漫画『接近不可レディー』の38話のネタバレと感想です。前回に引き続き、今回も婚約記念パーティー中の出来事が描かれます。
リカルドとオズモンドが会話をしている最中、パーティー会場の庭で事件が勃発しました。一体何があったのでしょうか?
ストーリーの続きを読んでみましょう。
ヒリス視点|パーティー会場を抜け出して屋敷内を探索する
ヒリスの探し物
ヘリオナは会場の庭で『母親からのプレゼント』を披露する
アクシオン視点|奇妙な気配を感じる
アクシオンが婚約記念のパーティー会場に到着すると、庭には参加者たちが集まって、ザワザワと騒いでいました。
というのも主催者のへリオナが、アメリエ家の当主から貰ったプレゼントを披露しようとしているのです。
パーティーでは贈り物をお披露目するのはよくあること。しかしアクシオンは、この状況に違和感を覚えます。
それにさっきから、妙な気配を感じていたのです。
危険すぎるプレゼント
するとその時、ヘリオナが嬉しそうに「さあ皆さん!こちらにご注目ください!」と声をあげます。
ヘリオナのすぐ傍には大きな檻が置かれており、中身が見えないよう布が被せられています。彼女によれば、この中には母親から贈られた『希少種の魔物』が入っているそう。
そしてヘリオナは、3・2・1…とカウントダウンをしてから勢いよく布を取り払いますがーーー
檻に入っていたのは、狂暴化した魔物。
ヘリオナはこんな魔物を用意した覚えはありません。そのため会場中が「何だあれは…」とざわめき、ヘリオナ本人も怯えます。
しかも次の瞬間。その魔物は檻を内側から突き破って人々に襲い掛かりました。
狂暴化した魔物と、パニックと化した会場
見たこともない凶暴な魔物が襲い掛かって来るので、貴族たちは逃げ回り会場は大パニック。
その場にいたクリスティアンが異能を使って魔物を氷漬けにするも、魔物はその氷すら破壊して再び暴れ出しました。
(俺の異能を破った…!?)
異能が効かないことに驚愕するクリスティアン。
さらに魔物はビオレッタに襲い掛かかったので、親友のコーデリアがその身を盾にしてビオレッタを庇いますがーーー
その牙が2人に届く前に、魔物は黒い『もや』に拘束されて宙に浮かび上がります。
アクシオンが異能を使い、魔物を捕らえたのです。
しかし困ったことに、アクシオンが異能を使えば使うほど魔物は抵抗します。捉えるのがやっとで、中々トドメをさせません。
そのため彼が困っていると、直後、急に魔物がグオオ…と唸り声をあげて絶命しました。
誰かが異能を使い、魔物の心臓を破壊したのです。
(この力は…?)
予想外の出来事に驚くアクシオン。すると目の前にヒリスが現れ、珍しく笑顔を浮かべながら彼に話しかけました。
「さすがベルゼット家の当主様ですね。これほど狂暴な魔物を一発で仕留めるだなんて」
ヒリスは自分で魔物にトドメを刺しておきながら、なぜかその手柄をアクシオンに譲ったのです。
『接近不可レディー』38話のネタバレ感想とおさらい
38話のネタバレ感想|混沌と化したパーティー会場
ヘリオナは婚約記念祝いとして、母親(アメリエ家の当主)から希少な魔物をプレゼントされます。そして今回のパーティーで魔物をお披露目しますがーーー
檻に入っていたのは狂暴化した魔物。ヘリオナはこんな危険なものを用意した覚えはないので焦ります。彼女のセリフ的に、予定では『珍しくてかわいい魔物』が入っていたものと思われます。
しかもこの魔物、非常に強い。クリスティアンの氷を砕き、アクシオンが拘束してもトドメを刺せない。それどころか異能を使う程に抵抗するという厄介な相手です。
けれど、そんな強い魔物をヒリスはあっさり倒します。
『開花』の能力を使い、魔物の心臓(正しくは核)を一瞬にして破壊したのです。この点から、ヒリスの異能は他の当主たちより強いことがわかりますね。