漫画『結婚商売』の14話のネタバレと感想です。
牧草地を訪れたビアンカは、馬に乗って駆けまわる夫・ザカリーの姿に見惚れます。自由なその姿に魅力を感じたようです。
そして今回、ビアンカはある目的のため厩舎(馬小屋)を訪れます。彼女は一体何をするつもりなのでしょうか?
目次
ソヴール視点|厩舎で馬の世話をしていると、ビアンカが現れる
馬が大好きなソヴール
その日、厩舎(馬小屋)ではソヴールがご機嫌で馬たちの世話をしていました。
彼は馬がとても好き…というより溺愛しているらしく「ソヴールパパが綺麗にたてがみを整えてあげますからね~」と馬たちに話しかけますがーーー
ふと厩舎の入り口に目をやると、ビアンカたちが白い目でこちらを見ているではありませんか。
独り言をガッツリ聞かれたソヴールは、顔を真っ赤にして恥ずかしがるのでした。
ビアンカの用事とは?
ビアンカが急に厩舎に来たので、ソヴールはいったい何の用事だろうと不思議に思います。また同時に、厩舎の掃除が適当だの何だのとケチをつけられないかヒヤヒヤしますがーーー
話を聞いたところ、ビアンカは軍馬に乗る練習をしたいのだそう。
しかしヴァンサンが「軍馬に乗るには伯爵様の許可が必要です」と指摘したので、彼女は挨拶をして帰って行きました。
ビアンカへの好感度がアップする
ビアンカが馬に興味を示したことで、ソヴールは彼女のことが好きになります。
軍馬を恐れずに自分が乗れる馬がいるかテキパキ聞く姿も、帰るとき仔馬に「またね、小さなお友達」と声をかける姿も、ソヴールにはとても魅力的に映ったのです。
ビアンカ視点|眠っている最中、優しい手の感触に目を覚ます
『優しい人』の正体
その日の夜。
ビアンカは風呂から出た後、針子が縫ったレースを確認しながら布団の上でウトウトします。しかし眠りかけたその時、誰かが入って来て髪を乾かしてくれていることに気付きました。
(この優しい人は誰かしら?)
そんなことを思いながら、顔をあげてみるとーーーなんと目の前にいたのは、夫のザカリーでした。
結婚商売14話の補足|アルノー領に軍馬が多い理由
高価な軍馬がたくさんいる理由
アルノーにはたくさんの軍馬がいます。ザカリーは若い頃から戦争に参加していたため、機動力がどれだけ重要か分かっていたのです。
なお軍馬はとても高価で、馬一頭で家が一軒建つそう。
その軍馬が何頭もいるのですから、アルノーの財力はかなりのものでしょう。
ネタバレと感想|ザカリーに見惚れたのは嫉妬が原因だった?
結婚商売14話のネタバレと感想
牧草地に行った時、ビアンカは夫のザカリーに見惚れていました。
ただしこれは純粋な恋愛感情から見惚れたのではなく、うらやましさと嫉妬が混ざっていたようです。自由に駆け回るザカリーが、彼女には眩しく見えたのでしょう。
自分にないものを持っている人は、魅力的に見えるもの。人は皆そうだと思います。それは言い換えれば、それだけビアンカが不自由だということで・・・
簡単に言えば、ザカリーへの嫉妬の裏には自虐する気持ちがあったのです。
なおイボンヌはこのシーンで、以下のように語っていました。
『奥様はそのとき感じたうらやましさと嫉妬の正体が、実は自虐の念だったということを、ずっと後になってから気づいたそうです。すでに何年も領地を自分の想いどおりに運営してきた伯爵様とは異なり、奥様はやっと家事の基礎をならっていたからでした』
ビアンカは自分の実力不足を痛感していたからこそ、領主として申し分ないザカリーに嫉妬したのです。
これは仕方のないことですよね。だってビアンカは、まだ家事の基礎しか知らないのですから。
なおビアンカは今までも何度か自虐する姿を見せているので、元々がネガティブな性格なのかもしれません。
とはいえ後にレース産業の創業者として大成するので、その頃にはきっと自信がついて前向きになっているはず。彼女が成功する姿、はやく見たいですね!
14話のお気に入りシーン
14話では、ソヴールが馬たちに陽気に話しかけるシーンが描かれています。このシーン、めちゃくちゃ面白いのでぜひマンガ版で読んでみてください。
個人的には、その様子を見たヴァンサンが無言で首を振っているのがツボでした笑
あとソヴールがちょろくて可愛いです。あんなにビアンカを嫌がっていたのに、簡単に好感度がアップするのが何とも言えません。