ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』の59話について、ネタバレと感想を紹介します。
『天魔実録』の世界が滅亡するまであと10日。しかし薬剤師の調査結果によると、治療薬が完成するまで100日かかるそうです。
しかし孔子は諦めずに、開発をつづけるよう薬剤師に頼みます。この先どうなるのでしょうか?続きを見てみましょう。
薬剤師はウイルスの研究をするため、薬王にサポートを頼む
治療薬を作ろう!
孔子は真剣な顔で、諦めずに最善を尽くしましょうと言う。恩人の頼みとあらば、薬剤師に断る理由はない。
そこで薬剤師は治療薬の開発に専念するため、薬王にサポートを頼むがーーその提案を聞くなり、薬王は険しい顔をした。
薬王はプライドが高いため、サポートに徹するなど屈辱でしかないのだ。
薬剤師のスキル
するとその時、薬剤師は自分のスキルカードを出現させる。彼女の目の前に浮かんでいるのは、金のカード1枚と銀のカードが3枚。
そしてあろうことか、彼女は自分のスキルを明らかにした。
血液検査から脳波検査までリアルタイムで行える。薬剤師が前もって保存しておいた薬剤も取り出して使うことができる。ただし2%の確率で誤診が起こる。
【生命診断書】
患者の状態を遺伝子単位で知ることができる。
薬剤師はこの2つのスキルを組み合わせて、誤診の確率を下げているらしいが・・・
それを聞いた薬王は、慌てて「なんでお前のスキルを俺に見せるんだ!」と叫んだ。
というのも自分のスキルを明かすなど、不利益にしかならないから。もし薬王が同業者にこの情報をもらせば、間違いなく痛手になるだろう。正気とは言えない行動である。
しかし薬王に指摘されても、薬剤師は表情を変えずに淡々と答えた。
「情報を漏らすなら、そうしてください。けど、今回の治療剤の製作についてはしっかりサポートしてください」
1日でも早く治療薬を作るには、薬王のサポートが必要。だからこそ薬剤師は、自分のスキルを明かしたのだ。
口論の結果
さらに薬剤師は、薬王をあおる。
「私を見たくないのでしょう?幼くてドジで世間知らずな、私のような人が才能を持っているということが腹立たしいでしょう?でも今回、私をサポートしてくれれば今まで私が作ったレシピを全部差し上げます」
その言葉にとうとう薬王はキレて、薬剤師をビンタする。彼女のセリフがあまりに傲慢で気に食わなかったようだ。
しかし彼女は頬を赤く腫らしながらも、先ほどと同じく冷静に、ゾンビウイルスは自分が分析すると告げる。その結果、2人の間には険悪なムードが漂うがーー
2人はすぐに座り込み、ゾンビウイルスの研究を始めた。
ゾンビウイルスの研究をしつつ、孔子は”真実”を探る
ゾンビウイルスの研究は進む
ゾンビウイルスの研究を手伝うため、孔子たちはサンプルとなるゾンビを捕獲しながら日々を過ごす。天部門主はもちろん、天魔たちも手助けしてくれた。
そして黙示録に落ちてから一週間後。
ある吹雪の日、薄暗い洞窟の中で天魔と2人きりになった時、孔子は気になっていたことを質問した。
「天魔様と盟主様は武術の達人ですが、力は無限ではありません。いつ力が尽きるのですか?」
天魔も盟主も、内功を使ってゾンビ化を食い止めている。しかし達人とはいえ、そんな無謀なことを永遠に続けることはできない。
すると天魔は悲しげに笑いながら、本当に聡い子だな…と言う。
実を言うと、天魔たちの力が尽きるまで何日も残っていないのだ。そして力が尽きれば、体を動かせなくなる。
そして天魔はうすく微笑んだまま、自らの本心を打ち明けた。
彼女は怖いのだ。
内功が消滅するのが怖い。夜が明けた時に、部下だったキョンシーたちが消えるのが怖い。自分があの盟主を倒せなくなることが怖い。
そして自分と盟主が、ともに動けなくなる日がくることが怖いのだ。
天魔視点
その日の夜。いつものように天魔と盟主は、洞窟の奥にある粗末な寝床で横になる。
そんな中、盟主がポツリと呟いた。
「すまない。もうこれ以上、体を動かすことはできない」
そう告げる彼の瞳からは涙が流れていた。
『死して生きるSSS級ハンター』59話のネタバレと感想
59話のネタバレ感想①鬱展開スタートか?
はい、鬱展開に入りましたね。
天魔たちは武術の達人なので気功(?)のような力を使って自身のゾンビ化を防いでいますが、それも長くは続きません。盟主はもう動けないようです。
このままでは、じきに天魔も動けなくなるでしょう。
薬剤師も薬王もがんばって研究を進めていますが、もう回帰しないと手遅れなのかな…という印象です。
59話のネタバレ感想②薬剤師のあおりスキルが高い件
そして今回、薬剤師の隠された一面が明らかになりました。薬王を煽りまくり、私のレシピを全部あげるから助手をやれとまで言い出す始末。
この子、仕事のことになると人格が変わるんですね。
薬剤師は善良かつ常識的な人ですが、天才の性なのか変わった面も持ち合わせているようです。