ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』のネタバレ感想です。9~10話の概要をまとめつつ、管理人の感想を紹介しています。
前回のラストで、回帰スキルを活用して大金をゲットした孔子。もちろん金を盗まれないよう、対策もバッチリです。そして今回の9話では、強くなるための霊薬を買いに行きますが…
そこでまたひと悶着起こります。という訳で、続きを見ていきましょう。
目次
『死して生きるSSS級ハンター』9話ネタバレ
“めちゃくちゃ良い霊薬”を買いに行く

資金調達を終えた孔子。すると背後霊は「“めちゃくちゃ良い霊薬”を買いに行くぞ」と言い出した。
”霊薬”とは身体能力を高めるための物で、良質な物だとかなりの高額品。
さらに背後霊によれば、“めちゃくちゃ良い霊薬”は法外な値段らしい。残りの財産を使っても、霊薬は4本しか購入できないだろう。
そのため孔子は躊躇するが、背後霊は聞く気ゼロ。一番いい霊薬を販売している“錬金省”へと飛んで行くので、孔子はそれを必死で追いかけた。
しかし錬金省の近くまで来ると、背後霊はピタリと止まり「隠れろ」と告げる。
錬金省の前に、“剣聖”がいたのだ。
・・・
孔子は息を殺し、ゴミ箱の裏に隠れてやり過ごす。そして剣聖が通り過ぎた後、建物の影から“錬金省”へと入っていく彼の姿を眺めた。
背後霊によれば、剣聖は“錬金省”の常連で霊薬を買いに来たらしい。もちろん彼に先を越されれば、今日は霊薬が手に入らないだろう。
「あの店が一番良い店なのにぃぃ」
背後霊は残念がるが、どっちみち剣聖と同じ店で霊薬を買うのはハイリスク。
そこで孔子は、ある作戦を考える。
スマホを取り出して“ハンターランキング”を確認すると、機嫌良さそうに「予定よりも安上がりで済むかも」と言って歩き出した。
霊薬を得るため、スラムを訪れる
孔子がやって来たのは、治安の悪そうなスラム街。ここで最高級の霊薬を安く入手できるのだと彼は言うが…
「こんな場所にいい薬剤師がいるのか?」と背後霊は怪訝そうな顔をしていた。
・・・
スラム街を歩き続けると、途中で争う男女の声が聞こえた。
揉めているのは、薬剤師の女性と屈強な男2人。薬剤師は緑色のボサボサ頭で、眼鏡と白衣を身に着けた”いかにも”な恰好をしている。
どうやら男達は“金貸し”らしく、薬剤師が返済できなかっため家財を取り上げられたのだ。
「ポーション1つに40ゴールドなんて高すぎる」
スラムの人々が陰口を言う中、彼女は必死で「バビロンでこんな良質なポーションが手に入るのは自分の店だけです!」と声をあげるが…
結局、誰にも相手にされなかった。
スラムの天才薬剤師
震えて地面に座り込む薬剤師。その姿はひどく惨めだが…しかし、彼女こそが孔子の探していた人。
11年後のハンターランキングで5位に入り、さらにギルド“錬金省”のマスターとなる天才薬剤師だ。
つまり彼女なら、孔子が求める霊薬を作れる。また今の時点でコネを作っておけば、確実な投資になるだろう。
そこで孔子は、薬剤師に1本2万ゴールド(超高額)の薬を依頼した。
提示された金額に彼女は悲鳴をあげるも、孔子は笑顔を浮かべたまま「注文お願いします」と言い切った。
『死して生きるSSS級ハンター』10話ネタバレ
天才薬剤師の実力

薬剤師に案内され、孔子は店へと入る。そして廃墟のように荒れ果てた店内で、作って欲しい薬のレシピ(背後霊が教えてくれた)を告げるとーーー
薬剤師はレシピを聞いただけで、反射神経を極限まで高める組み合わせだと理解した。
さらに何も言わずとも、薬の作り方まで当てて見せたのだ。
目を輝かせながら、薬の詳細をぶつぶつと説明しつづける姿はまさにオタク…専門家そのもの。そして彼女によれば、薬を作るには4日かかるらしい。
11年後であれば、購入に1年以上待たされる彼女の霊薬。しかしそれが、たった4日で購入できる。
その事実に、孔子は目をキラキラさせながら「4日なんて一瞬です」と答えた(なお薬剤師はキョトン顔)
薬を依頼した結果
「俺はまだ認めてないぞ」
スラムからの帰り道、背後霊は口を尖らせて告げた。彼は孔子の言葉が信じられず、彼女のことを”よくいるインチキ薬売り”だと思っているようだがーー
4日後。
商連が手配してくれた宿に、小奇麗になった薬剤師が現れた。
薬剤師は大きなダンボールを3箱抱えており、そこには30個ずつ霊薬が入っている。ちゃんと約束を守ってくれたのだ。
(やっほー!安上がりばんざーい!)
心の中で喜ぶ孔子。一方、背後霊はあんぐりと口を開けている。
そんな中、薬剤師は言いにくそうに質問した。
「今更聞くのもおかしいんですけど…なぜ私みたいな無名の薬剤師にこんな依頼を…?」
孔子が依頼した理由
依頼した一番の理由は、彼女が天才薬剤師だから。しかし理由はそれだけでなく、孔子は彼女の人柄も好きだったのだ。
都市で火事が起きたとき誰よりも早く現場に駆け付け、炎帝の本性も見抜いた人(3話参照)
つまり彼女は、実力があり心優しく、人を見る目もある。こんなに素晴らしい人と、仲良くならない手はない。
だから孔子は微笑んで「いい人そうだったからお手伝いしたんです」と告げる。そしてお互い頑張りましょうと手を差し出せば、彼女もまた微笑んでその手を握り返してくれた。
実践中、霊薬を使ってみる
翌日。
塔の3階にある”狩り場”にやって来た孔子。そこには複数のオークがゴブリンがいて、思わず「俺にはキツくないか…?」と呟くほどだ。
しかし、背後霊に言われたとおり霊薬を飲むとーー
その瞬間、ドクンと心臓が跳ねる。ぐわんぐわんと音が響いて頭が割れそうになる。
その様子をニヤニヤと眺めながら、背後霊は「これがまさに霊薬の効果だ」と告げた。
背後霊によれば、霊薬はあらゆる現象を普段より長い時間認識させてくれるもの。そして同時に、体内にあるオーラを感じさせるもの。
さらに彼は、オーラをどれほど自由自在に操れるかが勝負の分かれ目だと笑う。
そしてこの瞬間から、オーラを習得するための超スパルタ訓練がスタートした。
感想①錬金省主について思う事
9話の例のシーンについて

9話で登場した薬剤師の女性。彼女はギルド“錬金省”のマスターで3話にも出演していました。緑色の髪をした美人さんです。
11年後の世界では「天才薬剤師」と称される彼女も、最初からその実力を認められていたワケではありません。最初はスラムのような場所で下積みをし、当時は「ヘンテコ薬剤師」と遠巻きにされていた様です。
だからこそ孔子は、彼女とコンタクトを取りました。霊薬を安く手に入れつつ、かつ彼女自身と仲良くなるために。
それにしても、彼女があの状態からどうやって下剋上したのか謎ですね。実力があるとはいえ、あの性格だと商売するのも難しいでしょう。
どのようにギルドマスターまで上り詰めたのか、個人的にはその過程が気になりました。
10話について
ボロボロだった錬金省主ですが、10話では小奇麗になって再登場しました。孔子からお金を受け取ったおかげですね。
9話の彼女があまりに痛ましかったので、10話でものすごく安心しました。
感想②剣帝の訓練
10話のラストから、剣帝(背後霊)によるスパルタ訓練がスタートしました。
はい、嫌な予感しかしませんね。訓練なのにザップされそうです。霊薬の効果で強くなれるようですが、孔子の体調も悪そうですし次回が非常に不穏です。
そもそも剣帝の常識で訓練することが怖い。強すぎるがゆえに、とんでもない訓練方法をやりそうな気がします。
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