漫画『結婚商売』の31話のネタバレと感想です。
前回の最後のシーンで、不運にもジャコブ第二王子と遭遇しました。おまけにザカリーの腹違いの兄・ウィグ子爵も登場して不穏な雰囲気になりますが、この後どうなるのでしょうか?
ストーリーの概要をまとめました。
ジャコブ第二王子は、ビアンカとの出会いが運命だと告げる
ジャコブの異常な執着心
第二王子のジャコブは頬を赤らめながら、ビアンカと自分が出会ったのは“神の意志”だと言います。さらに彼は、ビアンカのために体に良い薬を送ると言い出しますがーーー
ザカリーは顔に青筋を浮かべて「私の妻が口にするものは全て、夫である私が許可したものだけです」と反論します。そして一礼すると、ビアンカを抱えたまま足早にその場を去って行きました。
ザカリーは三軍部長を招集し、ジャコブに警戒するよう命令する
三軍部長は悲鳴をあげた
その日の夜。ザカリーは三軍部長を緊急招集し、ビアンカが第二王子に狙われていることを説明しました。
なお話を聞いて真っ先に反応したのはロベルです。既婚者を…しかも伯爵夫人を狙うなど、王族とはいえあり得ないと激怒したのです。
さらにこの時ガスパルが「奥様の幼少期の肖像画も盗んだらしい」と発言したので、ソヴールも激怒します。
一国の王子が幼女の肖像画を盗んだわけですから、ソヴールは「あいつ変態じゃないのか!?」と第二王子を罵りました。
ザカリーの決意
三軍部長たちが血相を変えて騒ぐ中、ザカリーは護衛役のガスパルに「ビアンカとジャコブ第二王子が会ったら、絶対にすぐ戻ってくるように」と命令します。
また同時にザカリーは冷酷な顔をしながら言いました。
私がどうして“鉄血の伯爵”と呼ばれるのか、そしてアルノーの象徴がなぜ黒いオオカミなのか教えなければな…と。
ビアンカは絶対に奪えない存在だと、ザカリーは第二王子の骨に刻んでやるつもりです。
なぜなら彼にとって、ビアンカはもう価値をつけられないほど大切な存在ですから。
結婚商売31話のネタバレと感想|ザカリーは妻への愛情を見せる
結婚商売31話の補足|ザカリーの独占欲
ビアンカは運ばれている間に眠ってしまったので、その後はザカリーが寝室まで送り届けました。なおこの時、ザカリーは彼女の両手にキスをしています。
ジャコブ第二王子が彼女の右手にキスをしたので、上書きしたかったのでしょう。
ただしこの時、彼はどちらの手にキスされたのか覚えていなかったようです。そのため「とりあえず両方にしておけば間違いないだろう」と思ったのか、ビアンカの両手を持ち上げてキスをしていました。
この人クールな顔して、かなり独占欲が強いですね。
31話のラストでも「ビアンカは絶対に奪わせない」的なセリフを言っていたので、彼は妻に相当熱をあげていると分かります。
なお彼が『ビアンカのことが大事』と断言したのは、恐らく今回が初めてでしょう。最初は形だけの夫婦だったのに、2人は少しずつ本物の夫婦になりつつあります。
ネタバレ感想|ジャコブは鋼メンタル?
31話の冒頭でジャコブにキスをされた時、ビアンカは非常に嫌そうな顔をしていました。
それこそ嫌悪感バリバリで、体を震わせるほどに。相当ジャコブが嫌いなのでしょうね。本来なら第二王子相手にこのような反応をするのは不敬ですが、とにかく生理的に嫌だったのでしょう。
そしてこのシーン、地味にジャコブもすごいです。あれだけ嫌そうな顔をされてもアプローチし続けるのですから。普通はあんなに拒絶されたら落ち込みますよ。
それを考えると、ジャコブはメンタルが強いというか…心臓が強化ガラスで出来ていそうですね。多分、彼の心臓はハンマーで叩いても壊れない。