漫画『結婚商売』の9話のネタバレと感想です。
三軍部長のうち一人を護衛として選ぶことになったビアンカ。ヴァンサンは誰を選ぶのかと期待に胸をふくらませるも、彼女は監視の目がつくことを嫌がっています。
彼女は一体、誰を選ぶのでしょうか?ストーリーの続きを読んでみましょう。
三軍部長のうち、誰か1人を護衛役に選ばなければならない
誰を護衛にすべきか?
ビアンカは三軍部長の顔を見ながら、誰を護衛にすべきか悩みます。
まずロベルは、昨日ビアンカの話を聞きもせず折檻を止めようとしたので、一緒にいたら小言ばかり言われそうです。
次にガスパルは、寡黙で余計なことは言わなさそうですがその分もどかしさもありそう。
そして3人目のソヴールについてはーーー空気を読めなさそうなので絶対にダメだと判断しました。
ビアンカが悩んでいると、そのとき誰かが後ろから毛皮をかけてくれます。振り向いてみると、そこには息を切らしたイボンヌが立っていました。
「奥様すみません!ここにいらっしゃるとは知らず、遅くなりました」
微笑むイボンヌに、お礼を言うビアンカ。
一方で三軍部長たちは、あの下女は誰だ?とコソコソと話しますが―――イボンヌにぺこりとお辞儀をされると、その可愛らしさに頬を赤らめるのでした。
選ばれたのは〇〇でした
息がつまりそうな状況でしたが、イボンヌのおかげで空気が和らぎます。とはいえビアンカからすれば、誰も護衛に立候補しないので苛立たしい状況に変わりありません。
するとその時、ガスパルが挙手をして「僕が奥様の護衛をします」と言い出したので、結局ビアンカは彼を護衛に選びました。
なぜかザカリーは、妻を屋敷内に連れ戻す
ようやく護衛選びが終わると、なぜか夫のザカリーがこちらに向かってきます。突然のことにビアンカが驚いていると、ザカリーは急に彼女の頬に触れて言いました。
「熱があるから今日は部屋に戻った方がいい。妻に話があるから俺が連れて行く。それぞれ仕事に戻るように」
どうやらザカリーは、執務室から妻のことを見ていたようです。そして彼はビアンカに自分のコートを羽織らせてから、屋敷内に連れて行きますがーーー
彼女は内心、不安を感じていました。というのも昨日のむち打ち事件について怒られると思ったのです。
しかし彼女の内心など、周囲の人々はつゆ知らず。イボンヌや三軍部長たちは「伯爵様が夫人をエスコートなさってる…!」と別方面で驚くのでした。
ザカリーの用事とは?予想外の言葉を告げられてビアンカは驚く
謝罪はしません!
夫とともに廊下を歩きながら、ビアンカは険しい顔をしていました。
(話なんて聞かなくても分かるわ。あの女(=アント)に謝らせようとしてるんでしょう。後妻として向か入れるから、私とあの女の仲を修復しておこうと)
そう考えると、ビアンカの胸にはふつふつと怒りが沸き上がります。そして耐えきれず、彼に文句を言いました。自分にもプライドがあるので、あの子には謝罪はしない…と。
しかし彼女の予想とは裏腹に、ザカリーはきっぱりと言います。
「あの下女なら追い出した。俺には情婦なんていない」
その言葉にぽかんとするビアンカ。しかし彼の言葉を信じられず、そんな言葉には絶対に騙されませんと悪態をつくとーーー
彼はビアンカの視界を手のひらで覆って「君の夫は、妻に隠れて情婦をつくるような破廉恥な男ではない」と弁解を続けます。
その言葉にビアンカの胸は高鳴り、2人の顔はうっすらと赤く染まるのでした。
まとめ|結婚商売9話のネタバレ感想および補足
ネタバレ感想①護衛選びのシーンが面白かった件
9話では護衛を選ぶシーンが描かれていますが、この回は面白いのでぜひマンガ版で読んでみてください。
とくにガスパルが護衛に立候補した時なんて、ロベルとソヴールは「お前本気?」と全力で止めていました。しかもその会話が全部ビアンカに聞こえているんですよ・・・
2人とも男性らしくデリカシーが皆無ですね笑
三軍部長はみんな個性的で、管理人的にも好きなキャラクターなのでぜひ今後もたくさん登場してほしいです。
ネタバレ感想②誠実な男・ザカリー
ザカリーはやはり浮気をしていないようです。見た目そのままで、お堅い性格なのでしょうね。
けれどビアンカは全く彼の言葉を信じず、それどころか最初はアントに謝罪させられるのだろうと疑っていました。ビアンカは疑い深いというか意固地というか・・・かなり不器用な性格ですね。
とはいえ長い間孤独に過ごしてきたので、彼女のこういった性格は仕方のないように思えます。もっと早くにイボンヌと出会っていれば違ったのかもしれませんが。