【鬼滅の刃】竈門炭治郎の名前の意味・由来は?竈門神社が元ネタか?

鬼滅の刃2

『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎。竈門家の長男として家族を支え、炭焼き屋だった頃から住民に好かれる優しい子です。

炭治郎は「竈門」という珍しい苗字のキャラクターですが、なぜこのような名前なのでしょうか?

この記事では竈門炭治郎の名前の意味・由来について考察しました。

白うさ
福岡と大分にある「竈門神社」との関係性も調査したよ。
公式情報ではなく、あくまで管理人の考察です。

予想①八幡竈門神社が由来か?

八幡竈門神社と鬼の伝説について

鬼滅の刃2

まずは「竈門」という名字について考察してみました。

「竈門」の由来はいろいろ考えられますが、個人的に有力だと思うのは八幡竈門神社(はちまんかまどじんじゃ)が由来という説。

八幡竈門神社は大分県に実在する神社なのですが、この場所には鬼にまつわる伝説が残っているのです。

その伝説がこちら。

鬼が作った九十九の石段

昔、竈門(かまど)地域に悪鬼が住んでいた。鬼は夜毎現れては人々を喰い殺し里を荒しまわっていた。里人は困り果て、八幡様に鬼を退治して下さいとお願いをした。そこで八幡様は鬼に一晩のうちに百の石段を造ることが出来たら毎年人間をいけにえにやろう、もし出来なければ今後里に出て来てはならないと約束させた。鬼はあちこちの谷や川から石を運び石段を造り始めた。鬼が九十九段まで造ったその時、夜明けを告げる一番鶏が鳴いた。
それから鬼は八幡様の前で最後の一段を造り終え、約束通り里に現れなくなった。そのためか石段を見てみると下のほうは丁寧に造られているが、上のほうは雑に造られている。

引用元:http://hachimannkamado.sub.jp/rekishi.html

要約すると、竈門(かまど)地域に悪い鬼が住んでいたので八幡様が鎮めてくださったという話ですね。

白うさ
夜明けがくると鬼がいなくなるあたり、ものすごく『鬼滅の刃』っぽい
鬼滅の刃

慈悲のない鬼の伝説

そしてもう1つ、鬼が忘れた石草履の伝説も残っています。

鬼が忘れた石草履(いしぞうり)

長さおよそ45センチあり、かなりの巨体であったと思われる。
鬼の足指が三本なのは貪欲(どんよく)、嫉妬(しっと)、愚痴(ぐち)を現しており知性(ちせい)と慈悲(じひ)が欠けているからと云われている。

引用元:http://hachimannkamado.sub.jp/rekishi.html

八幡竈門神社の場所
大分県別府市大字内竈(うちかまど)1900番地

知性と慈悲が欠けているという点も、『鬼滅の刃』の鬼を連想させますね。

『鬼滅の刃』に登場する鬼たちも慈悲がありません。知識はあるものの、本能>知性・理性という印象です。

作者の地元「宝満宮竈門神社」が由来の可能性も

おみくじ

ちなみに、福岡県太宰府市にも宝満宮竈門神社(ほうまんぐうかまどじんじゃ)があります。

学問の神様で知られる「太宰府天満宮」の北東に位置する神社ですが、こちらも「竈門」という言葉が入っていますね。

白うさ
縁結び神社として有名なスポットだよ。

『鬼滅の刃』の作者・吾峠先生は福岡県出身なので、宝満宮竈門神社は地元です。

そのため、八幡竈門神社ではなく宝満宮竈門神社が由来になった可能性もありますね。

ひよこ
どっちも「竈門神社」だけど、どっちが元ネタなんだろうね。
白うさ
伝承を見ると「八幡竈門神社」が由来の気がするけど…どっちもあり得そうだね。

予想②実在する名字が由来か?

日本には職業・地名を由来にした名字がたくさんありますよね。

「竈門」という名字も職業・地域が由来かもしれません。

彼の家は代々「炭焼き」を営んでいるので「竈門」という名字はピッタリですよね?

白うさ
「竈」は食料を加熱調理するときに使う設備のことだよ。

また、竈門(かまど)という名字は実在します。

特に熊本・大阪・兵庫に多いそうで、関連する名字として「竈・釜戸・鎌戸」などがあるそうです。

なお兄弟子である冨岡義勇も実在する苗字です。詳しくは当サイトの記事『鬼滅の刃|冨岡義勇の名前の由来』にまとめたので、こちらも読んでやってください。

竈門炭治郎の名前の意味

学校と本

恐らく、竈門家では長男の名前に「炭」をいれるのが習わしなのでしょう。

炭治郎の父親は炭十郎

先祖は炭吉

彼らの名前にも「炭」が入っていますよね?

竈門家の名前まとめ
  • 先祖:炭吉
  • 父:炭十郎
  • 母:葵枝(きえ)
  • 長男:炭治郎
  • 長女:禰豆子
  • 次男:竹雄
  • 次女:花子
  • 三男:茂
  • 四男:六太

炭焼きを営む家計なので、長男の名前に「炭」を入れるというシンプルな仕組みになっているのかもしれませんね。

次男・三男・四男の名前には「炭」がないので、家を継ぐ長男にのみ「炭」が継承されるシステムだったのかなと思います。

関連:【鬼滅の刃】実在する苗字のキャラを紹介!鬼舞辻は本当にいるの?

歴史上の人物が元ネタの可能性はある?

キャラクターの名前は、歴史上の人物が由来。漫画でよくあるパターンですよね。

そこで「竈門炭治郎」という偉人もいたのかなと調査してみたのですが…

「竈門炭治郎」という偉人については、情報がほとんどありませんでした。

ということは歴史上の人物が元ネタではなく、作者・吾峠先生が考えた名前なのでしょう。

まとめ|鬼滅の刃の炭治郎について

『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎。

九州には2つの「竈門神社」があるので、どちらかが名前の由来になった可能性があります。

作者の吾峠先生は福岡出身なので、幼い頃から竈門神社をよく知っていたのかもしれませんね。

「炭治郎」という名前については、長男が「炭」の字を受け継ぐ世襲制だったのでしょう。彼の家は炭焼きを営んでいるため、ピッタリな漢字ですよね?

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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2件のコメント

福岡からです。宝満宮竈門神社の近くには炭焼という地名もあります。気になりますねw
あと福岡県筑後市には溝口竈門神社があり、こちらは煉獄さんが唐突に「溝口少年‼︎」と名前を呼び間違えるシーンがありこちらも気になりますw

>ちかぽんさん
ステキな情報ありがとうございます!
煉獄さんの『溝口少年』って、そこから来てたんですねw

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