マンガ版『接近不可レディー』のネタバレと感想です。前回に引き続き、76話でもヒリスの回想がつづきます。
彼女はクリスティアンに話しかけられるも、過去の記憶から彼に冷たい態度を取りました。それを見ていたアクシオンは、どう思ったのでしょうか?
ストーリーの続きを読んでみましょう。
目次
クリスティアンに遭遇すると、ヒリスは徹底的に拒絶する
ヒリスは冷たい態度で接する

ヒリスが睨みつけると、クリスティアンは一瞬だけ怪訝な顔をします。しかし彼はすぐいつもの調子に戻り「私があなたの心を不快にさせたようですね」と上辺だけの笑みを浮かべますがーーー
傍にいたアクシオンは何を思ったのか、2人の間に割って入るとヒリスを別室に移動させました。
アクシオンに花を贈る
アクシオンは別室に移動すると、クリスティアンから以前ヒリスについて何度か質問されたと話しました。
ヒリスはクリスティアンにもはや興味がありませんが、アクシオン視点ではそう見えなかったようです。
とはいえ彼女が会いたかったのはアクシオンなので、その手に持っていた一輪の花を彼に差し出しました。
先ほど摘んだ花の中でも、一番キレイなものをアクシオンに贈りたかったのです。
すると彼はわずかに驚くも、微笑みながら礼を言ってその花を受け取ってくれました。
ディエゴの裁判日が近づくも、状況は悪くなっていく
ディエゴの現状
ゼノンはタバコを吸いながら、アクシオンに「あの子、行かない方がいいんじゃない?」と話しかけました。
“あの子”というのはヒリスのこと。彼女は近々行われる実父・ディエゴの裁判を見に行きたいと言っていますが、彼は「カリキアに騙された」と主張しているらしいのです。
- 娘・ヒリスに食べさせたものがカリキアの血だと知らなかった
- カリキアのせいでイノアデンの名誉が失墜し、娘が怪物になるところだった
- だからカリキアに責任を負えと主張している


なおディエゴの主張はかなり信用されており、時間が経てば監獄から解放されるだろう…とゼノンは語りました。
接近不可レディー76話のネタバレと感想|ディエゴの裁判について
76話のストーリー解説

ディエゴは現在、カリキアの血を不当に使用した罪により監獄にいれられています。
しかし彼は「自分が使っていたものがカリキアの血だなんて知らなかった。騙されただけだ」と主張しており、全ての罪をカリキアになすりつけようとしています。
ディエゴは意図的に娘を虐待したのに、知らないフリをして責任を逃れようとしているワケですね。現代社会でも加害者側がよく使う手段です。
そして腹立たしい事に、ゼノンによればこの主張は信用されているそう。ディエゴのしたことは重罪であり罰が下されるべきなのに、このままでは裁判後に釈放されるでしょう。
もしそうなれば、ヒリスにとって残酷な結果となります。だからこそゼノンは、ヒリスは裁判を見ない方がいいと提案したのだと思われます。
接近不可レディーのネタバレ感想
76話時点で、ゼノンは余裕がない…というか相当参っている状態です。いつもと同じような態度に見えますが、イラストを見たところ明らかにやつれていました。
アクシオンによればこの時点で実父(=ゼノンの旦那)が亡くなっているらしく、彼女はその悲しみから立ち直れていないようです。
またストレスのせいか、アクシオンが彼女を訪ねたとき部屋中にタバコの煙が蔓延していました。
ストレスとタバコを数量は比例するという話を聞いたことがあるので、ゼノンも今まさにその状態なのかもしれません。