ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』のネタバレ感想です。7~8話の概要をまとめつつ、管理人の感想を紹介しています。
想定外の事態に襲われながらも、剣聖のスキルを入手した孔子。しかし目覚めると、見知らぬ男が隣にいました。若干ホラー展開(?)ですが、7話ではどうなるのでしょうか?
『死して生きるSSS級ハンター』7話ネタバレ
「剣の星座」の効果

見知らぬ男はこちらに背を向けたまま寝転がり、ぶつぶつと独り言を言っている。筋骨隆々とした体、白い道着、真っ赤な長髪。武闘家のような外見だ。こちらには気づいていない。
しかし孔子が「あのぉ…どちら様ですか?」と尋ねれば、ようやく彼は振り向き「カレンベリーの爺さん(=剣聖)はどこだ?」と周囲を見回した。
孔子は戸惑いつつも、改めてステータスウィンドウを確認する。するとそこには「剣の星座」の効果が記載されていた。
- 異世界の塔を99階までクリアした男の背後霊
- 100回目前にして挫折した悔しさで成仏できなかった
- 背後霊は、所有者にしか見えない
- この世界に物理的な干渉はできない
- ただし所有者の精神に「口を出す」ことは可能
スキル内容を知った孔子は、顔を青くして“異世界から来た背後霊”に告げた。
「オレ、あなた様をコピーしてしまったと思われます…」
すると背後霊は、ショックのあまり大声で叫ぶ。今すぐ俺を爺さんのところに戻せ!と彼は怒鳴るも、コピーしたスキルを返上する術などない。
そしてこの時、孔子は理解した。
剣聖がぶつぶつと呟いていたのは、独り言ではなく背後霊と会話をしていたのだと。
背後霊に事情を話す
孔子は今までの出来事を背後霊に話した。自分が11年後の未来から回帰したこと。そして剣聖に追われていること。全てを説明した。
話を聞いた背後霊は驚き、なぜか孔子の体をジロジロと見る。そして何を思ったのか、モンスターを狩る姿を見せろと指示した。
孔子の才能
言われるがまま森に来た孔子は、自前のナイフで“赤スライム”を討伐する。するとその姿を見た背後霊は「やはり俺の予想通りだ」と呟いた。
背後霊によれば、彼は生前“剣帝”と呼ばれる実力者だったそう。
そのため相手を見ただけで、ハンターとしての才能を見抜けるらしい。
さらに彼によれば、孔子は武術はてんでダメだが「死への恐怖心が欠落している」という稀有な才能があるのだと言う。
予想外の言葉に、驚く孔子。
思えば今まで、誰かにこんな風に褒められたことは無かった。ただ炎帝にゴミ扱いされたことが悔しくて、復讐のため4000もの死に立ち向かっただけ。
しかし今や「死」が才能になっていたのだ。
その稀有な才能に興味を持った背後霊は、孔子への協力を申し出る。
「剣聖と桁違いの強さを手に入れて、塔を征服するぞ!」
背後霊の言葉に、孔子はやる気にあふれた笑みを浮かべた。
『死して生きるSSS級ハンター』8話ネタバレ
強くなるために必要なもの
3日後の朝。
孔子は朝っぱらから背後霊に大声で起こされた。しかも時間は朝4時。早朝訓練をするとの事だが、単に暇なのだろう。だって背後霊は眠る必要がないから。
そして孔子は、ジャージに着替えて街中をランニングする。汗だくで走る彼の隣で、背後霊はフワフワ浮きながら語った。
「ゾンビよ。お前には根性以外の才能がない。ゼロもしくはそれ以下!」
ゆえに孔子が強くなるために、特別授業が必要なのだと彼は言う。そしてそれを受けるには相応の授業料が必要だとも。
そんな話をつらつらしながら、背後霊は「そろそろアタリを回収しに行くか!」と笑った。
宝くじで一攫千金
孔子は宝くじの当選金を受け取るため、ギルド「商人連合」のロビーを訪れた。
というのも彼は、炎帝から奪ったスキル「回帰者のゼンマイ時計」を悪用して、事前に1等の宝くじを買っておいたのだ。
そしてVIP専用応接室へと案内された孔子は、目の前の光景にポカンと口を開ける。
豪奢な台座の上に、5万3千ゴールド(約55億円分)のコインが山盛りになっていたのだ。
塔の中の利益を独占するギルド。ギルドマスターが“外の世界と物を交換できる”というチートスキルを持っている。なお、バビロンで唯一の宝くじの発行元でもある。
当選金の効果的な使い方
(これだけのお金があれば、一生ラクして暮らせるが…)
しかし孔子は、塔を征服してハンターの頂点になると決めたのだ。金はあくまで、頂点に立つための手段でしかない。
そのため孔子は、担当のアーサー・テイラーに以下の要望を告げた。
- 当選金は商連の金庫に預ける
- 商連の“名誉会員”の地位を買いたい
- 宿を手配してほしい
- マスコミに当選者情報を聞かれた場合、商連の“名誉会員”であることを絶対に知らせてほしい
これらの要望には、もちろん理由がある。
まず当選金を金庫に預けたのは、盗まれないため。そして商連の名誉会員になるのは、ギルドからの保護を受けるため。
炎帝のようにギルドに所属せず自分勝手に生きていると、当然ながら巨大ギルドからの牽制を受けるのだ。炎帝が聖女に毒を盛られたのも、それが原因だった。
要するに孔子は、ギルドの保護を利用しつつ身を守るために最良の提案をしたのだ。
孔子の要望を聞いたアーサーは、げんなりした顔で「徹底していますね…」と告げる。
実のところ彼は、孔子をカモだと思っていた。しかし予想に反して用意周到だったので困ったという訳だ。
・・・
恭しく礼をして退出するアーサーを、孔子は満足げな顔で見送る。
今まで復讐に集中するあまり、見過ごしていた回帰スキルのメリット。それを活用して、存分に楽しもうと考えていた。
感想|このスキル超強くない?
7話の感想

剣聖からコピーした―スキルは『剣の星座』でした。ランクはA+ですが、個人的には非常に強いスキルだと思っています。
超一流の武人から指導を受けられるという事は、つまり最短コースで強くなれるのと同じ意味ですから。
あの背後霊は、バビロンのトップハンターより高階層をクリアしています。異世界とはいえ、相当な実力者なのでしょう。
それこそ今の状況は、全世界でトップクラスの先生から指導を受けているようなもの。とくに近接戦がメインのハンターにとっては有難い状況ですね。
8話の感想
はい、やると思ってた。
回帰スキルのお約束、ギャンブルで一攫千金。絶対にやるだろうなと思ってました。だって金がないと武器もアイテムも変えないから。
そして孔子は自分で宝くじを当てたくせに、いざ当選金を目にすると絶句してましたね。わかる。
考察|今後のストーリーを予想
今後の展開ですが、当選金を使ってレアアイテムの購入にあてるのが妥当かなと思います。
8話にて背後霊は「孔子には特別授業が必要」と言っていて、彼によれば当選金は授業料とのこと。
という事は、孔子はこれから特別授業を行うのでしょう。
でも彼は武術がアレなので、普通の鍛え方はしないはず。多分、金に物を言わせた授業を行うのでしょう。いい結果を出すには、良い物が必要ですから。
そして特別授業のために必要なレアアイテムをそろえ、これからは滅茶苦茶な方法でガンガン自分を強化していくのかなと思います。
そして最終的に、タイトルのとおり「SSS級ハンター」になるのでしょう。