漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の62話のネタバレと感想です。
前回、ベロニカは自分の神聖力を上げる方法に気付いてしまいました
その一方でアリアは、バレンタイン家のみんなを助けるため1人で調査を進めますが打開策は見つかるのでしょうか?
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大公・トリスタンの現状|念願のニート生活を送る
なぜか発狂しないトリスタン

アリアの義父・トリスタンは現在、念願のニート生活を送っています。
彼は本来なら力を失うとともに狂っていくはずでしたが、そんな素振りは全く見せず、今も優雅にワインを飲んでいるのです。
それを見たアリアは遠回しになぜ平気なのか聞くと、トリスタンは「君の歌のおかげだ」と答えますがーーー
アリアの経験からすれば、それはおかしな話でした。なぜなら前世では、セイレンの歌を長期にわたり聞いた人はみんな狂ったからです。
しかし同時に、彼女は気づきます。もしかすると誰かがアリアに濡れ衣を被せただけで、本当は別の原因があるのかもしれない…と。


ガブリエルとの会話中、呪いのネックレスが発動してしまう
ネックレスの効果が判明する
アリアは疑問を解くため、ガブリエルを探します。
彼女が一番恐れたのはロイドが歌に狂ってしまうこと。でももしかしたら、それ自体が起こらないかもしれません。
・・・
ガブリエルは剣の訓練中だったため、アリアが会いに行くとうっかり手を切ってしまいます。そのため彼女は心配しますがーーー
ガブリエルに近づいた途端、身に着けていた『呪いのネックレス』が彼の血に反応します。さらに次の瞬間、アリアの瞳は金色――つまり神聖力の象徴――に変化していました。
つまりこのネックレスは、相手の神聖力を吸収して着用者が使えるようにするアイテムだったのです。


ガブリエルは宝石を欲しがる
ネックレスの効果を知ったガブリエルは、真剣な面持ちで「その宝石を私に下さいませんか?」とアリアに頼みました。
彼が敬愛するベロニカは自分の神聖力の少なさを嘆いているため、プレゼントしたいと考えたようです。
「その方(=ベロニカ)は神聖力が少なく、そのせいでいつも苦しんでいます。苦しむ人々をあまり助けてあげられないと思っているからです」
引用元:セイレン62話
しかしアリアはその申し出を断り、相手のエネルギーを吸い込んで殺すほど危険なものを、大切な人にあげるの?と聞き返します。
すると彼は自分の失言に気付いたらしく反省するのでした。
ベロニカの犯した大罪
この時、アリアは考えます。
きっと前世では、聖遺物と呪いのネックレスを見つけたのはガブリエルだったのでしょう。そしてネックレスの効果を知るや否や、ベロニカにあげたに違いありません。
そして彼女は人の神聖力を吸って自分の糧にしたと考えられますがーーー
では、どうやって神聖力を持った人の血を吸ったのか?この点について、アリアは心当たりがありました。
過去の人生では大神殿で『神官殺人事件』が何度も起きており、死体は血もエネルギーも全て吸われた状態で発見されたのです。
この事件は結局のところ未解決のままでしたが、同時期に遅ればせながら神聖力が発現し、教皇庁からピエタ帝国に派遣された人がいました。
その人こそが聖女・ベロニカ。つまり彼女が『神官殺人事件』の犯人なのでしょう。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』63話のネタバレはこちら
まとめ|セイレン〜悪党と契約家族になった〜62話のネタバレと感想
62話のネタバレと感想

アリアの前世では『神官殺人事件』というヤバイ事件が起こっており、1年間にわたり多くの神官たちが犠牲になりました。
なお死体は酷い状態だったため、当時は人間の仕業ではないと判断されてバレンタイン大公が犯人扱いされたそうですがーーー
今回のストーリーを読んでわかるとおり、ロイドもトリスタンも無罪。犯人はベロニカで、自分の神聖力を高めるために他人を無差別にコロコロしていたようです。
自傷行為に走ったあたりで気付いてましたが、この子は単なる悪人というより狂人と言うべきかもしれませんね。
一体なにが彼女をこれほどの凶行に駆り立てるのか分かりませんが、ひとまず普通の精神状況ではないのでしょう。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』63話のネタバレはこちら