漫画『皇帝の子供を隠す方法』の33話のネタバレと感想です。
前回アステルは、誘拐事件の黒幕について調べるためフローリンのもとを訪れました。そしてお茶会をしながら探りを入れますが、果たして彼女はクロなのでしょうか?
以下にストーリーの続きをまとめました。
アステルとフローリンのお茶会|2人は互いに探りを入れる
フローリンとの探り合い
フローリンは笑顔で菓子を受け取り、その後もアステルたちは穏やかなお茶会(ただし表面上だけ)を続けます。
そして世間話をしている最中、ふとフローリンは先日の出来事―ー―姉・マリアンが無礼を働いた件について謝罪します。
するとアステルは自分のせいでマリアンが監獄に閉じ込められたのだからお相子だと答え、さらに彼女の本心を探りました。
「フローリンさんは私のことが気になるのではありませんか?」
するとフローリンは愛らしく笑いながら、アステルが皇后になる気がないのであれば自分たちが敵対する必要はないと答えますがーーー
この時、アステルはさらに彼女を言及しました。
「本当にそう考えているなら、フローリンさんがここまで状況を見に来ることもなかったでしょうね」
その瞬間、フローリンの顔から表情が消えます。恐らくこちらの顔が彼女の素顔なのでしょう。
そしてフローリンは口元だけで笑うと、世の中はいつも予想できない事ばかりなので念のため確認しにきただけですよ…と答えるのでした。
お茶会は無事に終了する
とにもかくにも皇后になる気はないと、改めて告げるアステル。そもそも彼女は、カイゼンが愛を理解できない男だと思っているのです。
そして一礼すると、アステルは席を立ちその場を後にしました。
お茶会のその後|2人はそれぞれの思惑に従い、こっそりと動き出す
アステル視点
お茶会が終わって人気のない廊下に出ると、アステルは盛大なため息をつきました。というのもフローリンは予想以上に手強い相手だったのです。
しかし、1つ分かったことがあります。
それは誘拐事件の黒幕がフローリンではないという事。彼女はあのような粗末なミスをする人物ではありません。
となると犯人は1人。監獄にいるマリアンのみ。そのためアステルは『真犯人が分かったからにはお返しをしなければ』と考えるのでした。
フローリン視点
一方その頃。フローリンは乳母からアステルにまつわる報告を聞いていました。
乳母が調べたところ妙な点はなかったものの、一つだけ気になることがあったそう。というのもマエルン城でアステルの部屋を盗み見た時、テオールが寝言で「お母さん」と言っていたのです。
そこでフローリンは、テオールの出生を調べるよう乳母に命令しました。
まとめ|皇帝の子供を隠す方法・33話のネタバレと感想
33話のまとめ|フローリンについて考察
フローリンは貴族令嬢らしく、表面上はニコニコと愛想のいい女の子です。アステル曰く、子供の頃に持っていたお人形のような女の子との事。
しかしそれは表向きの顔であり、彼女はたまに冷たく無機質な表情を見せます。恐らくこれが彼女の”素”なのでしょう。
何にせよ、食えない相手であることに違いはありません。
とはいえ一方的にアステルに敵意を見せるワケではなく、今のところは穏やかな関係を築いています。このまま穏便に済めばいいのですけれどね。
ネタバレ感想|結局マリアンが黒幕だった
結局のところ、誘拐事件の黒幕はフローリンではなくマリアンでした。そのためアステルは再び彼女に報復しようと考えますがーーー
その前に舞踏会があるので、まずはそちらを成功させなければなりません。貴族たちの前でカイゼンに懇願して、テオールを家に帰してもらうよう説得するワケですね。
果たしてこの計画は上手くいくのか、アステルの演技力が見ものです。