最近、各地のテーマパークで「忍者不足」が話題になっていますね。NHKのニュースでも取り上げられていましたが、給料の少なさや過酷なトレーニングで、深刻な人手不足に陥っているそうです。
しかし、人手不足が叫ばれるという事は、未だに忍者への需要があるとも言えますよね?特に外国人からの人気は根強く、忍者の養成所があるほどです。
でも、なぜこんなに忍者が人気なのでしょうか?もしかして、海外では忍者に対してものすごくカッコいいイメージがついているのでしょうか?むしろ、現代でも忍者はひそかに活躍していると信じているのでは・・・
そんな疑問が浮かんだので、今回の記事では「外国人が忍者を好きな理由」について調べてみました。
外国人の6割以上が忍者を信じてる!?
NHKで放送されていたニュースによると、外国人の6割以上が日本に忍者が実在すると信じていると解説されていました。
私がこの話を聞いた時は「え、マジで?ネタじゃなくて?」と思いましたが、国内には「日本忍者協議会」という組織があるらしく、この組織で調査された結果らしいです。
因みに、ツイッターでは一時期、下のような「忍者の存在を信じている外国人の話」がたくさん出回っていました(笑)
外人さんに「日本にはまだ忍者はいるのか?」って聞かれたら 「少なくなった」って言うと超喜ぶ
今日英語の先生に「本物の忍者に会った事ある?」って聞かれた。本当に聞くんだ!笑 そういえば以前「忍者に会った事あるかって聞かれたら『減ってる』って答えると海外の人は目をキラキラさせるってツイートを見たから「最近減ってる。」って答えてみた。「てことはいるんだな!」って目えキラキラ。
引用元:https://matome.naver.jp/odai/2136690579755060701
「今時忍者を信じている人なんていないでしょ!」とか思っていたのですが、本当に信じている外国人は多いようです。これ、訂正するべきか彼らの夢を守るべきか・・・迷いますよね。
⇒【プロ忍者になる方法】給料(年収)と就職条件は?身長や体重制限はあるの?
海外のイメージがとんでもない件
現代の忍者となると、観光地やテーマパークでの仕事などが主ですが・・・海外の人たちは、日々スパイのような活動に勤しむ忍者が存在すると信じているのだとか。
そして、各地のテーマパークでは外国人の忍者ファンが、高いレベルの体術を求めているそうです。そのせいか、忍者のトレーニングに挫折する日本人が増えているというニュースも流れていました。
▽実際のニュース
【「忍者」不足 修行の挫折増加】各地のテーマパークなどで「忍者」が不足している。目の肥えた外国人の忍者ファンなどから求められるレベルが上がり、トレーニングについていけず挫折する人が増えているという。 https://t.co/gDwNDgx1r4
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 14, 2017
動画サイトの見すぎで、忍者への期待がとんでもなく膨れ上がっているようです。それにしても忍者って、外国人にめちゃくちゃ人気がありますね。
因みに忍者の具体的な仕事内容について調べたところ、すごくハードでした。
なぜ忍者が大好きなのか?人気の理由
①「東洋の神秘」への憧れ
それでは、本題の「外国人はなぜ忍者が好きなのか?」という話に入りましょう。
まず1つめの理由として、「東洋は神秘的であってほしい」という願望から、海外では忍者に人気が 集まっている・・・という説があります。
日米史研究家の村上由見子氏によれば「忍者や侍が今も人気があるのは、東洋は神秘的であってほしいという米国人の願いの表れ」という。
引用元:https://www.iza.ne.jp/topics/world/world-9107-m.html
何というか、私達が「アマゾンの奥地には秘境がある」と信じているのと、同じ感覚なのかもしれませんね。
余談ですが、私はとあるテレビ番組で「アフリカとかアマゾンにある村は、結構文明化が進んでいる」という話を聞いて、地味にショックでした。現在でも、槍とかでゾウを仕留めているのかな・・・と考えて、ウキウキしていた人間なんですよ。私は(笑)
②NINJYAはヒーローだから
2つめの理由ですが、忍者は外国人にヒーローだと思われているのだとか。確かに、外国人の話を聞いていると「忍者=ヒーロー」とか「忍者=超強い」というイメージが
強く感じますよね。
私が以前読んだ本によると、実在した忍者は結構セコイ手段を使っていたらしいのですが・・・日本人と外国人の間には、イメージ差があるのでしょう。
今や世界共通語ともいえる「NINJA」。不透明感が増す時代にミラクルでミステリアスなヒーローとして人気を呼んでいるようで、研究家や大学が中心になり、日本人の美徳も合わせ持ったその本来の姿を伝える取り組みも始まっている。
三重県「伊賀忍者研究会」の主宰者で高校教諭の池田裕氏はSNSで知り合った英国人から講演に招かれ、 現地の武道場などで忍者ファン向けに講演。「忍者は情報収集がメーン。戦うこともあったが、想 像しているような武闘家ではない。…決して目立ってはいけない」と説明すると聴衆は驚いたという。
引用元:https://www.sankei.com/west/news/140504/wst1405040001-n1.html
海外では「忍者=ヒーロー」という印象が強いようですが、日本人の場合は「スパイ」としての印象が強いですよね。決して目立たず、陰でこっそり動く・・・皆さんがイメージする忍者も、こんな感じではないでしょうか。よく考えると、ヒーローとスパイって真逆のイメージですよね。
そういえば昔、忍者のコスプレで逮捕されたイギリス人のニュースとかありました(汗)
2012年12月、英国で、21歳の男が黒い忍者コスチュームに手製の木刀と煙爆弾を携帯し、深夜の街をパトロールしていたところ、警察が刃物を所持していると誤解。警察はヘリの出動、警察犬の増援を要請し逮捕した。男はアメコミのスーパーヒーローに憧れていたという。
引用元:https://www.iza.ne.jp/topics/world/world-9107-m.html
このようなイメージの違いも、海外で忍者が人気になった理由の一つでしょう。実在した忍者と現代人がイメージする忍者って、やはり差が大きいようです。
豆知識ですが、手裏剣とか実際には全然飛ばなかったらしいです(笑)
コメントを残す