ピッコマで連載中の『接近不可レディー』の56話のネタバレ感想です。
前回のラストでは、ヒリスが父兄をイノアデン家から追放すると宣言しましたね。そして現在、屋敷はヒリスの異能によって包囲されています。
この後どうなるのでしょうか?ストーリーの続きを読んでみましょう。
目次
イノアデン邸はヒリスに包囲され、バラの棘で覆われる
イノアデン邸の現状

ヒリスは異能を使い、バラの棘で屋敷を覆いつくします。その結果、ディエゴもリカルドも使用人も全員が逃げ出しました。
そして夜になるとヒリスは、やっと静かになった…と誰もいない屋敷で1人立ち尽くします。
するとその時「ヒリス!」と彼女を呼ぶ声がしました。ちょうど屋敷を訪れたアクシオンが、異変に気付いて駆け付けたのです。
しかし心配して近づいてきたアクシオンを、ヒリスは「来ないで」と強く拒絶します。そして自らの心情を静かに打ち明けました。
彼にどう接すればいいのか分からなくて、結局どちらも選べずにこうなってしまった自分自身に嫌気が指したのです。
「あなたがその宝石で何を見たのかは分からない。けど、それが何であれ私には何の意味もない。私にとってあなたはどうだっていいの」
そう告げる彼女を、アクシオンは黙って見つめました。
アクシオンはなぜ過去の記憶を思い出したのか?
ヒリスとアクシオンの繋がり
ヒリスは考えます。
アクシオンが過去の記憶を思い出した理由はたった1つ。7回目の人生で、ヒリスが命を絶つ瞬間に彼が一緒にいたからでしょう。
というのも7回目の人生で、ヒリスは彼の前で自害したのです。
(だからといって、アクシオン・ベルゼットが私にとって特別な存在になったわけではない。彼が何かを思い出したという事実に腹が立って、ちょっと憂鬱になっただけ)
ヒリスが過去に想いを馳せていると、それまで黙っていたアクシオンが口を開きます。
「君の言う通りだ。俺は今、何も知らない。君がそんな顔をしている理由も、君が言った言葉の本当の意味も分からない」
そしてヒリスの方に歩み寄りながら、彼は断言しました。
「だが…君の手を取ったことを後悔したことはない。ただの一度も」
約束を守ろう
またこの時アクシオンは、過去の人生でかわした約束を守ると言います。
ヒリスを怖がらせるものや弱くするものを全て無くし、もしそこに彼自身が含まれているなら消えても構わないと言うのです。
するとヒリスはひどく苛立った顔をしますが、アクシオンは少しも気圧されません。それどころか微笑を浮かべて、彼女の手にそっと触れて言いました。
「何をしても構わない。君の思いどおりに利用して捨ててもいい」
ヒリスは後悔するでしょうね…と皮肉を言いますが、それでも彼は微笑みます。
「言っただろう。何があっても後悔しないと」
『接近不可レディー』56話のネタバレと感想
56話のネタバレ感想|アクシオンの台詞がほぼプロポーズな件

56話のアクシオンは非常に情熱的ですね。ヒリスへの台詞の1つ1つがもうポロポーズにしか見えません。利用されても構わないし捨てられてもいいって相当ですよ。
しかもこの人、基本的に真面目というか嘘をつくような気質でもないので、本気でヒリスになら利用されて捨てられてもいいと思っているのでしょう。
一方でヒリスは「あなたのことなんて何とも思ってないんだから!」的なことを言っていますが、これは自分に言い聞かせているように見えます。
ヒリスの性格的に、どうでもいい相手にあれほど感情を乱される事はないはず。アクシオンが特別だからこそ、これ以上近づかれたら困るワケですよ。
だってアクシオンのことが大切だと認めたら、消滅できなくなりますから。この辺り、ヒリスは複雑ですね。
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