味なことに、この時計はカウントダウンをしていたのです。
世界中でセミのマークを発見
カウントダウンがゼロになると同時に、世界14か国の都市を示したGPS座標が表示されました。
4chanに集まった有志達は、座標として現れた現地を捜索に励みます。すると、セミのマークとQRコードが書かれた紙を発見したのです。
彼らはQRコードを読み取り、アドレスを打ち込みました。すると、たどり着いたサイトには下のメッセージが表示されていたのです。
我々が欲しいのは最高の者だけだ、(掲示板等でみつけて)ついてきただけの者ではない。
引用元:https://matome.naver.jp/odai/2138752786547702401?page=2
数か月後、手がかりは途絶えた
「我々が欲しいのは、最高の者だけだ」
このメッセージから数か月後、掲示板「Reddit」で新たな書き込みが発見されます。
「こんにちは。 我々は我々が探していた人たちを見つけることが出来ました。ここで我々の長い旅は終わります。今のところは・・・。」
上のメッセージが投稿されてから「Cicada 3301」に関する情報は途絶えてしまいます。
しかし、事件の翌年2013年に、新たなメッセージが発見されたのです。
2013年|新たなメッセージが!
「こんにちわ。我々はこれから聡明な人々の探索を継続します。」
このメッセージが投稿された際、再び暗号解析がはじまりました。古代文字のコード表などを用いて、彼らは全国7都市の位置を導き出したそうです。
2017年|テレビ番組が取材
2017年6月。
日本のテレビ番組「世界の何だコレ!?ミステリー」が、Cicada(シケイダ)3301をテーマに取り上げていました。
しかし、ここでも真相については触れられないままでした。
とはいえ、シケイダ3301の真相に迫ったと言われるスウェーデンの天才の話が聞けたので、面白かったですけどね。番組の詳細は、下の記事にまとめています。
【何だこれミステリー】天才が激白!シケイダ3301の真相とは?
2018年|新しい謎?数字の暗号が出現
2018年4月に「数字の暗号」が話題になりました。
この暗号を解読していき、関連する数字をネットで検索すると、シケイダ3301の情報にたどり着きます。
でも、個人的には模倣犯だと思いますけどね(^^;)
私も例のサイトを見ましたが、いかにも胡散臭かったです。人の恐怖心をあおるために作られたというか・・・
恐らく、ただのイタズラでしょう。
ちなみに、この暗号については、下の記事で詳細を紹介しています。
2019年|現在の状況は?
2019年現在も、Cicada(シケイダ)3301の情報に進展はありません。
2018年の数字暗号(042933964230)についても、シケイダ3301との関係性は不明です。結局、あれはシケイダ3301と関係があったのか・・・
まとめ|答えと黒幕は?
2019年現在、「Cicada(シケイダ)3301」については様々な噂が飛び交っています。
今までに出た見解では、暗号に用いられた手法などから「FBIやCIAが人材をさがしているのでは?」という意見もありました。
早い話が、暗号解読は採用試験の一環ということですね。この説の真偽は不明ですが、今のところ有力説の一つでしょう。
暗号の答えも、作成した組織と意図も、結局のところ真偽不明です。規模の大きさから考えると、個人のいらずらとは考えにくいですけどね。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!新しい情報があれば、随時追加していきます(^^♪
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