ピッコマで連載中の『接近不可レディー』の57話のネタバレ感想です。
前回のラストにて、記憶を思い出したアクシオンは「過去の人生で交わした約束を守る」と宣言していましたね。そしてヒリスになら利用されてもいいとまで言い出しますが、この先2人はどうなるのでしょうか?
目次
クリスティアン視点|イノアデン邸での事件を聞いて爆笑する
クリスティアン視点

パルべノン家の一室にて、クリスティアンは心底おかしそうに笑いました。というのも部下・レノックから「ヒリスが邸宅を荒らして皆を追い出した」という話を聞いたのです。
そしてひとしきり笑った後。
クリスティアンは、ヒリスを手に入れるにはもっと果敢になる必要があるな…と考えを改めます。また何かを思い付いたらしく、兄のもとへと向かいました。
ヒリス視点|過去を思い出したアクシオンによって心を乱される
不機嫌なヒリス
ヒリスが屋敷で大暴れした翌朝。
ヒリスは食卓で少し遅めの朝食を取ります。専属侍女・メイだけは屋敷に残ったので、彼女に頼んで食事を用意してもらったのです。


しかし食卓にいるのはヒリス1人でなく、目の前にはアクシオン(しかも珍しく笑顔)が座っています。
ヒリスはそれが気に食わないらしく、無表情で嫌味を言いました。
「…あなたは前に、私の言うことを何でも聞くと言ったわよね。だったら私が呼んだ時以外は、姿を見せないで」
さらにヒリスは近くの観賞植物を指さして、あんな風に自分の家でジッとしていろとまで言うのです。ベルゼット家の当主に対してあまりに失礼な態度を取るので、メイは狼狽えますがーーー
当のアクシオンは全く動じません。それどころか余裕たっぷりな態度で
「あの観賞植物のように大人しくしていれば、あなたが水をやりに来たり可愛がりに来たりしてくれるのかな?」
とヒリスに甘い言葉をささやくのです。
彼がそんな調子だからヒリスは苛立ち、食事を中断してその場を去って行きました。


ゼノンとテルゾの悪だくみ
薄暗い部屋の中。
ベルゼット家の前当主・ゼノンは、目の前にひざまづく男―――テルゾ・カリキアに「リカルド・イノアデンを引き入れたんだって?」と質問しました。
するとテルゾは、近いうちに連絡が来るはずだと答えます。
そして2人は今後が楽しみだと、黒い笑みを浮かべるのでした。
『接近不可レディー』57話のネタバレと感想
57話のネタバレ感想①豹変したアクシオン

57話ではアクシオンが吹っ切れていましたね。
今までは不愛想だったくせに、ヒリスの前だと笑顔で甘い言葉を囁くという別人っぷり。性格が180度変わっています。今までの彼を知っている人が見たら、さぞかし驚くでしょう。
このような行動から、彼にとってヒリスがどれほど大きな存在なのか伝わりますね。
現段階だとアクシオンはヒリスの事情も気持ちも何一つ分かっていませんが、それでも彼女のことを理解したいし役に立ちたいと思っているのでしょう。なにせ彼は、ヒリスになら利用されて捨てられてもいいと宣言するほどですから。
とはいえ前回の感想でも述べたように、ヒリスは自己の消滅を望んでいます。だからこそ彼に想いを寄せられると、辛くなってイライラするのかもしれません。
57話のネタバレ感想②テルゾの暗躍
57話のラストで、ゼノンとテルゾが悪巧みをしていました。
テルゾは前々から怪しい動きをしていましたが、他の家門の重役たちも一枚嚙んでいるようです。
ベルゼット家の前当主ゼノン・モンタナ家の現当主・そしてイノアデン家のリカルド。現在分かっているだけでも、この3人が計画に絡んでいます。