朝起きたら、車の塗装が剥がされていた…
このようなイタズラ被害にあう人は少なからずいて、時々Twitterなどで話題になっています。2018年に実際に起こった事件では犯人が液体を車にかけて、その結果として塗装が剥げたようです。
中にはタイヤごと溶かされたケースもあるようですが、一体どんな液体を使ったのでしょうか?
この記事では、車の塗装が剥がされる事件とその際に使用される液体について解説します。
目次
車に液体がかけられ、塗装が剥がれる事件が起こる
犯人は何の液体を使ったのか?
これは2018年に実際にあったイタズラですが、車に液体のようなものがかけられて塗装どころかタイヤも溶けていたことがありました。
なおこの事件について犯人は捕まっていないので、何の液体が使われたのかは謎。
しかし塗装どころかタイヤも溶かされたなら、剥離剤をかけられた可能性が高いでしょう。
剥離剤とは、車などの塗装をはがす時に使う液体のこと。詳しく説明すると、金属・ガラス・プラスチックなどの表面に付着した塗装・塗膜・接着剤などを剥がす効果があります。
剥離剤とは?
不要な塗料を汚れに例えるならば、剥離剤は洗剤です。古くなったものや不要になった塗膜や樹脂を除去することができます。
引用元:https://www.sansai.com/basic/mechanism.html
剥離剤はホームセンターでも購入可能
このような話をすると、近所に車の修理屋がいるなら犯人はその人では?と思うかもしれませんが…
剥離剤はホームセンターや通販でも販売されています。
また安いものなら値段も1000円くらいで購入できるので、子供でも買えるのです。
つまり、誰でもこのようなイタズラ(嫌がらせ)ができてしまうという事になります。
過去にも似た事件が発生している
そして怖い事に、車の塗装が剥がされるという事件はかなり前から発生しています。2017年にも似たような事件があり、その際には車が10台被害にあいました。
27日夜から28日昼前にかけ、幸手市と久喜市で、駐車中の自動車に液体がかけられ塗装が剥がされる被害が10件相次いだ。
引用元:https://www.sankei.com/region/news/170629/rgn1706290011-n1.html
なおヤフー知恵袋や国内掲示板を調べたところ、同様の被害にあった人を見つけました。
つまり車にイタズラされる事件は意外と多く、他人ごとではないのです。出来る事なら、事前に対策をするのが望ましいでしょう。
愛車を守るには?イタズラを防止するための対策方法
結論:ドライブレコーダーが便利
犯人を捕まえるには証拠が必要
車にイタズラをされた場合、犯人を見つけて証拠を押さえなければなりません。仮に犯人がわかったとしても、証拠がないと逃げられますから。
証拠を押さえるなら防犯カメラが便利ですが、無ければドライブレコーダーでも防犯対策ができます。
これらを設置しておけば、もし被害に遭ったとしても証拠を残すことができます。またイタズラする側も、防犯カメラやドライブレコーダーがあると警戒するようです。
ちなみにドライブレコーダーには自動で録画してくれるタイプも多く、煽り運転などの対策にも使えるので1台あると便利でしょう。
被害に遭ったらすぐに警察へ
もし車にイタズラされた場合、すぐに警察に通報して被害届を出しましょう。
ただし車へのイタズラ行為は捜査が難しいと聞くので、前項で説明したとおりドライブレコーダーなどで証拠を残しておくことを強く推奨します。
そもそも被害届を出して警察に動いてもらうには、被害があったという証拠が必要ですから。逆に言えば、証拠がなければ警察は動いてくれません。
なお犯人が見つかって証拠もあれば、犯人に修理費用を請求することができます。
ドラレコだけじゃない!あると便利な防犯グッズ
防犯グッズ6選
以下、車へのイタズラ防止に仕えるグッズをまとめました。
- 防犯カメラ
- ドライブレコーダー
- センサーライト
- カーセキュリティ(車用の警報器)
- ダミーのカーセキュリティ
- 車のボディカバー
もし近隣でイタズラ被害などが発生したら、念のためドライブレコーダーなどを使って車をチェックしてみてください。
被害に遭いやすい人の特徴とは?恨みや嫉妬を買うケースについて
路上駐車などをしていませんか?
一概には言えませんが、交通ルールを破っている人や高級車を持っている人は被害に遭いやすいと聞きます。
まず前者の交通ルールを破る人について言えば、路上駐車など一般人の迷惑になる行為を繰り返していると、恨みを買ってイタズラされる可能性があります。
これは車に限らず、他の案件でもそうでしょう。ルールを破って人に迷惑をかけていれば、それは自分にも返ってきます。
犯人が高級車に嫉妬するケースも
そして次に、高級車を持っている人について。
これは実際にあった話ですが、被害者である男性が高級そうなスポーツカーを購入したところ、加害者であるご近所の中年男性が嫉妬をしてスポーツカーに傷をつけた…という事件がありました。
しかも加害者の男性は顔なじみで、昼間に会うと挨拶をしてくれる愛想のいい人だったとか。