漫画『義家族に執着されています』119話~120話のネタバレあり感想です。今回はドドレア側のストーリーが描かれます。
ペレシャティたちに逃げられた後、彼女は一体どうなったのか?そして”儀式”が失敗した今、何を想っているのか?内容を簡単にまとめました。
義家族に執着されています119話~120話のストーリー
119話の概要
その頃、ドドレア皇女とレイナ(ペレシャティの義妹)は馬車で逃走していました。というのも彼女たちの居住にテルデオとその部下が乗り込んできて、皇室騎士たちを全員葬ったからです。
なお襲撃時にちらりと見たテルデオの顔があまりに恐ろしかったので、レイナは馬車の中で体を震わせますがーーー
その一方で、ドドレアは無表情で窓の外を眺めます。ペレシャティにも他の生贄にも逃げられたので思う所があるようです。さらに彼女はこのとき「それでも儀式は行わなければ」と言い、おもむろにナイフを取り出しました。
120話前半の概要
調査した結果、ドドレアの元にいた生贄は”敗戦国からの避難民”だと発覚します。つまり解放されたところで、彼らの安全は保障されないのです。
さらに最近の物騒な事件は、すべて反乱軍の仕業だと噂されています。そういう背景もあり、避難民である彼らへの風当たりは厳しくなるでしょう。
120話後半の概要
しかし今回はテルデオの配慮により、避難民たちは中立国に行くことになります。特別に安全を保障されたのです。
なおこの措置はアデウスの願いでもありました。彼は今回ペレシャティを助けたので、その報酬として「避難民を保護してほしい」と望んだところテルデオが承諾したのです。
補足|優しさが避難民に伝わらなかった話
ペレシャティの優しさは報われず
ペレシャティと一緒に脱獄したイケニエは4人でしたが、ラピレオン家の騎士たちが湖周辺を捜索したところ他にも避難民が見つかりました。その人たちも無事に保護されて、その際にペレシャティは彼らを気遣いますがーーー
悲しいことに、みんな敗戦国の出身なので余所余所しい態度を取ります。地下監獄から一緒に逃げて来た人たちですら、彼女が現れると気まずそうな顔をする始末。
保護してくれた相手にそれは無いだろう……と言いたくなりますが、避難民にとってペレシャティは敵国の貴族。しかも戦の中心となったテルデオの妻なので、複雑な気持ちなのでしょうね。悲しいけれど仕方がない事なのかなと。
しかし元イケニエの子供2人は別で、ペレシャティに懐いている様子。特に水路で救われた少女は嬉しそうに顔を赤らめる描写があります。
ペレシャティの優しさが子供にはちゃんと伝わっていて、嬉しくなるシーンでした。
ネタバレ感想|テルデオの逆鱗に触れた皇女
ネタバレ感想①怒り狂うテルデオ
テルデオは今回の事件についてブチ切れています。
ドドレアの別荘を襲撃したときも、部下に命じるだけでなく自ら乗り込んで護衛を全員〇すあたり彼の怒りが相当なものだと分かりますね。自分が直接手を下さないと気がすまなかったのかも。
それこそ襲撃時、一瞬だけ彼の姿を見たレイナは「姉の旦那があんなに恐ろしい人だったなんて!」と震えあがっていたので、余程恐ろしい顔をしていたのでしょう。
なおドドレアは彼の目をかいくぐって上手く逃走しましたが、もしあの時見つかっていたらーーー今ごろ、彼女の首は胴体と離れていたと思われます。
ネタバレ感想②無茶しすぎだよ!
ペレシャティは無事に救出されましたが、あんな状況だったので体中が傷だらけ。おまけに彼女は脱出のとき『呪いの足かせ』を自分の足に装着していたので、足首もボロボロです。
彼女は足かせがあると後々便利だろうと考えて、持ち出したそうですが・・・あんな固い足枷をつけて逃走するのはさぞ痛かったでしょう。足首は真っ赤になり、なんとも痛ましい状況です。
大公妃という高貴な立場にありながら、他者ではなく自分の足に装着するのがペレシャティらしい。
なおテルデオは看病中、彼女の傷だらけの体を見て、何とも言えない表情をしていました。無表情にも悲しんでいるようにも見える微妙な表情ですが、きっと一番心を占めているのは”辛い”という感情でしょうね。
早くこの話、マンガで見たい〜!