ピッコマで連載中の『接近不可レディー』の58話のネタバレ感想です。
記憶を取り戻したアクシオンは、ひたすらヒリスに従順な態度を取ります。そして彼女の傍にいようとしますが、一方でヒリスはそれが面白くない様子。
この後2人はどうなるのでしょうか?ストーリーの続きを読んでみましょう。
目次
王の吐息について調査するため、四季の森を目指す
ヒリスは鏡を使い、再びワープするが…

自室に戻ったヒリスは、四季の森に向おうと考えます。理由はもちろん、鏡や王の吐息にまつわる正確な情報を探すため。
しかし今回はアクシオンに同行を頼めません。彼を連れて行けば、きっと王の残痕を起こして過去を探ろうとするでしょうから。
そこで彼女は1人で調査すべく、鏡を使って四季の森にワープしようと考えますが―――
いざ鏡を使うと、ヒリスが転移した先はアクシオンの真上。
結果ヒリスは、彼を床に押し倒す格好になってしまいました(もちろんすぐに退きましたが)


アクシオンのもとに転移した理由
アクシオンがいたのは、イノアデン邸にある客室。彼は朝に会った後、イノアデン邸に泊まることにしたようです。
「その鏡は、やはり宝石があるところにあなたを導いているようだ」
そう言ってアクシオンは、自分の持っていた宝石(遺物から出てきた例の石)を見せますがーーー
ヒリスは内心、宝石のせいで転移したのではないと気付いていました。
あの鏡は、王が望む場所や必要な場所につながる道具。つまりヒリスが彼を求めているから、彼のいる場所に来てしまうのでしょう。
悪魔のささやきが聞こえる
そんな事を考えていると、ヒリスの頭の中で声がしました。
もう1人の自分が、アクシオンを自分の物にしてしまえと囁きかけるのです。
そのため彼女は頭を抱えながらも、そんな事は思っていないと否定しますがーーーもう1人のヒリスは「うそつき」となおも囁き続けます。
しかしその時、アクシオンに声をかけられたためヒリスは我に返りました。どうやら彼は、ヒリスが泣いていると思って心配したようです。


ヒリスはアクシオンを『ある場所』に連れて行く
アクシオンに同行を頼む
きっと鏡は、彼女をアクシオンがいる場所へと案内し続けるでしょう。
そこでヒリスは、彼を”ある場所”に連れて行くことにしました。
・・・
ヒリスが向かった先は、血なまぐさい臭いがする地下。アクシオンはこの場所が何なのか分からず、周囲を見回しながらヒリスについて歩きます。
すると到着した先には、たくさんの魔物が収容された檻がありました。
しかも見張り番の男がいて「何者だ!?」と叫ぶので、ヒリスは棘を出して男を葬ってしまいます。
その光景を目の当たりにしたアクシオンは咎めるような視線をヒリスに向けるも、彼女は「ばれたのだから仕方ないじゃない」と言って平然とした顔をするのでした。
『接近不可レディー』58話のネタバレと感想
58話のネタバレ感想|

今まで散々感想で書いてきましたが、ヒリスは本心ではアクシオンのことを好いています。そのため58話では、ヒリスの影(もう1人の自分?)的なものが現れてヒリスを唆しました。
彼が好きなら本能のままに手に入れてしまえばいい。あなたにはその権利がある。
あの影はそんなセリフを言っていましたが、ヒリスにとってこれほど強い誘惑は無いでしょう。何せ今の彼女はイノアデン邸の当主。誰にも咎められることなく、自分のやりたい事をやれるのですから。
けれどアクシオンが欲しいという願いと、ヒリスの『消滅したい』という願いは両立できないものです。
もし彼と恋仲になったら今生に未練ができてしまい消滅できなくなりますし、そもそもヒリスの性格上、彼を置いてはいけないでしょうから。
だから彼女は、影に囁かれたときその誘惑を真っ向から否定していたのでしょう。