漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の55話のネタバレと感想です。
ヴァレンタイン家では世代交代の時期が近づき、そのせいで前回トリスタン大公が暴走してしまいました。果たしてアリアはこの先、悪魔の悪意を止められるのでしょうか?
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目次
トリスタン大公は『悪意』のせいで不眠症に苦しんでいた
トリスタン大公の現状

トリスタン大公の様子が気になったので、アリアは彼の部屋を訪ねます。
思ったよりは平気そうに見えますが彼の目の下にはくっきりと隈があり、さらに話を聞けばここ10日間で合計1時間しか眠れていないそう。
悪魔の悪意によって汚染された彼は不眠症になり、黒かったその瞳は今や灰色にくすんでいます。


またこの時トリスタンは他人事のように、近いうちに自分は会話すらまともにできない状態になるだろうと言いました。
あなたを助けるために来ました
トリスタンと会話をしていくうちに、アリアは理解しました。
彼はアリアが『歌』を歌えると知っていて誰よりもその能力を必要としていたのに、今まで一度も歌うよう強要しなかったのです。


するとアリアは何かを決心したような表情で、彼にメッセージカードを渡します。そこには彼を助けたいというアリアの切実な願いが綴られていました。
『私の歌はどこにでも届きます。戦場にも、貧民街にも、レンガの間に咲いた野花や、いつも踏みにじられる道端の石ころにも。地獄でも、悪魔でも。あなたを蝕む闇があるなら私にください。そのために来ました』
引用元:セイレン55話 アリアの台詞
アリアは子守唄を歌うため、大公の寝室に忍び込むが・・・
子守歌を聞くと、大公は〇〇した
その日の夜、アリアはトリスタンの寝室に忍び込みます。そしてベッドに横たわる彼の傍で、子守歌(ただし妖力は込めていない)を歌ってあげますがーーー
彼は狸寝入りをしていたため、途中まで聞いてブフッ!と笑い出します。自分のために可愛らしい子守歌を歌うアリアの姿がツボにはまったようです。
とはいえアリアは真剣そのものなので、笑われたことに腹を立てて部屋を出て行こうとします。
すると大公はアリアの服を引っ張り「行かないでくれ」と引き止めました。その顔は相変わらずにやけたままですが、本当に眠れそうだったのでもう一度子守唄を聞かせて欲しいそうです。
そのためアリアは彼の手に触れながらもう一度子守唄を歌ってあげると、効果があったのかトリスタンはやがて眠りに落ちます。
その顔は普段と比べ、安らかな表情をしていました。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』56話のネタバレはこちら
まとめ|セイレン〜悪党と契約家族になった〜50話のネタバレと感想
50話のネタバレと感想|結婚おめでとう!

トリスタンは子守唄を聞いたとき爆笑していましたが、これはアリアが可愛くて仕方がなかったのでしょうね。
幼い子供がこっそり寝室に入ってきて、自分のために「ねんねんころり~♪」と子守唄を歌い出したのですから。しかも義理とはいえ自分の娘なので、こんな事をされたら可愛くてたまらないはず。
アリアはこのシーンで拗ねていましたが、トリスタンは別にバカにしている訳ではないしセイレンの歌の効果もちゃんと分かっています。
それでも義娘があまりに可愛いので、つい笑ってしまったのでしょう。
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