『鬼滅の刃』に登場する炭治郎とカナヲ。二次創作を見ると、この2人のカップリング(炭カナ)をよく見かけますよね。
そこで今回は、原作・公式サイトから炭カナっぽいシーンを集めました。この2人の関係について、管理人が考察を交えて紹介していきます。
『鬼滅の刃』の単行本19巻までのネタバレを含みます。
目次
『鬼滅の刃』原作での炭治郎・カナヲの関係
はじめて会話をするシーン
引用元:『鬼滅の刃』単行本より
那田蜘蛛山で戦った後、炭治郎たちはリハビリのために「蝶屋敷」で訓練をします。
蝶屋敷は”胡蝶しのぶ”が所有する屋敷。ここで炭治郎は、はじめてカナヲと会話をしました。
きっかけは炭治郎の応援
カナヲは優秀な隊士ですが、自分で意思決定することができず感情も表に出さない性格です。というのも、幼い頃に虐待された経験から考えることを放棄してしまったのです。
そのため、指示されていないことはコイントスで決定。炭治郎に話しかけられた時も、会話をするかどうかコイントスで決めていました。
その様子を見た炭治郎は、カナヲが心のままに生きられるように励まします。
「頑張れ!人は心が原動力だから心はどこまでも強くなれる!」と真っすぐな言葉で応援してくれたのです。

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炭カナは二次創作。あくまで非公式
引用元:『鬼滅の刃』単行本より
「炭カナ」は二次創作でよく見るものの、あくまで非公式。原作では2人の恋愛描写がありません。
この章では、原作を知らない人のために2人の関係をサクッと説明しておきます。
カナヲは炭治郎を好きなのか?
カナヲについては「炭治郎を好きなのかな?」と思わせる描写がいくつもあるのですが…完全なloveではなく、loveとlikeの中間くらいに見えます。
中学生の女の子が抱くような、淡い恋心みたいな感じなのかなと思います。
炭治郎はどうなの?
炭治郎については、カナヲに特別な感情があるのか不明です。
炭カナというより”カナ→炭”ですね。
炭カナっぽいシーンを原作&公式から紹介
はじめて会話をした後
引用元:『鬼滅の刃』単行本より
炭治郎が去った後、カナヲは炭治郎が触れたコインをきゅっと抱きしめていました。
自分意思でアオイ・なほを助ける
音柱・宇髄天元は、吉原を調査するために女性隊士を連れて行こうとします。
その時、宇髄天元に無理やり連れ去られそうになったのは、アオイとなほ(カナヲと同じく胡蝶しのぶの継子)でした。
アオイは助けを求めますが、カナヲは動くことができません。そもそも宇髄天元は上官であり柱の1人。鬼殺隊の一員として、助けることはできないのですが…
この時、カナヲは炭治郎の「心のままに」という言葉を思い出します。
引用元:『鬼滅の刃』単行本より
そしてカナヲは目をぎゅっと閉じたまま、アオイの手となほの服を掴んだのです。

目覚めた炭治郎を見て涙
堕姫・妓夫太郎と戦った後、炭治郎は昏睡状態になります。蝶屋敷で治療を受けたものの、2カ月間ずっと目を覚まさないままでした。
ようやく炭治郎が目を覚ました時、カナヲは驚いて花瓶を落とし割ります。そして目に涙を浮かべながら「目が覚めて良かった…」とつぶやいたのです。
その後、炭治郎は再び眠りにつきます。しかし伊之助とアオイが騒いでいるので「静かにして!」と大声をあげて知らせました。

番外編
『鬼滅の刃』の単行本7巻には、カナヲと胡蝶姉妹の出会いのシーンが描かれています。カナヲが人買いに連れられていたところを、胡蝶姉妹によって助けられます。
胡蝶姉妹はカナエを屋敷に連れて行き、身なりを整えてあげますが…カナヲは意思決定ができないため、指示されないと何もできません。
食事さえも、食べるように言われない限りずっと食べないままだったのです。
それを見た胡蝶しのぶは怒りますが、姉のカナエは「いつか好きな男の子でもできたらカナヲだって変わるわよ」と言ってなだめます。
そしてこのシーンでは、炭治郎の姿が描かれていました。

炭治郎は”きっかけ”をくれた少年
原作では、カナヲが炭治郎のことを心配したり思い出したりするシーンがあります。
また、カナヲは今まで意思決定ができませんでしたが、炭治郎と出会ってからは
- 周囲に素直な気持ちを伝える
- 指示にないことでも実行する
- 蝶屋敷の子供たちと前より関わるようになる
などの変化を見せています。
恋愛感情は無かったとしても、カナヲにとって炭治郎が「素直に生きるきっかけ」になったのは間違いないでしょう。
甘酸っぱいですね!