ピッコマで連載中の『接近不可レディー』の63話のネタバレ感想です。
ヒリスは四季の森で調べ物をするも、アクシオンと夕食を取るため早めにイノアデン邸へと帰還しました。
とはいえヒリス本人は、彼への想いを決して認めようとしません。この先、2人の関係は進展するのでしょうか?ストーリーの続きを読んでみましょう。
四季の森から帰還すると、アクシオンに夕食に誘われる
ヒリスの本音と建て前

ヒリスがイノアデン邸に戻ると、アクシオンが微笑みながら出迎えてくれます。しかしこの時、ヒリスは彼から神聖な気配を感じ取りました。
「“それ”をどこで手に入れたの?」
彼女の言う“それ”とは、アクシオンが先ほど母・ゼノンから受け取った鍵のこと。その鍵から神聖力が流れ出ているのです。また彼は、この鍵を自分が所持してもいいかとヒリスに聞きますがーーー
ヒリスからすれば、彼の物なのに許可を求められる理由が分かりません。すると彼は、さも当然という顔で言いました。
「どうせあなたに渡すのだから、あなたの物も同然だろう」
彼は本気で、その鍵をヒリスに渡そうと思っている様です。さらに彼は、さりげなくヒリスを夕食に誘います。
「あなたも夕食がまだのようだ。俺が言った言葉のためなら嬉しいが」
アクシオンの言う通り、ヒリスは彼のことが気になって早めに帰還しました。しかしツンとした態度で、あなたに何か言われたかしら?と知らんぷりを決め込むとーーー
ヒリスの背後で、黒い影が囁きました。
黒い影に図星をさされる
『また嘘。本当は優しくしたいのに。そのまま認めれば楽なのに、一緒にいたいって。だから早く来たんだって』
黒い影に本心をズバズバと言い当てられ、動揺するヒリス。しかしアクシオンの言葉により、現実へと引き戻されます。
「…覚えていなくても構わないよ。食卓に行こう」
彼があまりに優しい顔でそう告げるので、ヒリスは頬を染めてうつむきます。しかし消滅を望んでいるはずの自分が、なぜこのような気持ちを感じるのか分からずにいました。
四季の森を訪れると、保守派の貴族たちと遭遇する
王の宮殿にて、装置を発見する
王の宮殿を訪れると、ヒリスは保管庫で見た鈴のような装置を見つます。そのため「ここにも隠し部屋があるのかもしれない」と思い、装置に触れてみるとーーー
気が付くと、花畑に移動していました。
そこは王の宮殿にある他の部屋で、どうやらあの装置には特定のルールがあるようです。つまり装置をうまく使えば、四季の森にも1人で入れるかもしれません。
するとその時、向こうから「ヒリス様!」と叫ぶ声が聞こえます。
慌てた顔で駆け寄ってきたのは、ヒリスの代理役であるノートン・フェラーノ。さらにその背後には、保守派の当主たちも集まっています。
「お久しぶりです。ご無事でよかった!知らせを聞いて何度もイノアデンを訪問しましたが、出入り厳禁になっていてお伺いできなかったのです」
話を聞いたところ、イノアデンにまつわる噂はすでに広まっている様子。
そしてノートンと保守派の当主たちは、恭しくヒリスに礼をして敬意を示しますが、その中には4大家門に反発する者も混ざっています。
そして保守派の1人である、モンタナ家の当主・デボラ(コーデリアの母親)に話しかけると、彼女は愛想よく対応してくれますがーー-
笑っているのは口元だけで、その目には冷たさが宿っていました。
まとめ|接近不可レディー63話のネタバレと感想
63話のネタバレと感想|例の影について

今回登場したヒリスの影は、58話で現れた『もう1人のヒリス』と同じ存在です。
この影は登場するたびにヒリスの本心を言い当て、さらにヒリスが自分の心を偽ろうとすると『嘘つき』と囁きかけるのです。
ヒリスは消滅したいと望んでいて何もかもがどうでも良いはずなのに、アクシオンに関してだけは無関心になれません。
それでも自分の心に気付かないフリをしていると、この影が現れて「彼のこと好きなんでしょ?奪っちゃいなよ!」的なことを言うのです。
これはヒリスからすれば相当辛い状況でしょう。なにせ必死で自分の気持ちを隠しているのに、背後で素直になれと誘惑されているのですから。
というか背後から頻繁に悪魔のささやき(?)が聞こえてくること事態がつらい。管理人も経験がありますが過度に我慢するのって非常にストレスがたまるんですよ。
そして多分、この影は定期的に表れてヒリスを苦しめるのかな…という印象です。
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