『接近不可レディー』54話のネタバレと感想|過去のアクシオンはなぜヒリスに優しくしたのか?

接近不可レディーネタバレ感想

ピッコマで連載中の『接近不可レディー』54話のネタバレと感想です。

前回に引き続き、54話でもヒリスの5回目の人生について描かれます。ただし今回はアクシオン視点となり、彼がヒリスのことをどう思っていたのかが判明します。

⇒『接近不可レディー』ネタバレ一覧はこちら

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アクシオン視点①ヒリスの世話を焼きたくなる理由

実母・ゼノンからの呼び出し

接近不可レディーネタバレ感想

その日、アクシオンは実母・ゼノンに呼び出されてヒリスのことを質問されます。

というのも元々、ヒリスは彼が救出してからカリキアで保護するはずだったのです。

にも関わらず、なぜアクシオンは直接ヒリスを世話するのか。ゼノンは膝を組みながら質問しますがーーー

アクシオンはその質問に答えられず「それは…」と言い淀みます。すると彼女は目を細め、それ以上は何も聞かずにヒリスの面倒をよく見るよう言い聞かせました。

「…まあ、理由はどうであれ。どうせ連れてきたなら優しくしてやって。かわいそうな子だから」

ヒリスのことが気になる理由

屋敷の庭を歩きながら、アクシオンは考えます。

(母の言うとおり、本来の俺の役割はヒリス・イノアデンを邸宅から連れ出すところまでだった。けれど生気が感じられないあの軽い体を抱き上げた瞬間、思わずベルゼットに連れてきてしまった)

しかも今のカリキア家は、ヒリスを守るための環境が整っていません。

またこの時アクシオンは、ゼノンがヒリスのことを『気の毒でかわいそうな子』と称していたことを思い出します。その結果、自分はヒリスに同情しているのだろうか?と考えました。

するとその時、偶然にもヒリスと鉢合わせます。ただし彼女は眠っていて、メイドに車イスで運ばれていました。

眠るヒリスの顔を見ながら、彼は『なんだか現実感がないな…』と思います。

ヒリスは長い間削られ続け、最後には丸くなって輝くシーグラスのような存在。だから目が離せないのであり、それ以外の理由はないのだと彼は自分に言い聞かせました。

ひよこ
ここでアクシオンの回想は終了。次からは『現在』に戻るよ。
白うさ
5回目の人生で、アクシオンはヒリスに惹かれてたのかな。

アクシオン視点②ヒリスを追いかけてイノアデン邸へと向かう

アクシオンは記憶を取り戻す

赤い宝石により、ヒリスのことを思い出したアクシオン。

彼女は「これ以上何も思い出さないで」と言って目の前から姿を消しますが、今のアクシオンは理解していました。

彼女こそが『失った記憶』だったのだと。

そこでもう一度ヒリスに会うべく、すぐにイノアデン邸に向かいますがーーー屋敷に到着したアクシオンは、その異様な風景を見て驚きました。

「これは一体…?」

なんとイノアデン邸全体が、バラの棘で覆われていたのです。

『接近不可レディー』54話のネタバレと感想~アクシオン編~

54話のネタバレと考察

ネタバレ感想

アクシオンはヒリスにとても親切ですが、彼自身はなぜこれほど彼女が気になるのかその理由に気付いていません。過去の彼は、ひとまず同情したからだと結論を出しますがーーー

読者的には、本当にそれだけ?と聞きたくなりますね。確かに同情もあったと思いますが、それにしても過保護です。

なにせアクシオンは、本来はカリキアで保護するはずだったヒリスをわざわざ自宅に連れ帰っていますから。しかも連れ帰った理由がこれ↓ですよ。

(母上の言うとおり、本来の俺の役割はヒリス・イノアデンを邸宅から連れ出すことだ。けれど生気が感じられないあの軽い体を抱き上げた瞬間、思わずベルゼットに連れてきてしまった)

引用元:『接近不可レディー』54話

理由がかなり衝動的ですね。彼らしくありません。

というかヒリスを守るためだけなら、一旦カリキアに預けて必要なときに手助けするだけでも問題ないでしょう。確かにカリキア家には問題があるのでベルゼット家で保護する方がベターですが、その辺についてはビオレッタを信頼してもいいはず。

なにせビオレッタは、ヒリスのためにリスクを負って救援要請を出していますから。

それでも彼がヒリスを連れて帰りたいと思ったのは、やはりヒリスに惹かれていて自分の手で守りたいと思ったからなのかな…と、管理人は思いました。

⇒『接近不可レディー』55話のネタバレはこちら

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