こんにちは、情報屋です!ニュースサイトで「ゲームに熱中したインドの少年が死亡した」という記事を見つけて、飲んでいた牛乳を零しそうになりました・・・
問題になったゲームは「青い鯨(クジラ)」といい、その仕組みやルールから「自殺ゲーム」と呼ばれているようですが・・・これって一体、どんなものなのでしょうか?調べてみました。
目次
青い鯨(クジラ)のゲーム内容とやり方
青い鯨(クジラ)の日本人被害者は?子供向けの対処法や対策ってあるの?
「自殺ゲームで少年が死亡」
このニュースを見た時、私は最初に「映画かドラマの宣伝かな?」と思ってしまいました。しかし、恐ろしいことに実話です。「青い鯨(クジラ)」というゲームが原因で、インドの少年が自殺してしまったのです。
インドで「青い鯨」と呼ばれるゲームに熱中したとみられる少年が自殺する事件が相次いでいる。死者は24日までに少なくとも3人に達した。ゲームでは、何者かがインターネット交流サイト(SNS)で「指示」を出しているとされ、当局がフェイスブックなどに対策を要請している。
引用元:https://news.livedoor.com/article/detail/13513175/
ゲームの内容ですが、簡単に言うと「SNSを使った王様ゲーム」みたいな仕組みです。
誰かがSNSから命令を出し、ゲームの参加者はそれを実行して、証拠写真をフェイスブックやインスタグラムに投稿していくというルールですね。この命令に従って、実際にインドの少年が飛び降りてしまったワケです。
この説明を聞いて「いやいや、おかしいでしょ!」と思った人も多いはずです。知らない人から「建物から飛び降りろ」なんて命令されても、普通は聞き入れるはずがありません。ではなぜ、このような事件が起こってしまったのでしょうか?
命令は次第にエスカレート!50日目には・・・
「青い鯨」に参加すると、50日間、毎日違った命令が出されるので、参加者はこれをクリアしていくことになります。
最初は「指定された音楽を聴く」など簡単な命令しか出されませんが、徐々に難しい命令にエスカレートしていきます。「腕や足にナイフで鯨の絵を刻め」など、明らかに異様な命令がくるのだとか。
この段階で「いやいや、そんなこと絶対にしないよ!」とゲームを辞退できればいいのですが、ここまでくるとプレイヤーの中には判断力が鈍ってしまう人がいるのです。
そして最終日(50日目)には「建物から飛び降りろ」という命令がきて、死亡事故になってしまうという訳ですね。
ゲーム如きでやいやい騒ぎおってwこういう場合は家庭問題が原因で〜wwとか思ってたけど青い鯨怖過ぎない? pic.twitter.com/MeV2JOUDXF
— イキリデブパンツ (@hooooooooo3) August 23, 2017
ホラー漫画みたいな話ですけど、現実の出来事です。ノンフィクションです。青い鯨は「自殺を誘発するゲーム」と言われていますが、理由はこのようなルールによるものでしょう。
これはもはや、マインドコントロールに近いのかな・・・と思います。たった50日で脳や心がマヒするとなると、かなり怖いですよね。
マインドコントロールされる理由については下の記事で説明しているのですが、ガチで怖いです(汗)
⇒【青い鯨】なぜ50日でマインドコントロールされるのか?理由は〇〇にあった
ゲームタイトルの意味(由来)がすでにヤバい
ここで、もう一つ怖い話をしましょう。「青い鯨」というタイトルの意味についてです。
鯨って、自分から陸に身を乗り上げて死んでしまうことがありますよね。ゲームのタイトルは、これが由来なのだとか。鯨のように、自分から命を絶つように仕向ける・・・怖いタイトルです。
この怖すぎるゲームが日本でもし流行したら・・・と考えると、ぞっとしますよね。世界中でたくさんの子供が被害にあっているので、日本だけが例外という話にはならないでしょう。
ご両親は、子供に迫る危険性について理解しておきたいところです。
⇒ もし『青い鯨(クジラ)』が日本で流行したら?子供に迫る危険を考えてみた
ゲームマスター(犯人)はすでに逮捕
【衝撃】青い鯨(クジラ)の犯人って誰?目的は広告収入じゃないらしい
実はロシアがゲームの発祥地
今回(8月24日)に報道されたのはインドの事件ですが、「青い鯨」が原因とされる自殺例は、すでに他の国でも報告されているそうです。つまり、インドが初じゃないんですよ・・・
元々、このゲームの発祥地はロシアです。ロシアでは、このゲームで自殺してしまった子供たちが130人以上いると言われています。
青い鯨(あおいくじら、ロシア語: Синий кит)は、ロシアのインターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス上のゲーム。ブルー・ウェール・チャレンジ (Blue Whale Challenge) とも呼ばれ、ロシアやスペイン語圏では少年少女の自殺を誘発しているとして社会問題と化している。
引用元:wikipeidia
この危険すぎるゲームが、ロシアだけでなくインドにも広がり、似た事件を勃発させたようです。
このゲームを考えたロシア人の犯人(ゲームマスター)はすでに逮捕されていますが、それでもインドでは少年が被害にあってしまったのです・・・
例え犯人が逮捕されてURLが閉鎖されたとしても、「別の誰か」が似たサイトを作ってゲーム参加者を募れば、いたちごっこになりますよね。そう考えると、すごく怖い話です。
ツイッターの反応は?マインドコントロールに恐怖の声
青い鯨ゲームが問題になってるようだけど、睡眠時間を削って判断力を鈍らせるとか自尊心を傷つける言葉を使ってマインドコントロールして自殺に追い込むとか日本企業の「「「新人研修」」」と全く同じ手口では?
— ぶらいあん (@Brian_Smith1994) August 24, 2017
青い鯨ってこわ
リアル王様ゲームみたい— ひろっきー (@1227__wimper) August 24, 2017
ソーシャルゲーム青い鯨、運営は“死の集団” 、プレイヤーは最後に自殺。
こんな漫画みたいな事が実際に起こってるのか…— wabe_hir (@wabe_hir) August 23, 2017
青い鯨のあれこれをネットで読んでみた。
・劣等感を持ち、あまり人に優しくされていない若い人を「選ぶ」
・選ばれた喜びを感じさせる
・小さな命令に従わせることを繰り返し、慣れさせる
・命令に従うことが当たり前となる
・睡眠不足にさせて、判断をにぶらせる
これはやばい。愛と睡眠大事。— さとひ/仕事のときは渡辺裕子(わたなべひろこ) (@satohi11) August 24, 2017
ツイッターで「青い鯨」のことを「日本のブラック企業の新人研修と同じじゃん!」と指摘している人がいたのですが、このツイートを見て、私は「的を得ているな・・・」と思いました((+_+))
私も一時期、ブラックよりの企業に勤めていたのですが、その会社の新人研修では、実際にマインドコントロールのような状態になっていました。新人社会人に妙な考え方を植え付けていくところとか、青いクジラと似ていて本当に怖い・・・
先にも触れましたが、被害にあった子供たちはマインドコントロールされていた可能性が高いと思うんですよ。ゲームの創始者が心理学を学んでいたらしいので・・・
大人から見れば「なんでゲームの命令なんて聞くの!?」と思うかもしれませんが、判断力を奪われた子供にとっては、指示を無視することができなかったのかもしれませんね。
こわ〜