漫画『義家族に執着されています』の108話のネタバレと感想です。
ハラリの言葉に悩むペレシャティ、そして怪しげな挙動をするテルデオ。少し前まで2人は幸せに満ちた生活を送っていたのに、またもや不穏な展開になってきました。果たしてこの先どうなるのでしょうか?
義家族に執着されています108話のあらすじ
ハラリの現状
現在ハラリは、貧しい町でひっそりと働いています。
しかしある日、町にペレシャティとその護衛がやって来たので彼女はひどく慌てます。そして自分の住処にペレシャティたちを連れて行くと、突然訪ねて来られては困ります!二度と来ないで下さい!と厳しく注意しました。
全員出て行って!
その後ハラリは心の中で毒を吐きながら外出しますがーーー帰宅後、家の中を見て絶句します。というのもペレシャティたちがまだ居座っていたからです。
そのためハラリは静かに怒りながら「全員出て行ってください」と再び言い放ち、特にペレシャティに対しては、愚かな行動をするなと強く責め立てました。
「ずっと言い続けたけれど…私からの助言はあれが全てです。あの家にいたら絶対に命を落とす。夫のことを熱烈に愛すれば不運があなただけを避けるとでも思っているの?あの頃、私が私に言ってあげたかったことを言っただけだから、これ以上は訪ねて来ないで」
引用元:義家族に執着されています108話
ペレシャティが渡したい物
ペレシャティはハラリの言葉にショックを受けながらも、持ってきた“封筒”だけは渡そうとします。実のところ、今回はこれを渡すために来訪したのです。
しかしハラリに封筒を叩き落とされ、さらにテルデオが迎えに来たため動揺するのでした。
補足|最後のシーンでハラリが放った一言
呪いの言葉を呟く
最後のシーンでテルデオが迎えに来たとき、ハラリは彼をじっと見ていました。しかも彼が去った後、ポツリと「〇んでしまえ」と呟いていて……
心の底からラピレオン家を恨んでいることが伝わってきます。とくに無表情のまま淡々と毒を吐くのが怖い。
ネタバレ感想|かつての大公妃がいまや貧乏暮らし
ネタバレ感想①ハラリの現状が思いのほか酷い件
ハラリは以前「暮らしに苦労している」と言っていましたが、予想以上にギリギリな生活をしているようです。かつて大公妃だった女性が、こんな貧しい街で1人で働いているなんて誰が予想できたでしょうか……
ハラリは貴族に生まれて、恐らく昔は華やかに暮らしていたはず。けれど今や、夫も子供もおらず落ちぶれた生活をする始末。
確かに彼女視点だと、ラピレオン家に嫁いだせいで全てを失ったと感じても無理はないのでしょう。それこそ、もうあの家門とは関わりたくない!と思っているはず。
だというのに急にペレシャティが現れたのだから、さぞ肝が冷えたでしょうね。そもそも貧しい町に現大公妃が現れたら、町の人々にあれこれ噂されるでしょうから。ハラリが怒るのも無理はありません。
ネタバレ感想②優しさが空回り
一方ペレシャティ視点の話ですが、きっと「ハラリは息子を心配しているはずだから、成長した姿と成績表を見せてあげたい」と思ったのでしょうね。母性的な彼女らしい気遣いです。
けれど封筒をハラリに叩き落とされてしまい、ペレシャティはその様子を無表情に見つめていました。悲しむでも傷つくでもなく、ただ淡々と眺めているだけ。しかも落ちた書類を、自分で拾い集めていました。
騎士も侍女も同行しているのに、わざわざ自分で拾い集めるその姿は、やけに虚しく感じました。