漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の58話のネタバレと感想です。
今回は久しぶりにベロニカ視点で物語が描かれます。聖女とは名ばかりで残酷な彼女ですが、ガブリエルが去った後どのように過ごしているのでしょうか?
ストーリーの続きを読んでみましょう。
>『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』ネタバレ全話はこちら
目次
ベロニカ視点|自分の思い通りにならず激怒する
性悪な聖女・ベロニカ

聖女ベロニカは苛立っていました。
というのも他の神官から、バレンタイン邸に行ったガブリエルが彼らのために祈りを捧げているという報告を聞いたからです。


その後ベロニカは歯嚙みしながら廊下を歩いていると、神官2人の噂話―――シャトー伯爵が孤児院の子供たちに非常な行いをしていた件について―――を立ち聞きします。
そこでベロニカはこの状況を利用しようと考え、聖女らしい顔をつくって彼らの傍に寄ると「孤児院の子供たちを救いに行かせてください」と話しかけました。
「大きな傷を受けた子供たちを慰めてあげるべきではないでしょうか。私が直接行って助けてあげたいのです」
引用元:セイレン〜悪党と契約家族になった〜57話
アリア視点|呪いのネックレスについて調査する
呪いのネックレスの効果
その日、アリアは呪われたネックレス(25話参照)について調べるため、ガブリエルに神聖力を注いでみて欲しいとお願いしました。
魔力や妖力を注入しても何の反応もありませんでしたが、彼が神聖力を注ぐとネックレスは輝きを放ちます。
しかしその瞬間、彼は顔をしかめてネックレスから顔を離しました。
というのも今、このネックレスが意志を持って神聖力を吸い取ろうとしている気がしたのです。


その後ガブリエルは、自分が未熟なせいでネックレスの使い方すら正確に分かりません……と謝罪します。その表情は辛そうですが、アリアとしては後日使い方を調べれば良いだけなので問題ありません。
そこでアリアは微笑みながら『これは二人だけの秘密ね?』と告げると、彼は頬をそめて頷くのでした。
アリアは11歳になり、色々なことを経験する
アリアは11歳の春を迎える
時は流れ、アリアは11歳の春を迎えます。ひ弱だった彼女は、今や乗馬ができるほどに成長しました。
そしてある日、大公妃・サビナと一緒に庭を散歩していると「剣術は私が教えてあげる」と提案されます。
実のところ剣術はロイドに教えてもらう予定でしたが、サビナがあまりに美しいのでアリアはつい承諾してしまうのでした。


アリアは11歳の夏を迎える
アリアが庭で休憩していると、しかめ面のロイドが現れて「母さんとの剣術の訓練は楽しいか?」と皮肉を言いました。自分が教えてあげられるのは剣術くらいなのに、その役割を取られたため面白くないのだと彼は語りますがーーー
それを聞いたアリアは呆れます。
アリアの本当の夢を叶えられるのはロイドだけなのに、彼自身はそれを分かっていないのですから。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』59話のネタバレはこちら
まとめ|セイレン〜悪党と契約家族になった〜58話のネタバレと感想
58話のネタバレと感想|ベロニカの悪だくみについて
冒頭シーンの補足

今回は久しぶりに聖女・ベロニカが登場しましたが、この子は相変わらず性格が歪んでいますね。
ガブリエルがバレンタイン邸でつつがなく過ごしていると聞いたときも、彼女は「酷い目に遭っていると思ったのに!予想が外れた!」と怒っていました。
恐らく彼女は、傷ついたガブリエルを慰めて自分に心酔させようと企んでいたのでしょう。
精神的にダメージを受けている人って、とにかく騙されやすいですから。詐欺師の常とう手段ですね。
ベロニカの次なる計画
ベロニカはどうやら、シャトー伯爵の孤児院を利用しようと考えているようです。彼女のことなので、エグイ計画を思い付いたのでしょうね。一体何をやらかすのやら・・・
ベロニカの性格的に、孤児たちを自分の手駒にしようと考えているのかもしれませんね。傷ついた子供たちなら、表面だけは天使のようなベロニカにすぐ懐くでしょうから。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』59話のネタバレはこちら
あー
11歳でしたね。
私が間違ってました。すみません。
良かった!私がミスしたのかと思っちゃいました笑